プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.10 ー LESLIE WEST(MOUNTAIN)『MOUNTAIN』

スタッフ増田です。

ロックが怒涛の複雑化を遂げ、ハード・ロックやプログレッシヴ・ロックといった新たなる音楽が誕生していった1969年からちょうど50年。それを記念し、カケレコWEBマガジンでは「1969年デビュー・アルバム特集」を連載中!

今回取り上げるデビュー作はCREAMを手がけた名プロデューサー、フェリックス・パパラルディによって見出されたレズリー・ウェストの69年作『MOUNTAIN』

ソロ名義ではありますが、タイトルからも分かる通り、後に彼が率いるロック・バンドMOUNTAINの原型であり0作目とも言えるこの作品。

英国から登場したLED ZEPPELINが世界中にハード・ロックの波を湧き起こしていった当時、「アメリカのハード・ロック」としてGRAND FUNK RAILROADと共に名を馳せたMOUNTAINは、いったいどの様に誕生していったのでしょうか。その軌跡を辿ってみましょう!

レズリー・ウェスト

MOUNTAINと聞いてまず思いつくのは、その巨体も印象強い名ギタリスト/ヴォーカリスト=レズリー・ウェストの存在。彼のキャリアはかのラモーンズの出身校でもあるフォレスト・ヒルズ高校に通っていた際、弟のラリーや学友たちと共に結成したガレージ・バンドVAGRANTSに端を発します。

VAGRANTSは結成から一年ほどで早くもセミプロ・レーベルの目に留まり、65年にシングル・デビュー。翌66年にVanguardレーベルに移籍し2枚のシングルを、さらに67〜68年にはアトランティック・レコードの子会社ATCOレーベルから3枚のシングルを続けてリリース。この時ATCOレーベルで出会ったのが、後にMOUNTAINを結成するベーシスト兼プロデューサーのフェリックス・パパラルディでした。

彼は68年に「A Sunny Summer Rain / Beside The Sea」というシングル一枚をプロデュースし、VAGRANTSからは手を引いてしまいます。結局バンドは大きなヒットを残さずに解散してしまうのですが、パパラルディは「あの太ったギターの小僧は使える」とウェストに光るものを見出し、「もっとギターを練習するように」と彼に助言を残していったのでした。

♪A Sunny Summer Rain / Beside The Sea

試聴 Click!

フェリックス・パパラルディ

一方レズリー・ウェストと並ぶMOUNTAINの重要人物、フェリックス・パパラルディは1939年ニューヨーク生まれ。ミシガン大学に入学しクラシックの作曲法やヴィオラなどの楽器を学ぶも、形式的なクラシックの世界にうんざりして同校を中退。米国陸軍憲兵や百科事典売りなどの変わった職を経験したのち、フォーク・ムーブメント沸き起こるNYのグリニッチ・ヴィレッジにてアレンジャーやベーシストとして活躍しはじめます。

そんな彼が特に一目置いたのが、66年に『FRESH CREAM』でデビューしていた英国のバンドCREAM。67年NYで彼らのステージを目撃したパパラルディはそのサウンドに感銘を受け、彼らのプロデューサーになることを申し出ます。

パパラルディは妻のゲイル・コリンズ(後にMOUNTAINの作詞およびジャケット・アートを担当)と共に「Strange Brew」や「World of Pain」といった楽曲を提供。また後にクラプトンの「レイラ」も手掛ける名エンジニアのトム・ダウドも引き連れ、67年に傑作2nd『DISRAELI GEARS(邦題:カラフル・クリーム)』を創り上げます。

エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーといった個性の強い三者三様をまとめ上げるプロデュース力、また次作『WHEELS OF FIRE(クリームの素晴らしき世界)』では自らもヴィオラやオルガンを演奏するなど、クラシックを学んだからこその多様な音楽性の導入。ヘヴィさと複雑性の融合というハード・ロックの雛形は、パパラルディがその一角を作り上げたと言っても過言ではないかもしれませんね。

MOUNTAINの在庫

  • MOUNTAIN / MOUNTAIN

    LESLIE WEST名義でリリースされた1st、69年作

    今作は1969年発表の作品で、元々はパパラルディ・プロデュースによるレズリー・ウエストのソロ・アルバムの予定だったが、レコーディングの途中でマウンテンの構想が持ち上がり、事実上のデビュー・アルバムとなった。ウッドストックへの出演がきっかけでそのパフォーマンスの凄さが話題になり、ポスト・クリームの座を見事に射止めたともいえる。

  • MOUNTAIN / CLIMBING !

    米ハードの代表格、70年作

  • MOUNTAIN / FLOWERS OF EVIL

    米ハード代表格、71年作

    アメリカン・ブルース・ハード・ロックの重鎮、マウンテンの2nd。レスリー・ウェストのギターが冴え渡る名作です。

  • MOUNTAIN / NANTUCKET SLEIGHRIDE

    アメリカン・ハードの代表格、不動の人気を確立した71年リリースの最高傑作!

  • MOUNTAIN / TWIN PEAKS

    LESLIE WEST率いる米ハード・ロックの名グループ、74年作

    1973年8月30日、大阪厚生年金会館でのマウンテンの来日公演の模様を収録したライヴ・イン・ジャパンレズリーの生々しいギターの音色、ブイブイ唸るパパラルディの歪んだベース、バンドのバトルが音の塊になって耳に飛び込んできます当時LPではC面、D面に分かれて収録されていた「ナンタケ」はその当時のライヴ通り繋がって、30分以上にわたる大作となってます(途中でベースで「サクラ、サクラ」のフレーズも)。「日本が世界へ誇る」LIVE IN JAPAN…全ての日本人のロックに携わる皆さんに聴いてもらいたい「逸品」です。1973年作品。

  • MOUNTAIN / VERY BEST OF MOUNTAIN LIVE

    ライヴベスト、全12曲

「MOUNTAINの在庫」をもっと見る

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

文・後藤秀樹

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。