2016年10月25日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
2016年、ブラジルから続々と新鋭バンドによる良質な新譜が届いています。
今後、スウェーデン、イタリアに並ぶプログレ産地となるか!
期待を胸に試聴してまいりましょう!
美声のハイ・トーン・ヴォーカルと透明感ある美メロが突き刺さる!
これは2016年作の中でも屈指と言える新鋭シンフォ傑作!
ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2016年作3rd。
カンサス的プログレ・ハードなパートとキャメル的幻想パートとがめくるめくアンサンブル、実に良いなぁ。このブラジル産シンフォ、キャッチーなプログレのファンは間違いなくグッとくるはず!
クリムゾンやフリージャズに影響を受けたブラジルのインスト新鋭バンドなんですが、多声のスキャットを入れたり、ムーグとメロトロンとアコギによるPFM的パートを入れ込んだり、これはグレイト!
アンデス・フレイヴァーあるフルートとメタリックなギターとの見事な対比!
70年代の南米シンフォニック・ロックのエッセンスはそのままに、HR/HM的な切れ味を加えたサウンドは唯一無比。
ずばり、初期ニュークリアスや『3rd』の頃のソフト・マシーンが好きで、フリー・ジャズも好きなら、このバンドは間違いなく気にいるはず!
ブラジル注目の新鋭ジャズ・ロック・バンド!
アラン・パーソンズ・プロジェクトと『ウォール』あたりのピンク・フロイドをブレンドて、フォークに寄せたような幻想的でリリカルなサウンドは実に誠実で沁みます。
ブラジルの新鋭か、やるなぁ。
ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2016年作3rd。ギタリスト一人が全面的に参加している他は、すべてBruno自身で演奏されています。モダンなヘヴィネスを持ったの硬質なトーンのリズム・セクションを土台に、華やかなトーンのキーボードが光彩を放つように広がっていくヌケのいいアンサンブルが実に素晴らしい!トライバルとでも言えるような、ドラムがリズミックに乱れ打つところや、ムーグ・シンセによる天へと駆け上るようなリードなど、めくるめく躍動感溢れるアレンジに心躍ります。ジョン・アンダーソンとムーン・サファリのKey奏者/VoのSimon Akessonの中間に位置づけられるようなハイ・トーンのヴォーカル、キャッチーで心に突き刺さってくるメロディ・ラインも特筆。これは名作!
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