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重厚なヘヴィ・リフ、ダーク且つドラマティックなハード・ロック・サウンド~いらっしゃい、世界のサバス・フォロワー

芹沢さん「皆さん、こんにちは。芹沢総一朗です。」

カケミちゃん「ハーイ!皆さん、こんにちは!カケレコ・ヴィレッジ、2012年度ハード・ロック島キャンペーン・ガール、カケミです!」

芹沢「今日のエアラインは、昨日カケレコくんが紹介してくれたレッド・ツェッペリン・フォロワーに続いてブラック・サバス・フォロワーを探す旅に出ようと思います。カケミちゃんにはハード・ロック島の主として素晴らしいコメントを期待しているよ。」

カケミ「よくぞ呼んでくれました。アタシは除夜の鐘の代わりにブラック・サバスの「BLACK SABBATH」イントロの鐘で行く年来る年しちゃうくらいの信者よ。任せなさい!」

セリー「おおー凄いな、カケミちゃん。何ヶ月かカケレコ・グリーティング(カケレコ発行のミニコミ)の4コマから姿を消していた間に凄みが増したんじゃないか。」

カケ「ふふふ」

セ「それじゃあ、まずはブラック・サバスから掛けようかな。どれ、おじさんが取ってあげようかね。何にするね?」

カ「うーん・・・・・・じゃあ月一回、西新宿に向かう電車の中で気合を入れるために掛けているあの曲で!」

『BLACK SABBATH/MASTER OF REALITY』1971年

芹沢さん「カケミちゃん、「CHILDREN OF THE GRAVE」で気合を入れて西新宿に繰り出すとは侮りがたいな」

カケミちゃん「芹沢さんも闘いのテーマ曲ぐらいは持っておいたほうがいいわよ。」

芹沢さん 「それは次回までの宿題にしといてくれ、カケミちゃん。ブラック・サバスは黒魔術を題材としたハード・ロック・グループとして先駆者だね。」

カケミちゃん「肝はやっぱりオジーのヴォーカルと、ズドーンと沈み込んだ重々しいアンサンブルが特徴ね。執拗なヘヴィ・リフやダークな轟音ヘヴィ・サウンド、ドラマティックな楽曲構成は世界中のロック・バンドに影響を与えているわ。今回はその中でも通好みなラインナップで揃えてみたので期待してね。ちなみに90年代以降のヘヴィ・ロック、ドゥーム、ストーナー勢に最もストレートに伝播した音楽性なんだけれど、今回は除外したわ。」

芹沢さん 「「CHILDREN OF GRAVE」に話を戻すけど、カケミちゃんが闘いのテーマ曲にしているだけにイントロのパーカッションから期待感を煽り、禍々しいギターリフが突き抜けていくハイ・エナジーな曲だね。」

カケミちゃん「猛烈なうねりで聴くものを飲み込む、そんな曲ね。中盤にあるハッタリを効かせた大仰なギター・ソロには恍惚しちゃうわ。」

・・・・・・・

芹沢さん 「それではいよいよ最初のサバス・フォロワーを紹介します。アメリカ出身のPOOBAH、曲は「STEAMROLLER」!」

『POOBAH/STEAMROLLER』1979年

カケミちゃん「アメリカのグループで、ここまで重くシリアスなアンサンブルってのは珍しいわ。特に粘っこく引きずるようなギター・リフに拘りを感じるわね。ただ、ヴォーカルの堂々たるシャウトがオジーというよりもイアン・ギランな感じね。」

芹沢さん 「確かに。(くっ、カケミちゃん私に「確かに」と言わせるとはやるじゃないか)それにしても、1979年にしてこんなヘヴィー・サウンドをやっているなんて凄いグループだね。」

カケミちゃん「そうね。そういった時代性とアメリカというお国柄が関係しているのか、かなりメロディーはキャッチーで親しみやすい音楽に仕上がっているわ。フレンドリー・サバスね。」

芹沢さん 「それでは次の国スイスに参りましょう。TOADの2ndより「Thoughts」をどうぞ! 」

『TOAD/TOMORROW BLUE』1971年

芹沢さん 「このグループはカケレコくんのZEPフォロワー組とドラフト会議で散々揉めたんだよね」

カケミちゃん「そうね。そもそもTOADってブリティッシュ・ハード・ロックの素晴らしい所をあますところなく吸収したグループだから、色々な要素が入り交じっているのよね。」

芹沢さん「ただこの疾走感溢れるギター・リフからミドル・テンポへずっしりと落としていく導入はサバスっぽい感じだぞ。」

カケミちゃん「そうね、この辺りに関してはかなりサバスっぽいと思う。もしくは今思ったのだけど初期RUSHっぽいところもあるかな。とにかく、ブルージーなハード・ロックを基調として叙情味あるギター・ソロなどドラマティックな楽曲構成が素晴らしい名曲ね」

芹沢さん 「確かにこれだけのクオリティなのになかなか知名度が上がらないのは実にもったいない。おっと、そろそろ次の国を紹介せねば。スタッフK推薦、ギリシャのサバスことVAVOURA BANDの発掘ライブより「LOVE STRUCKEN’ MAN」!」

『VAVOURA BAND/LIVE: THE EARLY DAYS』

カケミちゃん「これでもかと掛かったディストーションとモコモコと籠もった雰囲気は正しくサバスね。よたよたしたアンサンブルは違う意味でスリリングだけど、ブルージーなフレーズを連発するギターが素晴らしいわね。ハイ・トーン・ヴォーカルもカッコつけ過ぎな気はするけど、なかなかいいわ。」

芹沢さん 「そういえば、カケレコで同時に入荷している彼らが担当したサントラ盤では、ジャーマン・エレクトロに変身していてビックリしたな。」

カケミちゃん「生き残るためには色々大変なのね。とにかくこのグループの重厚なヘヴィ・グルーヴは本物よ。」

芹沢さん 「それでは次はダークなハード・ロック・サウンドのメッカ、ドイツより・」

八重樫さん「ちょっと待ったあ!!」

芹沢さん「オサムちゃんじゃないか、どうしたんだ一体。突然乱入して。今、世界各国のサバス・フォロワーを紹介していて忙しいんだ。鍋は食べるから、おじやも食べてあげるからお家で待っていてくれ」

八重樫さん「そうじゃなくて!せりざわよぉ、最近、カケレコですげーの見つけちゃったんだよ。ギリシャのサバスならコイツの方が凄いぜ絶対!」

カケミちゃん「うーん、八重樫さんもせっかく来てくれたんだし、掛けてあげましょうか。」(どーせ大したことないに決まっているわ)

八重樫さん 「裏ではフッフン呼ばわりするカケミちゃんだが、表では優しいぜ!それではお言葉に甘えて。MANTICORE’S BREATHで「YOUR TRUTH IS A DEAD GOD」、訳して「おまえの正体は死神だ」!聴いてください!」

『MANTICORE’S BREATH/DEATH BREATH』2011年

芹沢さん 「おおー、新鋭グループだったのか。今回は新しいバンドは外していたから反則な気もするが。。しかし、イントロだけ聴くとそれにしても再結成サバスのアルバムです、と言われてもたら信じてしまいそうだな」

八重樫さん 「そうだろう。重々しく刻まれるギターリフとパワフルなリズム隊が絡みあって生み出される強烈なウネリ、暗く沈み込むオルガンによる重厚なドラマティックさと叙情性。ヴィンテージ・ハード・ロックとしては相当レベルの高いグループだぞ」

カケミちゃん 「さすがに声質まではマネ出来なかったみたいだけど、荒々しくシャウトするヴォーカルもかっこいいわ。これは八重樫さんに一本取られたわね。いいグループを紹介してくれてありがとう」

八重樫さん 「いやいや、礼には及ばない。またいつでも呼んでくれてイイトモ。じゃあねー。」

(本当は晩御飯のキムチ鍋(+おじや)を全部食べてしまったことを謝りに来たのだが、流れを壊しては申し訳ない。八重樫治は気配りのできる男としてはさっそうといずこかへ去るのであった)

カケミちゃん 「それでは最後のグループは日本からご紹介。京都出身のブルース・ロック・バンドTOO MUCHのアルバムからグリース・イット・アウッ!!!」

『TOO MUCH/TOO MUCH』1970年

芹沢さん 「メロトロンの曲なんかも入っていたりして、アルバム全体だとバラエティに富んでいたので分からなかったが、こうして聴いてみるとかなりサバスな感じがするね。」

カケミちゃん 「ディストーションを掛けたヘヴィなギター・リフ、東洋音階をベースとギターがユニゾンするソロ・パート、ハッタリを利かせたハイ・トーン・ヴォーカルなど、とにかく全編素晴らしいわね。」

芹沢さん 「まったく・・・・おや、そろそろ終わりかな。こ、このエコーはもしかして「胸いっぱい・・・」

カケミちゃん 「シー、あくまでもTOO MUCHは日本のサバスです。言い切る勇気。」

芹沢さん 「強いな、カケミちゃんは。さて、これでブラック・サバス・フォロワー周遊の旅は終了だね。帰って治の作ったキムチ鍋をごちそうになるとしよう。」

カケミちゃん 「それでは皆さん、また今度お会いしましょう。」

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