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CAMELから巡る春の叙情派シンフォ特集

スタッフ増田です。いよいよ花咲き乱れる春がやってきましたね!今週末はお花見に出かける方も多いのでは?

本日はそんな穏やかな季節にピッタリの、心温まるような叙情派シンフォをピックアップしてみました。

まずはこの名作から!

CAMEL/BREATHLESS

78年の7thで、元キャラヴァンのメンバーが多く在籍した「キャラメル」期の名作。

キャメル本来の胸躍るファンタジーに、洒脱で柔らかなカンタベリー・タッチを加味したアンサンブルはもう絶品。

穏やかなキーボードやフルートの音色が優しい春風を連想させて、胸がいっぱいになりますね。

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ANTHONY PHILLIPS/GEESE AND THE GHOST

春と言えばこれだなあ。GENESISの初代ギタリストによる77年1stソロ。

この繊細で格調高いアコギ、英国の気品をそのまま音にしたかのようなロマンとファンタジーがいっぱいに詰まった名品ですよね。

陽光の中でいつまでもまどろんでいたくなるような、イマジネーション豊かなアコースティカル・シンフォ。

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ROUSSEAU/FLOWER IN ASPHALT

次はドイツを代表するCAMELフォロワーの彼ら。80年のデビュー作!

伸びやかなシンセとリリカルなフルートに泣きのギターが絡み合う、とことん甘美なサウンドがたまりません。

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LADY LAKE/NO PICTURES

オランダのグループによる77年の自主制作盤なのですが、これが驚きの完成度!

GENESISを彷彿とさせる繊細なアコースティック・ギターに柔らかなトーンのキーボード、そしてオランダらしいメロディアスさいっぱいのギター。

どこを切り取ってもメロディが溢れ出してきて、GENESISやCAMELのファンにはたまらない絶品シンフォです。

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MONTEFELTRO/IL TEMPO DI FAR LA FANTASIA

次はイタリアより、90年代イタリアン・シンフォニック・ロックの名作を。

甘やかなピアノに叙情的なギター、そして壮大なシンセやオルガンが絡み合いつつも、コテコテにならず爽やかでファンタジックに仕上がったサウンドが素晴らしい。

CAMELやGENESIS、そして同郷LOCANDA DELLE FARTEが好みであれば絶対に気に入るはず!

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STEP AHEAD/STEP AHEAD

これ、フランスのグループなの!?

CAMELやGENESIS直系のファンタジーとSTYXのような米プログレのハードポップさとが融合したサウンドはメロディの宝庫。

82年作ということもあって垢抜けたものを目指しつつも、70年代の暖かみも残していてグッド!

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TEMPUS FUGIT/TALES FROM A FORGOTTEN WORLD

最後にブラジルの新鋭を3作!まずはこのシンフォ・グループ97年デビュー作。

叙情性あふれるキーボード、ロング・トーンのギター、甘いヴォーカルにドラマチックなピアノ、どこをとっても美旋律の嵐!

CAMELゆずりの幻想性に南米らしいリリカルさと哀愁を散りばめたサウンドが大変美しい一枚。

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LEE RECORDA/LEE RECORDA

次はこちらのハートフルな15年作。

O TERCO『Criaturas Da Noite』にCAMEL的なリリカルさを加えたような・・・

と言ってどれだけ伝わるかわかりませんが、とにかく歌心があって清涼感もたっぷり。愛すべき良作です。

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MAR ASSOMBRADO/CANCOES DO FAROL

最後はこちらの17年作!

ジャケはヘヴィな雰囲気ですが、清涼感のあるアコギや穏やかなフルート、ドラマチックなピアノが織り成すアンサンブルはどこまでも優美で叙情性たっぷり。

CAMELなどファンタジックなプログレのファンは要注目ですよ~!

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  • ANTHONY PHILLIPS / GEESE AND THE GHOST

    77年ソロ1st、これぞ英国という叙情と格式に満ち満ちた傑作!

    ジェネシスの初代ギタリストとして活躍し、70年代後半以降はソロ・ミュージシャンとして英国的叙情性に満ちた質の高い作品をリリースしてきた彼の、記念すべき77年1stソロ。ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォード、フィル・コリンズらが参加。フィリップスによる丹念に爪弾かれるアコースティック・ギターの調べを、ゆったりとおおらかに流れるシンセとリリシズムに満ちたフルートの音色が彩るスタイルを軸とした、アコースティカルな手触りのシンフォニック・ロックを聴かせます。アコースティック楽器主体の演奏ですが、中世トラッド色とよりアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。演奏のみならず組曲「Henry」におけるハイレベルな楽曲構築性なども彼の豊かな才能を証明しており聴き所。3曲あるヴォーカルナンバーは、1曲でフィリップス、2曲でコリンズがヴォーカルを取っており、特にコリンズによるヴォーカルナンバーは、ジェネシスとは趣の異なる繊細で素朴な味わい深さが大変魅力的。清冽な小川の流れ、風にそよぐ木立、一面に広がる田園など、英国丘陵地帯の情景がイマジネーション豊かに立ち上がってくるような名品です。

  • CAMEL / BREATHLESS

    元キャラヴァンのメンバーが多く在籍した「キャラメル」期の名作、78年7th

    英国叙情派プログレを代表するバンドによる78年作。CAMELらしい叙情的なサウンドと、元CARAVANのリチャード・シンクレアによるカンタベリー・ロックを彷彿させるノーブルなヴォーカルの組み合わせが素晴らしい、CAMELとCARAVANの美味しいとこ取り的な名作!

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