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【再発レーベル特集】新興レーベルAMPHONOTONESのリイシュー作品を一挙ピックアップ!

以前ご紹介したドイツのPAISLEY PRESSレーベルに続き、注目のリイシュー・レーベルが登場しました。

その名もAMPHONOTONESレーベル。

2016年よりロック・アルバムのリイシューを手掛けている新興レーベルなのですが、特筆はジャンルの多彩さ。

PAISLEY PRESSは、英国&ユーロのプログレ作品へのこだわりを感じさせるラインナップとなっていましたが、
このAMPHONOTONESは、英ロックやユーロ各国のプログレに加え、サイケ、ハード・ロック、カントリー・ロック、アシッド・フォーク、果てはNWOBHMやメロディアス・ハードに至るまで、良い意味で節操のないラインナップが魅力的な再発レーベルなのです。

それでは、こだわりが見えないところが逆に面白い、AMPHONOTONESレーベルのリイシュー作品をご紹介してまいりましょう☆

HOLY MACKEREL/CLOSER TO HEAVEN

JASON CREST、ORANG-UTAN、SAMUEL PRODYに在籍したメンバーによるバンドで、ツインギター編成と来たら、マイナー英ハードのファンはイチコロでしょう!ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギター、憂いある哀愁のヴォーカル、無駄なくスタイリッシュにまとめられた曲調、すべてが素晴らしいいぶし銀英ロックの逸品。これが20年ものあいだ未発表だったとは…。

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PAUL BRETT/INTERLIFE

VELVET OPERAやSTRAWBSに参加したギタリストによるソロ作なのですが、トラッド調の躍動感溢れるアコースティックギターのプレイに、哀愁のフレーズを紡ぐエレキギター、ジャジーなブラス・セクション、シンセサイザーなどがスリリングにフレーズを応酬する16分の大曲が飛び出してきて驚き。マイナーながらプログレッシブに尖った感性が発揮された力作!

VELVETT FOGG/VELVETT FOGG

あのトニー・アイオミがサバス加入直前に在籍していたサイケ・バンドがこのVELVETT FOGG。本作はアイオミ脱退後に発表された69年の唯一作ですが、後任ギタリストに彼の従兄弟であるPaul Eastmentが参加しています。内容はヴァニラ・ファッジや初期パープルのようなアート・ロックに近いオルガン・ロック。重厚に歪んだハモンドの溢れ出すようなハーモニーとささくれ立ったファズ・ギターのコンビネーションは聴き応え抜群です。少しCRESSIDAっぽい哀愁あるヴォーカルもいいし、これは好盤。

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ALAIN MARKUSFELD/PLATOCK

フランス出身のSSW/ギタリストによる78年作。途切れることなくかき鳴らされるリズムカルなアコギ、流麗にフレーズを紡ぎ出す見事なソロアコギ、ゆったりと哀愁の旋律を奏でるエレキギター、リリシズム溢れる美しいピアノと淡いハモンド、アンビエント調に断片的に鳴らされるマリンバやトライアングル、そして美声スキャットらがアーティスティックに配置され、静謐で浮遊感のある独特の世界観を織り上げていきます。アンビエント・ミュージックを聴く方にも響くものがありそうなサウンドです。

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OSE/ADONIA

仏EGGレーベルの作品群の中でも屈指の傑作として語られてきたのが本作!HELDONのRichard PinhasとFrancois Augerが全面参加し、HELDONを彷彿させるエレクトロニクスによるミニマル調の無機的なサウンドをベースに、陰鬱さの中にほのかにファンタジックな色合いを持ったスペイシーなシンセ、哀愁の旋律を奏でるギターなどが織りなす、フランス産らしい儚さと美しさが滲むエレクトロ・プログレ。さすがの名作です。

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OPHIUCUS/OPHIUCUS

60年代から名うてのセッション・マンとして活動していたメンバー達により結成されたフランスのグループ。なんともポップで愛らしいジャケットが印象的ですが、アコギ・アルペジオの弾き語りをベースに、管弦楽器によるクラシカルで格調高いアレンジを施したフレンチ幽玄フォーク。甘く切ないヴォーカル、優しく包み込むようなメロディーラインとも絶品です。ケベックのHARMONIUMを彷彿させます。

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EDEN/ERWARTUNG

イエス直系のダイナミズムを軸に、フルートやヴァイオリンなど管弦楽器が音像を広げ、アニー・ハズラムを彷彿させる女性ソプラノ・ヴォーカルが歌いだす。
ジャーマン・シンフォの名作に間違いなし!

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CAROL OF HARVEST/CAROL OF HARVEST

ジャーマン・プログレッシヴ・フォークの名作として人気の高い一枚ですね。Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルBeate Krauseを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるフォーク・ロック。同郷EMTIDIにも通じる、どこか浮世離れした味のあるサウンドを作り上げています。

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RANDY HOLDEN/GUITAR GOD

BLUE CHEERで知られ、YARDBIRDSへの加入も打診されたという米ギタリストですね。何とも大胆不敵なタイトルですが、へヴィでサイケデリックなサウンドはさすがに圧巻。重くパワフルなドラムとディストーションたっぷりの重厚なギターが終始鳴り響き、ヴォーカルはジミヘンを彷彿とさせサイケ感たっぷりだし、ブラック・サバスを彷彿とさせるダークでへヴィな曲もたまりません。

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LEGEND/FROM THE FJORDS

コネチカット州ニューヘヴン出身のトリオ・バンドが79年に自主リリースした、オリジナル盤は激レアで知られる一枚。ニール・パートを思わせるオカズとタム回しを披露するドラムとよく動くテクニカルなベースによる爆発的な手数でまくし立てる強靭なリズム隊に、切れ味鋭くギターが切り込んでくる、このあまりにスリリングなアンサンブル!ズバリRUSHの疾走感とBLACK SABBATHのダークな重厚感をかけ合わせたようなプレHMの傑作!

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BLACK SHEEP/BLACK SHEEP

後にFOREIGNERのヴォーカルとして活躍するLou Grammが在籍したことで知られるNYのバンドによる75年作1st。「FREEの再来」と言われたように、Paul Rodgersを思わせるLouのヴォーカルが印象的で、重く気だるい雰囲気漂うブルース・ロックを聴かせますが、アップテンポな曲はBAD COMPANYを思わせるキャッチーなメロディアス・ハードで勝負します。

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BLACK SHEEP/ENCOURAGING WORDS

前作よりメロディアス・ハードな面が強く出た、前作と同年リリースの2nd。

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REDWING/WHAT THIS COUNTRY NEEDS

「CCRの弟分」としてデビューしたカリフォルニアのバンド。抜けの良い乾いたギター、タイトなリズムセクション、まさしくジョン・フォガティの弟のようなやんちゃなハスキーボイス・・・愛すべきB級カントリー・ロック!

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REDWING / TAKE ME HOME

「CCRの弟分」、73年3rd。前作からのカントリー・ロック路線を引きつぎつつ、エレピを加えたメロウなナンバーや、ペダル・スティールギターやフィドルを加えたインスト・カントリー曲、オルガンとピアノが心地良くレイドバックしているナンバーなど、ロックンロール色が抑えられ、ジャケのなだらかな丘のような、牧歌的なサウンドへと変化を見せる一枚。

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UNION/ON STRIKE

B.T.Oを脱退したRandy Buchmanが新たに結成したIRONHORSEに盟友C.F.Turnerが合流、発展的に結成されたのがこのUNION。豪腕に物を言わせたパワフルなギタープレイと雄たけびのようなヴォーカルが全編で炸裂する豪快なハード・ロックに、パワーポップ的なキャッチーさが加わった完成度の高い一枚に仕上がっています。

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いかがでしたか?
どういう基準でリイシューする作品を選んでいるのかがとても気になる、かなり面白いレーベルですよね。今後の動向にも注目してまいりましょう。
気になる作品を見つけていただけたなら幸いです☆


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PAISLEY PRESSレーベル

  • EDEN / ERWARTUNG

    管弦楽器をフィーチャーしたジャーマン・シンフォの名グループ、78年作

    Dirk SchmalenbachとMichael Dierksを中心に結成され、70年代後半から80年代初頭のジャーマン・シンフォニック・ロックシーンを代表する名盤を作り上げたグループの、78年デビュー作。YES系の明快なバンド・セクションを基調としながらも管弦セクションの充実がとにかく素晴らしくフルート、ヴァイオリン、サックス、クラリネットらが彩る音像はシンフォニック・ロックの旨みを充分に引き出しています。加えて、ボーカリストが男女の混声にて成り立っており、特にAnnie Haslam系の女性ソプラノボーカルの存在はバンドにRENAISSANCE的な艶やかな色を加えることに成功しています。

  • OSE / ADONIA

    EGGレーベル屈指の傑作と言われる78年唯一作、HELDONのRichard Pinhas&Francois Augerが参加したエレクトロ系フレンチ・プログレの逸品

    69年に設立されエレクトロ系プログレ作品を中心にリリースしたフランスのEGGレーベルより、78年に発表された唯一作。ギタリストのHerve Picartが、HELDONのRichard PinhasとFrancois Augerの協力のもと制作したのが本作で、HELDONを彷彿させるエレクトロニクスによるミニマル調の無機的なサウンドをベースに、陰鬱さの中にほのかにファンタジックな色合いを持ったスペイシーなシンセ、哀愁の旋律を奏でるギターなどが織りなす、フランス産らしい儚さと美しさが滲むエレクトロ・プログレ。EGGレーベル屈指の傑作と言われるだけあって、エレクトロ要素とユーロ・シンフォ然とした翳りある音作りが違和感なく調和を果たした名作となっています。HELDONファンのほか、PULSARあたりのスペイシーなサウンドがお好きな方にもお聴きいただきたい逸品!

  • BLACK SHEEP / ENCOURAGING WORDS

    「FREEの再来」 と言われた米ブルース・ロック・バンド、75年作2nd。

    後にFOREIGNERのヴォーカルとして活躍するLou Grammが在籍したことで知られるNYのバンドによる75年作2st。「FREEの再来」と言われたように、Paul Rodgersを思わせるLouのヴォーカルが印象的。前作よりメロディアス・ハードな面が強く出ています。

  • HOLY MACKEREL / CLOSER TO HEAVEN

    JASON CREST、ORANG-UTAN、SAMUEL PRODYなどに在籍したメンバーによるツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド、当時お蔵入りになってしまったのが信じられない極上のいぶし銀英ハード!73年録音/93年リリース

    JASON CREST〜ORANG-UTANのヴォーカリストTerry Clarkが、JASON CREST〜SAMUEL PRODYのギタリストDerek SmallcombeやドラマーRoger Siggerらと結成した、ツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド。72年作『Holy Mackerel』の翌年に録音されながらも未発表に終わり、20年後の93年に発掘リリースされた幻の2ndアルバム。ブルージーなコシの強さも備えたエッジーなギターワークと、これぞブリティッシュな憂いを含んだヴォーカルのコンビネーションがあまりに素晴らしい、72年作同様に極上のいぶし銀ブリティッシュ・ハードを聴かせてくれます。特に一曲目「GEMINI」は、ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターのプレイ、これでもかと哀愁をほとばしらせるヴォーカル、無駄なくスタイリッシュにまとめられた曲調と、まさに彼らの音楽性が凝縮されたキラーチューン。ブリティッシュ・ロック・ファンなら早くもガッツポーズでしょう。つづくカントリー・ロック調のナンバーでも、憂いあるヴォーカルが抜群に映えてるし、郷愁を誘うスライドギターの音色もただただ素晴らしい。派手さはないながらどっしりと安定感あるリズムワークでアンサンブルを支えるリズム隊も特筆です。ブルース・ロック色の強いコクのあるハード・ロックから、カントリー・フレイヴァー香るフォーク・ロックまで、他の曲も多彩に聴かせています。それにしてもこれほどの作品を20年もの間未発表にしておくとは…!ずばり英ハードファン必聴と言ってしまいたい逸品!

  • PAUL BRETT / INTERLIFE

    VELVET OPERAやSTRAWBSで活動したギタリストによる78年ソロ作、トラッド調のアコースティックギターのプレイを中心に展開される異色のプログレ作

    60年代末にVELVET OPERAのメンバーとしてシーンに登場、STRAWBSへの参加や自身のバンドPAUL BRETT’S SAGEを率いて活動したギタリストによる、78年のソロアルバム。プロデュースは『TUBULAR BELLS』を手掛けたトム・ニューマンが担当。冒頭16分の大作から素晴らしく、トラッド色のある躍動感溢れる自身のアコースティックギターのプレイを中心にして、次々と哀愁のフレーズを紡ぐエレキギター、Mel CollinsとSteve Gregoryが務めるジャジーなブラス・セクション、多彩なトーンのシンセサイザーなどが渦を巻くようにスリリングにフレーズを応酬するプログレッシヴなナンバー。他の曲はよりトラッド風のアコースティックギターをフィーチャーしたナンバーが中心となりますが、決して牧歌的にはならず、ハード・ロック、ジャズ、シンフォなどが断片的に現れる凝った音作りによって、先の読めないサウンドを繰り広げています。シンフォ色は強くありませんが、Gordon Giltrapに近い作風に感じられます。プレイヤーとしての力量は勿論、コンポーザーとしての才能も見事に発揮されたブリティッシュ・ロック/プログレの秀作です。

  • BLACK SHEEP / BLACK SHEEP

    「FREEの再来」 と言われた米ブルース・ロック・バンド、75年作1st。

    後にFOREIGNERのヴォーカルとして活躍するLou Grammが在籍したことで知られるNYのバンドによる75年作1st。「FREEの再来」と言われたように、Paul Rodgersを思わせるLouのヴォーカルが印象的で、重く気だるい雰囲気漂うブルース・ロックを聴かせますが、アップテンポな曲はBAD COMPANYを思わせるメロディアス・ハード。米ロック好きにも英ロック好きにもお薦めです。

  • VELVETT FOGG / VELVETT FOGG

    トニー・アイオミが一時在籍していたブリティッシュ・サイケ・バンド、69年唯一作

    イギリス・バーミンガム出身のサイケデリック・ロック・グループ、69年唯一作。ブラック・サバスのトニー・アイオミが短期間在籍していた事で知られていますが、サバス結成のため一度のギグのみで離脱。その後はアイオミの従兄弟Paul Eastmentがギターを務めています。いかにもB級サイケ的な謎のジャケに反して、内容はヴァニラ・ファッジや初期パープルのようなアート・ロックに近い、かなり真っ当なオルガン・ロック。サイケ的な浮遊感やお遊び要素も多少残してはいますが、決してチープではなく重厚に歪んだハモンドの溢れ出すようなハーモニーとささくれ立ったファズ・ギターのコンビネーションは聴き応え抜群。時にジョン・ロードの如き濃厚インプロビゼーションや、CRESSIDAを彷彿とさせる寂しげなヴォーカルとの哀愁漂うアンサンブルも披露して、英国オルガン・ロック好きなら間違いなく楽しめるであろう好盤です。

  • RANDY HOLDEN / GUITAR GOD

    OTHER HALF〜BLUE CHEERで知られる米ギタリスト、97年リリースのソロ作。

    YARDBIRDSの加入も打診されたという米ギタリストRANDY HOLDENは、サンフランシスコで活動したサイケ・バンドOTHER HALFに在籍後、BLUE CHEERのメンバーとして3rd『NEW!IMPROVED!』に参加。本作はBLUE CHEER脱退後の70年ソロ作からしばらくの時間を経て93年に録音、97年にリリースされたもの。長年の空白を感じさせないへヴィでサイケデリックなサウンドがただただ圧巻。重くパワフルなドラムとディストーションたっぷりの重厚なギターが終始鳴り響き、ヴォーカルはジミヘンを彷彿とさせサイケ感たっぷりだし、ブラック・サバスを彷彿とさせるダークでへヴィな曲もたまりません。60年代末にトリップしてしまうこと間違いなしの作品です。

  • ALAIN MARKUSFELD / PLATOCK

    フランス出身のSSW/ギタリストが78年にリリースした4thアルバム、アコースティカルで少し前衛的なインストゥルメンタル・ミュージック名品

    フランス出身のSSW/ギタリストが78年にリリースした4thアルバム。奥方と思われるPatricia Markusfeldによるスキャット風のヴォーカルと、Jean Schultheisが操る各種パーカッション、そして自身によるギター、シンセ、ハモンド、ピアノ、ハーモニカなどの楽器を駆使した、アコースティカルで少し前衛的なインストゥルメンタル・ミュージック。サウンドの要となっているのは途切れることなくかき鳴らされるリズムカルなアコースティックギターで、リズム隊は不在ながらも、瑞々しい躍動感を生み出しています。そこに流麗にフレーズを紡ぎ出す見事なソロアコギ、ゆったりと哀愁の旋律を奏でるエレキギター、リリシズム溢れる美しいピアノと淡いハモンド、アンビエント調に断片的に鳴らされるマリンバやトライアングル、そして美声スキャットらがアーティスティックに配置され、静謐で浮遊感のある独特の世界観を織り上げていきます。Gordon Giltrapと初期Mike Oldfieldを合わせたような、牧歌的な温かみと息をのむような儚い美しさが印象的。それにしてもこのアコースティックギターさばきは本当に見事です。プログレ・ファンは勿論、アンビエント・ミュージックを聴かれる方にも響くものがありそうな名品。

  • REDWING / WHAT THIS COUNTRY NEEDS

    「CCRの弟分」4人組バンド、やんちゃでストーンズライクなB級カントリー・ロック72年作。

    CCRの弟分としてファンタジーレーベルからデビューした、カリフォルニア州サクラメント出身カントリー・ロック・バンド、72年2nd。抜けの良い乾いたギター、タイトなリズムセクション、まさしくジョン・フォガティの弟のようなやんちゃなハスキーボイスで、初期イーグルスのような疾走感あるカントリー・ロックを奏でています。チャック・ベリーの「BYE BYE JOHNNY」「CAROL」やルーファス・トーマスの「WALKING THE DOG」の軽快なカバー以外はオリジナル曲です。ストーンズそのままのようなギターリフ、ビートリッシュなコーラスワーク等々、UKロックの影響を受けた愛すべきB級カントリー・ロック。

  • LEGEND / FROM THE FJORDS

    コネチカット州ニューヘヴン出身ハード・ロック/プログレッシヴ・ロック・グループ79年唯一作、RUSHとBLACK SABBATHをかけ合わせたようなプレHR/HMの傑作

    米コネチカット州ニューヘヴン出身、ギタートリオ編成のハード・ロック/プログレッシヴ・ロック・グループ。自主レーベルより79年にリリースした唯一作で、オリジナル盤はマニア垂涎の激レア盤として知られるのが本作。ニール・パートを思わせるオカズとタム回しを披露するドラムとよく動くテクニカルなベースによる爆発的な手数でまくし立てる強靭なリズム隊に、切れ味鋭くギターが切り込んでくる、このあまりにスリリングなアンサンブル!RUSH憧憬のトリオならではのスピード感溢れる演奏にBLACK SABBATH的と言えるダークな重厚さを漂わせたサウンドは、まさにプレHR/HMと言える煮えたぎるようなエネルギーに満ちています。ギターはメタル特有のザクザクとした重量感よりはまだハード・ロック特有のささくれだった荒々しいトーンを主としていますが、ソロパートでの猛烈な速弾きはヘヴィ・メタルのプレイそのもの。非ハイトーンの比較的落ち着いた朗々としたヴォーカルも印象的で、アグレッシヴな演奏とのギャップもまた個性的です。マイナーながら、HR/HM時代の到来をいち早く体現した重要作と言えるでしょう。

  • CAROL OF HARVEST / CAROL OF HARVEST

    78年作、女性ヴォーカルを擁するジャーマン・プログレッシヴ・フォーク

    Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルBeate Krauseを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるフォーク・ロックグループの78年作。バンド名が表すとおり、牧歌的で飾り気のないフォーク・ロックサウンドが根底にはあるものの、そこにジャーマン・ロックならではの奥深さと内省的な表情、そして適度なサイケデリアが絶妙に内包されており、隠し味で使われているシンセサイザーもジャーマン・エレクトロ的なメディテーショナルなサウンド。同郷EMTIDIにも通じる、牧歌的でありながらも決して生命的にならない、どこか浮世離れした味のあるサウンドを作り上げています。

  • REDWING / TAKE ME HOME

    「CCRの弟分」B級カントリー・ロック・バンド、カントリー色の強まった73年作。

    CCRの弟分としてファンタジーレーベルからデビューした、カリフォルニア州サクラメント出身カントリー・ロック・バンド、73年3rd。オリジナルメンバーにベースを加えた5人編成での録音。前作からのカントリー・ロック路線を引きつぎつつ、エレピを加えたメロウなT3、ペダル・スティールギターやフィドルを加えたインスト・カントリーのT4、オルガンとピアノが心地良くレイドバックしているT7など、ロックンロール色が抑えられ、ジャケのなだらかな丘のような、牧歌的なサウンドになっています。

  • UNION / ON STRIKE

    BUCHMAN-TURNER OVERDRIVEを脱退したRandy Buchmanによるグループの81年作、B.T.O時代そのままの豪快なハード・ロックにパワーポップ的なキャッチーさが加わった快作!

    BUCHMAN-TURNER OVERDRIVEを脱退したRandy Buchmanが79年に結成したバンドIRONHORSEから、一部メンバーの交代そしてB.T.O時代の盟友C.F.Turnerが加わり、発展的に成立したカナディアン・ロック・バンドによる81年の唯一作。基本路線はB.T.O時代と同様に、Randyの豪腕に物を言わせたパワフルなギタープレイと雄たけびのようなヴォーカルが全編で炸裂する豪快なハード・ロックなのですが、そこへパワーポップ的なキャッチーな音作りが織り込まれているのが本作の特徴。時代を反映した変化と言えばそうなのでしょうが、これが直球勝負のハード・ロックのそこかしこに耳を引くフックを生んでいて、聴きやすさがかなり増しています。知る人ぞ知るという位置づけながら、従来のワイルドなハード・ロックに絶妙にポップさが配された完成度の高い一枚です。

  • OPHIUCUS / OPHIUCUS(SALADE CHINOISE)

    幽玄なフレンチ・プログレ・フォーク、73年作

    60年代から名うてのセッション・マンとして活動していたメンバー達により結成されたフランスのグループ、73年作。アコギ・アルペジオの弾き語りをベースに、管弦楽器によるクラシカルで格調高いアレンジを施したフレンチ幽玄フォーク。甘く切ないヴォーカル、優しく包み込むようなメロディーラインとも絶品。メロディアスなプログレ・フォークのファンは必聴でしょう。

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