2019年1月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。新年に入り暫く経ちました。
皆様はカレンダーはどのようなものをお使いですか?
今年は亥年なので、勇ましいイノシシや可愛らしいうり坊がプリントされたカレンダーが多いですね。
さて今週は、「亥(豚)ジャケ」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
イノシシのジャケットは無かったので、すべて豚になりましたが、どうぞご覧ください。
第一日目は、ピンク・フロイド『アニマルズ』です。
英ロンドンはバタシー発電所の上を、豚が飛んでいるジャケットが有名ですね。
1977年1月23日に発売された今作は、ジョージ・オーウェル『動物農場』に着想を得て、社会に生きる人間を豚や犬、羊に例えて批判したコンセプト・アルバムです。
今作の中で「豚」は、富や力を持ち、社会の頂点で人々を支配する存在として描かれています。
作品中最も「豚」をフィーチャーしたB面「Pigs (Three Different Ones)」は、財力/権力/道徳それぞれで人を支配する「豚」について描いた作品。
じっくり歌詞を読むと新年早々陰鬱な気分になってしまうのですが、まるで現代社会をも予言したかのような内容は、時代を超えた普遍性を持っています。
リック・ライトの不穏なオルガンのフレーズ、デヴィット・ギルモアの反復するギター、そしてロジャー・ウォーターズの殺伐としたヴォーカルと、ニック・メイソン隙のないドラミングが重なり合った硬質で重厚なサウンドで、重々しいコンセプトを見事に表現しています。(みなと)
本日の豚はJETHRO TULLの初代ギタリストとして知られるミック・エイブラハムスを中心とするバンド、BLODWYN PIGの69年デビュー作『AHEAD RINGS OUT』。
初期JETHRO TULLでイアン・アンダーソンと共にバンドの主導権を握っていたミックですが、ブルース・ロックやジャズ・ロックを志向するミックとよりプログレッシヴな方向を目指すイアンとで意見が割れ、1stリリース後に脱退。
そんなミックが自身の理想を追求するために結成したのがこのBLODWYN PIGです。
溌剌としたブラス・セクションを取り入れたファンキーでエネルギッシュなナンバーからCOLOSSEUMも彷彿とさせる渋く流麗なナンバー、ツェッペリンばりのソリッドなリフ炸裂するナンバーまで、どの曲もミックによるソウルフルなヴォーカル、脂の乗ったギターとムーディーなサックスの掛け合いがたまらなく格好いい佳曲揃い!
ジャズ・ロック好きは勿論、英国ハードやブルース・ロック好きにも是非聴いていただきたい名作です♪(増田)
今日はこちら。青い豚を抱えた、ドン・プレストンの68年作です。
レオン・ラッセル&シェルターピープルのギタリストとして活躍し、ジョー・コッカーの『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』にも参加したギタリストで、ジャケットの純朴な姿そのままに、ブルースへの熱い想いを形にした初ソロ作となっています。
シェルター・レーベルで同僚となるドン・ニックスの楽曲や、ウィルソン・ピケット、ボビー・ブランドなどのカバーを収録しています。
他の米スワンプ・ロックのミュージシャン、ジェシ・エド・デイヴィスやロジャー・ティリソン等のコク深い声質と比べるとやや薄味ですが、その少しB級の、青々としたボーカルがたまらない味わいがあります。
自作曲がまた素晴らしく、胸のすくようなど直球のブルース・ロックを奏でています。(みなと)
本日ご紹介する作品は英国のハード・ロック・トリオ、INCREDIBLE HOGの73年作『VOLUME 1』。
といっても彼ら、この一発で終わってしまったので、『VOLUME 2』以降は存在しないのですが…。
それはともかく、掘れば掘るほど名作揃いの70’sブリティッシュ・ハード。
この作品も例に漏れず、キレ良くドライヴ感のあるエレキ・ギターとノリの良いベース&ドラムのアンサンブル、そしてヴォーカルの張りのあるシャウトが大変小気味よい充実のハード・ロック作品となっています。
ブルージーなリフをゴリゴリと炸裂させるヘヴィな楽曲はもちろん、暖かみあるヴォーカルとアコギをフィーチャーした哀愁のバラードも絶品。
なおこのインパクト大の豚ジャケはドイツ盤デザインで、英国DARTレーベルからリリースされたオリジナルはこれよりも地味なロゴのデザイン、フランス盤はまた違った豚のデザインとなっています。
ジャケさえ良ければもうちょっと売れたんじゃないかなあ~と思ってしまいますが、そんな所も含めて愛すべきアルバムです。(増田)
最後のアルバムは、我らが日本よりセレクト。ジャパニーズ・ニューロックの傑作「PYG!」です!
ザ・タイガースより沢田研二(vo)と岸部一徳(b)、ザ・テンプターズより萩原健一(vo)と大口広司(dr)、ザ・スパイダースより大野克夫(key)と井上孝之(g)という、GSブームを牽引した3グループのメンバーが集結した、文字通りのスーパー・グループですね。
GSブームが終焉して久しい71年に、既存の表現にとらわれないサウンドを鳴らす「ニューロック」の領域へと乗り込んだかつてのGSの旗手たち。
しかし、参加したロック・フェスでは、GS出身バンドということで罵声を浴びせられたり物を投げつけられたりと、まさにバンド名の由来どおり「豚のように蔑まれても生きてゆく」という状況だったそうです。
そんな逆境の中で制作されたこのアルバムは、GS特有の切なくも情緒ある日本人らしい感性が、無骨なロック・ミュージックの中へと絶妙に織り込まれた名作といえます。
ワイルドなオルガン・ロック「戻れない道」、後期ビートルズのようなアシッド臭ある奇妙な音世界に誘われる「サンデー・ドライバー」、哀愁の長尺ブルース・ロック「やすらぎを求めて」などどの曲も魅力的ですが、やはりグッと来るのが「花・太陽・雨」。
アコギとエレピが虚空に響き合う哀切極まる演奏、そして2人のヴォーカリストを中心とする朗々とした中に青春期の憂いを秘めた歌声。静かに胸を打つ名曲です。(佐藤)
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16分を越える「Interstellar Overdrive」のフル・ヴァージョンと11分を越える「Nick’s Boogie」の2曲に加え、「Interstellar Overdrive」のビデオ・クリップ、ミック・ジャガーなど4人のインタビュー映像を収録。
盤質:傷あり
状態:並
若干カビあり
2枚組、24ビット・デジタル・リマスタリング、スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、定価3495
盤質:傷あり
状態:
帯無
帯無、スリップケースにいたみあり
67年5月から68年12月までのピンク・フロイドのBBC音源を収録した編集盤。シド・バレット在籍時の音源を14曲、シドが抜けてデイヴ・ギルモアが加入してからの音源を10曲収録。全24曲。シド在籍時の未発表曲「Vegetable Man」「Scream The Last Scream」のTOP GEAR出演時の音源や、2nd「Set The Controls」のシド在籍時バージョンなど、初期フロイドのファンにはたまらない音源満載。BBC音源なので、音質も良好!
シド・バレットが抜け、デイヴ・ギルモアが加入してからの4人編成での69年のラジオ放送音源をまとめた編集盤。69年5月の「TOP GEAR」出演時のBBC音源5曲、69年7月のBBC音源1曲、69年8月のアムステルダムはパラディソでのライヴ4曲を収録。すべてラジオ放送用音源のため音質クリア!
CD+DVDの2枚組ボックス、CD・DVDは日本プレス、(ボックスハードカバー・ブックレット・ポストカードは直輸入)、NTSC方式、リージョンフリー、帯・解説付・ブックレット付き仕様、定価5500+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
CD+DVDの2枚組ボックス、CD・DVDは日本プレス、(ボックスハードカバー・ブックレット・ポストカードは直輸入)、NTSC方式、リージョンフリー、帯・解説付・ブックレット付き仕様、定価5500+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
1枚は盤に傷あり
ハードカバーブックレット仕様、パッケージは直輸入・CDは日本プレス、16Pフォトブックレット付仕様、定価2400+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に小さいシミ・若干圧痕あり、その他は状態良好です
CD+ブルーレイディスクの2枚組、帯・解説付仕様、「ポスト・カード+24ページハードカバー・ブックレット」付き仕様、定価7020
盤質:傷あり
状態:並
帯有
若干カビあり
CD+ブルーレイディスクの2枚組ボックス仕様・各ペーパーケース仕様、ブックレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
1枚は盤無傷/小傷程度
68年5月のイタリアとオランダでのライヴ音源、そして同年7月のアメリカにおけるライヴ音源を収録。1stと2ndからのナンバーにロジャーのインタビュー音源を含む全9曲。
89年、イタリアのヴェネツィア公演を収録。87年リリース『鬱』のナンバーと、『狂気』『炎』『ザ・ウォール』からの代表曲を交えた全14曲。
映画『モア』のサントラとして69年にリリースされた作品。「シンバライン」「グリーン・イズ・ザ・カラー」など、ライヴの定番となった名曲を含む充実作。
ペーパーケース仕様、James Guthrieが新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年再発CD
盤質:傷あり
状態:良好
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの69年4th。「原子心母」で最初の成功を手にする直前の本作は2枚組みでのリリースとなっており、1枚目にはライブ録音、2枚目がスタジオ作という特異な編成。ライブテイクはバーミンガム・マザーズクラブとマンチェスター商科大学での録音であり、「太陽讃歌」や「神秘」など当時の彼らの代表曲が非常にパワフルに演奏されており、前期PINK FLOYDの貴重なアーカイブとなっています。一方でスタジオ作は、4人のソロ作品という趣であり、非常に実験的要素を感じる楽曲が収められています。
2枚組、スリップケース・ポスター付仕様、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:並
スリップケースにいたみあり
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの71年6th。その内容はサイケデリック・ロックの質感を残しながらもブルーズ・ロック、ハード・ロックのアンサンブルも取り込み、スペーシーな音像で迫る作風となっており、なんと言っても彼らを代表する1曲と言える大曲「Echoes」が大きくその存在感を放っています。ロックというジャンルに人間の精神性や虚無感など様々な要素を内包させ、音楽と言う枠組みさえも骨抜きにしてしまうような絶対的な個性に溢れた名盤であり、PINK FLOYDらしさが確立された必聴盤です。
ペーパーケース仕様、デジタル・リマスター、解説・歌詞対訳付き、定価2600
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤に目立つキズあり、若干スレあり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:
ペーパーケース仕様、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:良好
若干スレ・圧痕あり
ペーパーケース仕様、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー盤
盤質:傷あり
状態:良好
若干圧痕あり
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの73年8th。もはや解説不要なまでの英国70年代ロックを代表する傑作であり、アメリカのビルボードチャートにおいて200位以内に15年間に渡ってランクインするという記録を打ち立てたロックの金字塔です。人間の内面に潜む「狂気」をリアルに描いた作品となっており、Alan Parsonsによって丹念に編集された様々な効果音のコラージュ、シンセサイザーの効果的な登用、ヒプノシスによるジャケットアートなどトータルコンセプト・アルバムとして不朽の名盤と言えます。
SACD(ハイブリット仕様のためCDプレイヤーでも再生可)、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:良好
盤に研磨跡あり
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの75年9th。前作「狂気」を発表しツアーも成功のうちに終了、休業解散状態であったバンドが再びシーンに返り咲いた作品であり、創設時のメンバーSyd Barrettを想起させるテーマを盛り込んだ、Roger Watersの色濃いコンセプト・アルバムとなっていますが、その内容は「狂気」のクオリティーをそのままに別なベクトルへ向けて発信した傑作です。トータル志向という意味では確かに「狂気」に軍配が上がるも、各楽曲のクオリティーは全く見劣りせず、彼らの代表作の1枚に上がることも多い名盤です。
ペーパーケース仕様、スリップケース付き仕様(画僧はスリップケースです)、スタジオ・アルバム(11年リマスター)+未発表音源の2枚組、定価3700
盤質:傷あり
状態:並
帯有
タバコ臭・黄ばみあり、盤キズ多めにあり
2枚組、James Guthrieによる新規デジタル・リマスター、Storm Thorgersonがブックレットを監修した2011年リイシュー。ペーパーケース・スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)
盤質:傷あり
状態:良好
廃盤希少!SPECIAL LIMITED EDITION、デジパック仕様、(トールサイズ)SACD/CDハイブリッド、ポストカード6枚付き仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
廃盤希少!SPECIAL LIMITED EDITION、デジパック仕様、(トールサイズ)SACD/CDハイブリッド、ポストカード6枚付き仕様
盤質:無傷/小傷
状態:並
一部に小さいカビあり
ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの77年10th。「狂気」「炎」を作り上げたバンドのネクスト・ステージは、前作までバンドに漂っていた内省的な幻想性を取り払い、非常に現実的なテーマに基づいた強烈な社会風刺の作風となりました。資本家、ビジネスマン、労働者をそれぞれ豚、犬、羊にたとえた今までになくアクの強いコンセプト・アルバムであり、Roger Watersが、コンセプトのみならずバンドのサウンドに関する主導権をも掌握した作品となっています。
ベストセラーとなった前作「ウォール」で描ききれなかったロジャー・ウォーターズの心象風景をとらえた作品。ピンク・フロイド分裂の引き金となった問題作にして、フロイド作品に通底する狂気を集約させた一枚。
紙ジャケット仕様、復刻ポスター2種・オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚付仕様、98年デジタル・リマスター、定価1890
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
かすかにタバコのにおいあり
廃盤希少!紙ジャケット仕様、2枚組、88年オリジナル・マスター使用、オリジナルLPレーベル面レプリカ4枚付仕様、定価3780
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
情報シールあり
DVD、ロシア盤、NTSC方式、リージョン5(ディスクにはリージョンフリーと記載がありますが実際はリージョン5です)
盤質:傷あり
状態:良好
94年の「対(TSUI)」ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。アメリカ、ヨーロッパを回る77都市、110回の公演で300万人以上を動員したツアーは「史上最大の光と音のスペクタクルショー」として今や伝説として語り継がれるツアーとなった。荘厳なピンクフロイドの音世界とともに、史上最大のステージセット、複雑怪奇な映像を写し出す大円形スクリーン、目が痛くなるほどの光の洪水(ヴァリライトが生き物のように動き回り、レーザー光線が会場中を照らし出す)、牙の生えたブタが宙を舞い、巨大ミラーボールが光を放ち、これでもかと言わんばかりの花火の嵐・・・。まさに「美」としかいいようのない、それまでのコンサートの定義を大きく変えるものであった。今作の目玉はなんといっても「狂気」全曲再演収録。75年の最後の演奏以来19年振りに94年7月のデトロイト公演で復活。ここに収録されているのは、8月ドイツ、9月イタリア、10月ロンドンのライヴより。1-(2)の「天の支配」はUS公演ではオープニング・ナンバーだったのだが、誰もが度肝を抜かれたシド・バレット在籍時の1stアルバムからの曲。
三方背ケース入り特殊ブックレット仕様、2枚組、帯元から無し、定価4282
盤質:傷あり
状態:並
帯-
電球切れ、若干タバコのにおい・解説に黄ばみ・折れあり
72年2月20日ロンドンはレインボー・シアターでのライヴ音源、『狂気』をフルで演奏した冒頭10曲は高音質サウンドボード音源、そのほかはクリアなオーディエンス録音、72年と73年のライヴ音源2曲も収録
70年11月21日に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバル公演を収録したライヴ音源。収録曲は、
■ DISC 1
1. Astronomy Domine
2. Fat Old Sun
3. Cymbaline
4. Atom Heart Mother
5. The Embryo
6. Green Is The Colour
7. Careful With The Axe Eugene
■ DISC 2
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. A Saucerful Of Secrets
3. Just Another 12 Bar
4. More Blues
ジェスロ・タルの1st『THIS WAS』のギタリストとして知られるミック・エイブラハムズが、ブルース/ジャズ・ロック的な方向性を押し進めるべく、管楽器奏者のジャック・ランカスターらと結成したグループ。69年の音源5曲、70年の音源4曲、74年の音源8曲の全17曲のBBC音源を収録。タイトかつライヴ感溢れるリズム隊を土台に、ミック・エイブラハムズのブルージーなギターとジャック・ランカスターのサックスがぶつかりあうブルース/ジャズ・ロックはこれでもかとエネルギッシュ!音もクリア。曲の最初のDJもカッコ良いし、こんなのがラジオから流れてきたら、「なぬぬ」ってロックファンなら誰もがなるだろうなぁ。これはしびれます。
1942年に米カリフォルニアで育ったDon Prestonは、15歳の時に深夜のAMラジオで B.B.King、Lowell Fulson、Johnny Guitar Watsonに夢中になりギターを始めた。60年代にThe Penguins、The Coasters、The Olympics、Ritchie Valens、The Righteous Brothers、Gene Vincent等のバックを務めたあと、ロサンゼルスのナイトクラブで自身のバンドで演奏するように。70年代にはLeon Russellのバンド、Leon Russell and the Shelter PeopleやJoe Cockerの『Mad Dogs and Englishmen』のライブにも参加。『Mad Dogs and Englishmen』では2005年に出たデラックス版にDonが歌う「Further on Up the Road」が収録されており、ソウルフルな歌声を聴かせてくれる。またGeorge Harrisonの『The Concert for Bangla Desh』にも参加。『Blues』は1968年の1ST。自作曲を中心に、Wilson PickettやBill Medleyの曲も歌っている。John Fogertyにもう少し親近感を足したような親しみやすいストレートでソウルフルなボーカル。韻を踏んで畳みかけるように飛ばすパブロック風の曲や、ブルージーに歌いギターを鳴かせるスローな曲など、アルバム全体を通してスルッと気持ちよく聴けるスワンプロックとなっている。
ご紹介したようなオールタイムのプログレや60s/70sロックのCDで聴かなくなったものはございませんか? 査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」、是非一度お試しください!買取詳細&買取査定額の一例はコチラ↓
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