2016年5月13日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
ここ最近で入荷したCDの中から、注目の作品をピックアップいたしましょう!
プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいりますよ~。
まずはリイシュー盤、次に2015年~2016年リリースの新譜をピックアップいたしましょう。
キューバに同名バンドが居ますが、こちらはアルゼンチンのバンドによる76年の唯一作。
アルバムのどこを切り取っても立ち上る秘宝臭。
雰囲気たっぷりジャケから受ける期待通りの南米産プログレ~ジャズ・ロックの秘宝。
イギリス人のTOM McGUIGAN(Vo、木管楽器、キーボード奏者)を中心にドイツで結成されたグループ、76年作の4th。
サウンドは、ジャズ・フュージョンの流麗さ、ファンキーさ、シアトリカルさ、猥雑さなどのゴッタ煮。
恐るべしクセとアクはこれぞジャーマン!
西にトルコ、東にカスピ海、南にイランと接する東欧の国アルメニア生まれのプログレ、聴いたみたくはないかい?
クリス・スペディング参加作としても、英スワンプ・ロックとしてもニッチ&ディープな一枚ながら、演奏のコクと英国らしいメロ、最高だなぁ。
名ギタリストのクリス・スペディングをはじめ、デヴィッド・ボウイの作品ほか数多くの英ロック名作に参加している名ベーシストのハービー・フラワーズなど、名うてのセッション・ミュージシャンで結成されたグループ。
ロジャー・ベインのプロデュースにより録音され、デッカから71年にリリースされた唯一作。
ニール・ヤング・ウィズ・クレージーホースが好き?スワンプ・ロックも好き?
でしたら、この英国のバンド、良いですよ~。これぞスルメと言える味わい。
初期エルトン・ジョンのバックを務めていた名うてのセッション・ミュージシャンによる結成されたグループ。
74年の解散後の75年にリリースされた2枚組のベスト・アルバム。
ブラス・ロックなんだけど、カナダのバンドだからか、透明感あるリリシズムがあって、実に泣けるんです。
ノリノリとメロウの間を振幅しながら聴き手の心を鷲掴みにするグッとくる名作!
元TIR NA NOGのギタリストSonny Condellを中心に、アイルランドはダブリンにて79年に結成されたグループ。80年作の2nd。
ピンク・フロイド『ウォール』のアコースティックなナンバーっぽいけど、時々アシッド臭あり、エレポップ風味あり、でも全体としてはジェントルという不思議な作品で、プロデュースはジョン・マーティン!
サンフランシスコで12年間も活動しながらリリース作品はなし・・・んがしかし、残された音源はサイケ・ガレージの秘宝。
レイト60sのマイナー・サイケ・ポップのコンピが好きなら「ワオ!」となるはず!
ドイツのポップ・バンドで80年作かぁ。ニッチ&ディープにもほどがある!?
アージェントやアラン・パーソンズ・プロジェクトのファンはチェック是非!
ラテン、アフロ、ジャズ、ソウルのエッセンスをゴッタ煮したニューヨークのファンク・バンド。71年のデビュー作。
強烈なマンドリル・ジャケに負けない音からほとばしるエネルギー!
ラテン~アフロのエッセンスをフィーチャーしてるけど、R&B~ブルース~ソウルのコクが濃厚で、ブラス・ロックやスワンプ・ロックのファンもこれ必聴!
「70年代プログレの遺産の発見」というテーマで、PAVLOV’S DOG、CATHEDRALといった米シンフォ名バンドの未発表曲を、バンドのオリジナル・メンバーをゲストに迎えて録音しちゃおう、という愛すべき企画!
『フェローナとソローナ』の2016年リメイク!?いや~、そのままにしておいた方が良いよ~、と思いきや!
明瞭&ダイナミックなサウンドにドラマ性が増していて感動・・・。
ジム・モリソンとピーター・グリーンが現代のテクノロジーを使ってセッションした感じ!?
2010年に結成されたイギリスの4人組アシッド・ロック・バンド、2015年作の3rdアルバム。
雰囲気抜群の逸品です。
チェンバー・ミュージック×ポスト・ロックなアンサンブル、そして、アルゼンチンらしい詩情豊かな「歌」。
静謐かつ温かで実に美しいなぁ。
管弦楽器奏者を擁するアルゼンチンのグループ。2015年作。
プログレッシヴ・インディー・ロック・ジャズ・ポップ!?
XTC、JAM、BLUR、PINK FLOYD、KINKS、SMALL FACESあたりが引き合いに出される注目の新鋭!
サイケ~アシッド・フォークが好きで、ゴングも好き?
ならこのノルウェーの新鋭、要チェックですよ~。
双子のMomrak兄弟を中心とするノルウェーのプログレ新鋭、2016年作3rd。
ヴァンゲリス、ムーディー・ブルース、北欧ジャズ、そして、何と初期のターキッシュ・サイケを聴きながら、アルバムを作ったって、なに、フィンランドのバンドなの!?
メロディとヴォーカルに受け継がれているチャーリー・ガルシアやスピネッタのDNA。
70年代スタイルの新鋭による円熟の一枚。
93年に結成されたアルゼンチンの新鋭プログレ・バンド、2015年作のなんと16枚目のアルバム。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
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今週は、火曜日429枚、水曜日353枚、木曜日207枚とたくさんの中古CDを放出しました!
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1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
アルメニア出身のプログレ・バンド、79年唯一作。アルメニアというと、西にトルコ、東にカスピ海、南にイランと接する東欧の国。ペルシア地方伝統の民族楽器であるKEMATCHA(弦楽器)とSANTOUR(打楽器)の他、フォルクローレ調の管楽器をフィーチャーしたエスニック色濃厚なサウンドが印象的。ファンキーとはまた違うノリながらよく動きまわるベース、スペーシーというか何ともほの暗いトーンのエレキ・ギターは、フランスのバンドに通じる味わい。辺境プログレの逸品です。
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