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「お月見アルバム」~『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!~

こんにちは。

9月に入り、段々と秋らしくなってまいりました。

ここ埼玉の北部、寄居では、夜になると鈴虫などの鳴き声があちこちから聴こえてきます。夏の蝉並みに、虫たちがリンリンと大合唱しています。

さて秋と言えば、お月見ですね。今年の中秋の名月は9月24日だそうですので、それに備えて今週は「お月見アルバム」というテーマでfacebookに投稿してまいりました。

ぜひご覧ください。

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9月10日(月):NEIL YOUNG / HARVEST MOON

まず最初にご紹介するのは中秋の名月(=Harvest Moon)をタイトルに冠したニール・ヤングの92年作、『ハーヴェスト・ムーン』です。

題名からも分かる通り、彼の代表作である72年の名盤『ハーヴェスト』の続編となる本作。

90年代前後のクレイジー・ホース名義で聴けるキレッキレのエレキギターは鳴りを潜めているものの、繊細なアコギと憂いのある歌声によって紡がれる哀愁あふれるナンバーの数々は70年代と全く変わらぬ素晴らしさ。

特にこの表題曲「Harvest Moon」が良いんですよ・・・こんなバラードを聴きながら秋の美しい月を見上げたら、若かりし頃、過去の恋人との日々を思い出してセンチメンタルな気分になってしまうこと間違いなしです(!?)。(増田)

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9月11日(火):KEVIN AYERS & THE WHOLE WORLD / SHOOTING AT THE MOON

今日取り上げるのは、ケヴィン・エアーズの70年作『月に撃つ』です。

「ケヴィン・エアーズ&ザ・ホール・ワールド」としてリリースされた今作。

アヴァンギャルドな志向を持ったメンバーの演奏と、ケヴィン・エアーズの捉えどころの無い魅力的なテナー・ボイスが合わさって、時にフリーキーに、時にフォーキーに、絶妙なバランスで展開していきます。

ブリジット・セント・ジョンが参加して、ウララ~♪とコーラスする「カキとトビウオ」も、のどかでたまらなく良い曲。

聴き惚れていると知らぬ間に月に連れていかれそうな、不思議なムードを持った作品です。(みなと)

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9月12日(水):KAREN BETH / NEW MOON RISING

今日はアメリカのSSW、カレン・ベスの75年作『NEW MOON RISING』です。

木管楽器のような軽やかなボーカルと、熟練ミュージシャンによる味わい深い演奏が本当に素晴らしい作品です。

ニューヨーク出身のカレン・ベスは、60年代中頃からグリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活動していました。

1st、2ndではアシッド・フォーク寄りの繊細な作風でしたが、3rdの今作ではジョン・サイモンにプロデュースを依頼し、ウッドストックのベアズヴィル・スタジオで録音。

ハーヴェイ・ブルックスやビル・キース、ジョン・ホール、ジョン・ハートフォード等といったウッドストック系のベテラン達がバックを固め、カレンのアコースティック・ギターを軸にした、豊穣で味わい深いサウンドとなっています。

聴くと自然と心が弾むようなメロディも抜群で、何度聴いても、その度毎に「いいなあ」と思える作品です。

ロングヘアをバッサリ切って佇む、月をモチーフにしたジャケットも素敵です。(みなと)

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9月13日(木):COLD SUN / DARK SHADOWS

本日ご紹介するのは隠れたUSサイケの傑作、COLD SUNによる70年唯一作『DARK SHADOWS』です。

満月をあしらったインパクト大のジャケも格好いいですが、中身もジャケに劣らず幻想性たっぷり。

ゆらりゆらりと鳴らされるファズ・ギター、メルヘンチックでいてどこか不安定なハーモニーを奏でるオートハープ、歌心あふれるドリーミーなヴォーカル。

霞がかったようなサウンドがメロウで心地よくも、どこか仄暗い怪しさも湛えていて、まさにちょっぴり不思議なことが起こりそうな満月の夜を彷彿とさせます。

余談ですがマイケル・ジャクソンの「This Is It」が発売された際このCOLD SUNのジャケが思い浮かんだのですが、よくよく見たらあまり似ていませんでした・・・。(増田)

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9月14日(金):ANYONE’S DAUGHTER / ANYONE’S DAUGHTER

ラストの一枚は、ドイツのシンフォニック・ロック・グループANYONE’S DAUGHTERの80年作2nd『Anyone’s Daughter』です!

巨大な満月(?)が物憂げな女性の姿を照らすファンタジックなジャケットがとても素敵ですよね。(どう見てもロジャー・ディーンなバンドロゴはご愛嬌^^;)

内容もまさにジャケット通りと言えるもので、タイトに引き締まったリズムに乗って、きらびやかなシンセサイザー、テクニカルに疾走するギター、そして口ずさみたくなるキャッチーなメロディーがファンタスティックに躍動する、CAMELタイプの幻想的でメロディアスなサウンドを楽しませてくれます。

美しいシンセサイザーの音色が彩るこの2曲目のバラードなんてため息が出るほどロマンティックで、ジャケットの世界観と完全に一致。

個人的に人生の10枚に入る名品です(佐藤)

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NEIL YOUNGの在庫

  • NEIL YOUNG / SILVER AND GOLD

    「ハーヴェスト」「ハーヴェスト・ムーン」に続く3部作最終章、00年作

  • NEIL YOUNG / PRAIRIE WIND

    『ハーヴェスト』『ハーヴェスト・ムーン』に続く3部作の完結編、05年作

  • NEIL YOUNG / LIVING WITH WAR

    06年作

  • NEIL YOUNG / A LETTER HOME

    ジャック・ホワイトによるプロデュース、ディラン/バート・ヤンシュ/ゴードン・ライトフット/ティム・ハーディンらを取り上げた14年のカバー・アルバム

  • NEIL YOUNG / STORYTONE

    14年作

  • NEIL YOUNG / PEACE TRAIL

    16年作。

  • NEIL YOUNG / TIMES

    20年リリースのEP

  • NEIL YOUNG / NEIL YOUNG

    69年の記念すべきソロデビュー作!

    68年のバッファロー・スプリングフィールド解散後、69年にリリースされた記念すべき1stソロ作。「Loner」「The Old Laughing Lady」は後々までライヴで演奏される代表曲。

  • NEIL YOUNG / AFTER THE GOLD RUSH

    70年の3rdソロ、ニール・ヤングを代表する作品であり、北米SSWアルバムの大傑作

    CSN&Y『デジャ・ヴ』と同年の70年にリリースされた3rdソロ。いきなりニールのアコースティック・サイドを代表する名曲「Tell Me Why」で幕開け。ニールらしいアタック感のあるアコギ・バッキングと、対照的に憂いに溢れたメロディが胸に迫ります。リリカルなピアノをバックに切々と歌われる2曲目のタイトル・トラック、CSN&Yを思わせるハーモニーが美しい3曲目、スティーヴン・スティルスとの火を吹くギターバトルに痺れるエレクトリック・サイドを代表する名曲である4曲目「Southern Man」と畳みかけます。最後にうららかな小曲でしめるA面はニールの数ある名作中でも屈指の素晴らしさ。B面も格調高くも憂いに溢れた佳曲ぞろい。次の作品『ハーヴェスト』と並び、ニール・ヤングの代表作であり、70s米ロック屈指の傑作です。

  • NEIL YOUNG / HARVEST

    前作『After the Gold Rush』と並び北米SSWを代表する歴史的傑作、72年作

    72年作の4th。全米No1ヒットの「Heart Of Gold」を含む代表作と評される一枚。都会的な憂いに満ちたメロウな前作に比べ、広大な大地をそこに差し込む陽光が目に浮かぶリリカルなナンバーが印象的。ペダル・スティールが枯れた哀愁を奏でます。「Heart Of Gold」には、ジェイムス・テイラーやリンダ・ロンシュタットが参加。他にCS&Nも数曲に参加しています。米ロック史上に残る傑作。

  • NEIL YOUNG / ON THE BEACH

    74年作

  • NEIL YOUNG / TONIGHT’S THE NIGHT

    75年作、沈鬱な雰囲気の中にもニールらしいリリシズムが溢れる佳曲揃いの名作

    75年作。ドラッグの過剰摂取で死去した元クレイジー・ホースのダニー・ウィットンに捧げられた追悼作。メンバー全員がアルコールでベロベロに泥酔した状態で一発録りされた作品。全体的に沈鬱な雰囲気に包まれていますが、メロディや歌声にはニールらしいリリシズムが溢れています。個人的には『After The Gold Rush』に通じる雰囲気を持っている印象で、メロウな佳曲揃い。特に2曲目「Speakin Out」は出色で、ニルス・ロフグレンの繊細さが光るメロディアスなギター・ソロは白眉。味わい深く奥行き豊かな楽曲がそろった一生ものと言える名作。

  • NEIL YOUNG / AMERICAN STARS ‘N BARS

    「Like A Hurricane」収録、77年作

  • NEIL YOUNG / DECADE

    77年リリースの35曲収録ベスト

  • NEIL YOUNG / COMES A TIME

    ニコレット・ラーソンやJ.J.ケイルが参加した78年作

  • NEIL YOUNG / LIVE RUST

    79年リリースのライヴ作

  • NEIL YOUNG / HARVEST MOON

    92年作、リンダ・ロンシュタット/ジェームス・テイラー/ニコレット・ラーソン/ジャック・ニッチェらが参加

  • NEIL YOUNG / UNPLUGGED

    93年2月収録のMTVアンプラグド

  • NEIL YOUNG / MIRROR BALL

    95年作

  • NEIL YOUNG / HEART OF GOLD

    ジョナサン・デミ監督によるドキュメンタリー

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KEVIN AYERS & THE WHOLE WORLDの在庫

  • KEVIN AYERS & THE WHOLE WORLD / SHOOTING AT THE MOON

    代表曲「May I ?」収録、アヴァンギャルドな実験的要素とエアーズらしいトボけた味わいが絶妙に溶け合う70年作2nd

    70年作の2nd。デヴィッド・ベッドフォード、マイク・オールドフィールド、ロル・コックスヒルなどの全面参加で、前作に比べ実験的なアレンジが冴える傑作。

    • TOCP67358

      紙ジャケット仕様、03年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、内袋付仕様、定価2476+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯無

      帯無、紙ジャケにスレあり

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KEVIN AYERSの在庫

  • KEVIN AYERS / UNFAIRGROUND

    15年振りのスタジオ・アルバムとなった07年作。フィル・マンザネラ、ブリジット・セント・ジョン参加。

  • KEVIN AYERS / WHATEVERSHEBRINGSWESING

    盟友ワイアットとのデュエットで聴かせる表題曲は必聴、72年発表の3rdアルバム

    72年発表の3rdアルバム。デイヴィッド・ベッドフォード編曲のオーケストラで幕を開ける本作は、奇抜な演奏とのどかで美しいサウンドとが同居する個性溢れる名盤。全体に漂うユーモア感覚溢れるアレンジと要所を占めるテンションの高い演奏はセンス抜群。どの曲も個性的な逸品ばかりですが、ロバート・ワイアットとデュエットしたタイトル・トラックは特に名曲の誉れ高く、エアーズの優雅なテナー・ボイスとワイアットの消え入るような美しい声のハーモニーが絶品。

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ANYONE’S DAUGHTERの在庫

  • ANYONE’S DAUGHTER / REQUESTED DOCUMENT LIVE 1980-1983 VOL.2

    叙情派ジャーマン・シンフォ屈指の名グループ、テクニカルな演奏にも注目の未発表ライヴ音源集

  • ANYONE’S DAUGHTER / CALW LIVE

    黒人メンバーを迎えての再結成後、11年ライヴ作

  • ANYONE’S DAUGHTER / ANYONE’S DAUGHTER

    叙情派ジャーマン・シンフォの名グループ、キャッチーかつ優美なメロディーメイクが光る80年リリース2nd

    72年にシュトゥットガルトで結成されたジャーマン・シンフォ・グループ。79年のデビュー作に続く、80年作2nd。幻想的に鳴り響くムーグ・シンセやハモンド・オルガン、泣きまくるハード&メロウなギター、ゴリゴリとよく動くベースとタイトなドラムによる安定感あるリズム隊、そして、叙情みなぎるメロディと豊かなハーモニー。ジェネシスとキャメルからの影響たっぷりなキーボードとリズム隊を軸に、ハード・ロック的なエッジと劇的さのあるギターが織りなす、鉄壁と言える泣きのシンフォニック・ロックが印象的です。それにしても、アンサンブルと歌メロからこれでもかと滴り落ちるリリシズムは圧巻。ユーロ・ロック屈指の名盤です。

  • ANYONE’S DAUGHTER / IN BLAU

    ロマンティックなジャーマン・プログレ・グループ、アコースティカルで幻想的、落ち着いた作風の82年作

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