2016年8月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
「最近、これよく売れるなぁ」「この作品、素晴らしいのに、あまり売れないなぁ」「おっ、これ中古で入ったのか!」
そんな店長とっておきのオススメ作品をテーマを決めてピックアップするコーナーが「日々是ロック」。
今日のテーマは「VERTIGO直系のユーロ・ロック」。どうぞお楽しみください!
2016年に新たにリイシューされた人気盤からスタートいたしましょう!
まるでクレシダ meets ジェネシス!
溢れるメロトロンは最高だし、ジェントルに歌う時のピーター・ハミルばりのヴォーカルも良いし、とても発掘盤とは思えないジャーマン・プログレ秘宝。
ジェスロ・タルやクレシダやイタリアのヘヴィ・シンフォが好きなら、この超マイナーなジャーマン・プログレ・バンドはきっと掘り出しもののはず!
まるで初期シカゴとウィッシュボーン・アッシュとクレシダが合体したような感じ!?
このベルギー発の75年作、ずばりユーロ・ロック名作。
ハンガリーのバンドながら、英ヴァーティゴにも通ずる叙情性とアンダーグラウンド臭を持った好グループ。
オルガンが荘厳に鳴り響く71年の名作1st。
これでもかと溢れ出すメロトロン、宇宙の深遠を描くシンセ・・・。
ドラムは初期クリムゾンを彷彿させるし、リッケンバッカーはゴリゴリしてるし、歌はグレッグ・レイクに似てるし、でも、アンサンブルがバタバタとしてて、さすがはノルウェーB級シンフォ秘宝・・・。
オープニング・ナンバーを聴いて驚きました!
スティーヴ・ウィンウッドばりのソウルフル・ヴォーカル!
このオランダのオルガン・ロック・バンドの69年作は痺れますよ~!
ここからは中古CDコーナーよりニッチ&ディープな作品をピックアップいたしましょう!
こ、これは、ずばりオーストラリア版のインディアン・サマー!?はたまたグレイヴィ・トレイン!?
ガレージ・ロックとヴァーティゴ・サウンドとの融合!?
70年代半ばのニューヨークで生まれた痺れるオルガン・ハード逸品!
おっ、新鋭バンドのオススメ盤を中古で発見っ!
北欧の森の神秘性を音像化すると?
ミスティックなフルートと幻想的なハモンドが彩るサウンドは、2015年産とは思えないヴィンテージさ。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
—–
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
74年に制作されながらお蔵入りとなったドイツの4人組による幻のデビュー作。オープニング・ナンバーから、こ、これは、何という素晴らしさ!まるでクレシダとジェネシスとが出会ったようなサウンドは、とても未発表作とは思えないクオリティ。溢れる叙情的なメロトロン、淡いトーンのハモンド・オルガンを中心に、スティーヴ・ハケット的なギターがドラマを描き、リズム・セクションが、時にジャジーに、時にキメのパートでのジェネシスばりにタイトかつアグレッシヴに引き締め、そして、ヴォーカルがまるでジェントルに歌う時のピーター・ハミルのような歌唱で全体に陰影をつける。英カリスマやヴァーティゴの作品のファンなら拳を握りしめること間違いなし。これはオススメです。
ベルギー出身、ツイン・ギターに加え、ブラス&フルート奏者、キーボード奏者を含む7人組グループ、EMIより75年にリリースされた唯一作。ブラス・ロックを彷彿させる逞しくもシャープなリズム・セクション、クラシックな気品もあるドラマティックに盛り上がるツイン・リード・ギター、英VERTIGOの作品群を彷彿させる流麗なフルートや淡いオルガン、そして、多声コーラスを交えて荘厳に盛り上がっていくヴォーカル&ハーモニー。まるで初期シカゴとウィッシュボーン・アッシュとクレシダが合体したような何とも魅惑的なサウンドが全編で繰り広げられていてビックリ。演奏は安定感抜群だし、変拍子のキメを織り交ぜながら忙しなく畳み掛ける展開もプログレッシヴだし、メロディもフックたっぷりだし、これは素晴らしい作品。ユーロ・ロック名作!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!