2018年8月8日 | カテゴリー:KAKERECO DISC GUIDE,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日は、今カケレコでとても人気の英国新鋭グループ、KENTISH SPIRESの『LAST HARVEST』をピックアップいたします。
何と言っても、紅一点ボーカルLucie V(Lucie Vowles)のボーカルが、素晴らしいです!
少し掠れたスモーキーな低音のボーカルが、時に軽やかに、
時にエモーショナルに歌い上げていて本当に見事。
迫力あるボーカルが心を捉えて放しません!
陰影あるエレピ、軽やかなギターとフルート、洗練されたサックス、そして緩急自在のリズム・セクション。
各楽器がそれぞれセンスの良いフレーズを紡ぎ出し、そのどれもが細やかに美しく配置され、統一感のある流れを作っています。
SOFT MACHINEやHATFIELD & THE NORTHなどのカンタベリー・ロックに大きく影響を受けたと公言している彼らですが、英国フォークの影響も見逃せません。
フルートやヴァイオリンの調べが美しいワルツを奏でる「Clarity」では、伝統的な英国調のメロディーとLucie Vのボーカル、そしてエレキギターやサックスが完璧な調和を見せ、新たなフォーク・ミュージックを聴かせてくれます。
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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪
2018年デビュー、90s英プログレ・バンドCYAN〜FYREWORKSで活動したメンバーを中心に結成されたグループによる19年作2nd。カンタベリー・ロックを継承するサウンドを自認する通り、CARAVANらカンタベリー・ロックをベースにした愛すべきサウンドを聴かせてくれた前作と同じく、70年代的ヴィンテージ・テイストたっぷりのプログレ/ジャズ・ロックを芳醇に鳴らします。味わい深く鳴るハモンド、ファンタジックに舞うムーグ、カンタベリー・テイストの叙情的なサックスらが紡ぐジャジーかつポップなアンサンブルと、力強く厳かに歌い上げる女性ヴォーカルのコンビネーションは相変わらず絶品。組曲も含む構築的な楽曲をCARAVAN的な軽やかさで駆け抜けるスタイルが魅力的な好盤です!
【カケレコ国内盤】直輸入盤(帯・解説付仕様)、ペーパーケース仕様、定価2990+税
レーベル管理上の問題により、ペーパーケースに角つぶれがある場合がございます。予めご了承ください。
KENTISHSPIRES/SPREZZATURA(KENTISH SPIRES)
ペーパーケース仕様、ブックレット付仕様
レーベル管理上、ペーパーケースに角つぶれがある場合がございます。予めご了承ください。
KENTISHSPIRES/SPREZZATURA(KENTISH SPIRES)
ペーパーケース仕様、ブックレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
軽微な圧痕・軽微な折れあり
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