2017年8月8日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
初めまして!70’sハードをこよなく愛するカケレコ・スタッフ増田です。
まだまだ新入りですが、ニッチなロック情報を皆様にお伝えできるよう頑張りますので、よろしくお願いします!
さて、中古棚より「これは!」という作品をピックアップしてご紹介する「カケレコ中古棚探検隊」。
暑くムシムシした日が続きますが、こんな季節こそガツン!としたハードロックはいかがですか?
今回は、ツェッペリン顔負け(!?)の世界の重厚ハードロックを集めてみました。
まずはハードロックの本場、イギリスより!
グレン・ヒューズがパープルの前に居たグループと言えば?これを聴いて体が揺れないロック・ファンは居ないと断言っ!
英国臭とひねくれB級センスとが混ざり合った極上のニッチ・ハード・ロックですよね。ヒプノシスのチームで活躍していたRichard Evansによるデザインも強烈っ!
VERTIGOからリリースされるはずが、バンドの解散によりお蔵入りになってしまった幻の作品。ハードさとメロウさを兼ね合わせたギターサウンドが光り、まるでサバスをプログレに近づけたよう。それもそのはず、プロデューサーはあの人!どことなくヴォーカルもオジーっぽい!?
お次はアメリカから!
ファズ・ギターにオルガンが冴え渡る、ブルージーでノリノリなデトロイト産サイケ・ハード!ブラス・セクションやロバート・プラント並のハイトーン・ヴォーカルも文句なしのカッコよさ。
次は、おお、イタリアからこんなバンドが!
伊ジャズロックETNAの前身バンドですが、こちらは熱気溢れるハードロック!ヘヴィーなギターリフに技巧的なドラム、スリリングな展開は、まさにイタリアからのツェッペリンへの回答!?
最後はなんと……南米より届いた、骨太ハードロックです!
ヘヴィなギターリフにささくれたヴォーカルのシャウト……完璧に英国ハードロックのサウンドですが、これがなんと70年の南米ペルー産バンドだって!?
いかがでしたでしょうか?いよいよ夏本番。熱いロックで暑い日々を楽しく乗り切りましょう!
以下のジュークボックスもチェック!
後にDEEP PURPLEで活躍するGlenn Hughesの在籍で知られるハード・ロック・トリオ。72年作の3rd。このトリオのグルーヴと音圧はちょっと他では味わえません。タイト&グルーヴィーな強靭なリズム隊、後にWHITESNAKEでも活躍するMel Galleyの切れ味鋭く図太いギター、そして圧巻はGlenn Hughesのソウルフルなシャウト・ヴォーカル。特筆すべきはトリオとしてのまとまりで、雪崩のようにソリッドに襲いかかる部分と、ピタッと止まる「間」の部分との緩急が激しく、レッド・ゾーンと無音との間を猛烈な勢いで行き交います。圧倒的なダイナミズム。脳天を音がブチ破るような快感。ストレート&ソリッドなハード・ロックのファンは必聴の名作!
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