プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

【フォーク好きのためのプログレ】第三回:SUI GENERIS「Dime Quien Me Lo Robó」~夏の終わりは、秋の始まり~

登場人物・動物紹介

  • かけもぐ:カケレコ事務所の縁の下に住むモグラ。フォークが好き。プログレを聴かず嫌いしている。
  • 芹沢さん:プログレとオールドロックを熟知しているナイスミドル。優しく紳士的。シルクハットがトレードマーク。

・・・8月の終わりの夕暮れ、カケレコ事務所の庭にて・・・

  • 「な~つが過~ぎ、かーぜーあざみ~♪」
  • おや、かけもぐ君、井上陽水なんか歌ってどうしたんだい。
  • あ、芹沢さーん。ちわっす。おいら、夏が終わるのが寂しいんです。
  • そうだねえ。夏が終わるというのは、どうしてか寂しいねえ。
  • そんな、センチメンタルな気分にぴったりな曲、何か教えてくださいよ。
  • そうだねえ、ふむ。センチメンタル、センチメンタル、と。
    これなんかどうかな?ポチッ(再生)

♪SUI GENERIS / DIME QUIEN ME LO ROBÓ

試聴 Click!

  • む、いいアコギの音だ・・・後ろのオルガンも何か哀愁あるなあ・・・
    ってわあ、何語ですかこれ??「ビエ~」って。びっくりしたなもう。

  • スペイン語だね。
  • ふ~ん、スペイン語かあ。
    ・・・・・・・ああ、うん、芹沢さんいいですねこれ!!
    陽水先生のモチモチした声とは違って、ちょっとカサカサした、切ない歌声だなあ。
    メロディーも優しくて、繊細で、切ないよ、もう!!さっきから琴線が、チリチリ鳴って止まらないよ。
    あと何だか、露天風呂でフワ~ッと風が吹いたみたいな、妙な浮遊感がありますね。気持ちいいなあ。

    これ、夏が終わりかけてるこの時期にぴったりじゃないですか!芹沢さん、この人たちは一体何者なんですか?

  • 彼らは、SUI GENERIS(スイ・ヘネリス)というアルゼンチンのデュオでね。
    60年代は軍事政権だったアルゼンチンで、若者の「代弁者」として支持を集めていたんだ。
    この曲が入っている『VIDA』は71年のデビューアルバムだよ。

  • 右側の眼鏡をかけた長髪のチャーリー・ガルシアは、才能溢れる音楽家で、「アルゼンチンの至宝」と呼ばれているんだ。スイ・ヘネリスの後にも様々なグループで活動しているんだよ。

SUI GENERIS特集 - アルゼンチンの至宝チャーリー・ガルシアの若き才能溢れる名グループ

【関連記事】

SUI GENERIS特集 – アルゼンチンの至宝チャーリー・ガルシアの若き才能溢れる名グループ

アルゼンチンの至宝と言える名ミュージシャンのチャーリー・ガルシアがシーンにデビューしたデュオであり、軍事独裁政権による弾圧の中、若者の「代弁者」として支持を集め、75年のラスト・ライヴでは数万人の観客を集めてアルゼンチン・ロック・シーンの「伝説」となったグループ、SUI GENERISを特集。

  • へえ~。おいらが毎日掘ってるこの地面の反対側、アルゼンチンに、こんなにいい音楽があったなんて。ありがとう、芹沢さん!
  • うむ。
  • 【教訓】夏の終わりに、スイ・ヘネリス。

フォーク好きのための、プログレ。~ヴァシュティ好きのモグラが、プログレッシャーになるまで~

【関連記事】

フォーク好きのための、プログレ。~ヴァシュティ好きのモグラが、プログレッシャーになるまで~

フォーク好きのもぐらが、プログレを聴いていきます。


【フォーク好きのためのプログレ】第二回:ルネッサンス「Let It Grow」

【関連記事】

【フォーク好きのためのプログレ】第二回:ルネッサンス「Let It Grow」

うだるように暑い、夏の午後のもぐらと芹沢さん。ジョニ・ミッチェルみたいな女性ボーカルは、プログレにあるのでしょうか。

SUI GENERISの在庫

  • SUI GENERIS / CONFESIONES DE INVIERNO

    アルゼンチン、天才チャーリー・ガルシアが結成したデュオ・グループ、管弦楽器をフィーチャーした多彩なアレンジが珠玉のメロディを彩る名作2nd、73年リリース

    73年作の2nd、アルゼンチン。チャーリー・ガルシアが参加していたことで知られるグループ。繊細なフォーク・サウンドの1stに比べ、これぞ南米と言える「詩情」はそのままに、アレンジが豊かになり、完成度がグッと高まりました。チャーリー・ガルシアによる繊細なタッチのピアノをフィーチャーしたリリカルな曲、管弦楽器がサウンドを広げるポップな曲、McGuiness Flintあたりに通じるパブ・ロック・フレイヴァー溢れる温かい楽曲など、とにかく美しいメロディと叙情豊かなメロディに彩られた佳曲揃い。シンプルなサウンドでメロディが際立つ1st、多彩なアレンジでメロディが華々し響く2nd。どちらもリリカルなメロディーを聴かせるという点では変わりなく、甲乙つけがたい名作。

「SUI GENERISの在庫」をもっと見る

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。