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SATIN WHALEの2ndやKIN PING MEHデビュー作など、ECLIPSEレーベルよりジャーマン・プログレ/ハードが一挙リイシュー!

ECLIPSEというレーベルより70年代のジャーマン・プログレ/ハードの作品が一挙リイシューされたのでピックアップいたしましょう。

どの作品もブリティッシュ・ロックからの影響が強くて、VERTIGOやHARVESTあたりからリリースされてもおかしくない感じ。

ブリティッシュ・ロックのファンは要チェックです。試聴是非!

SATIN WHALE/LOST MANKIND

クレシダとバークレイ・ジェームス・ハーヴェストを足してニで割ったようなサウンドは実に哀愁たっぷりでドラマティック。

ドイツ西部はケルンにて71年に結成、ギター兼サックス/フルート奏者とKey奏者を擁する4人組。75年作の2ndアルバム。

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KIN PING MEH/KIN PING MEH

70年にドイツ南西部にある都市マンハイムで結成されたジャーマン・ハード・バンド。71年のデビュー作。

ブルージー&メロウかつサイケデリックな陶酔感も併せ持つギター、淡いトーンで陰影たっぷりに鳴るハモンド・オルガンを中心とするオルガン・ハード・サウンドは、ユーライア・ヒープやスプーキー・トゥースあたりのファンにはたまらないはず。

ジャーマン・ハード屈指の名作です。

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TOMORROW’S GIFT/TOMORROWS GIFT

女性ヴォーカル、フルート奏者を要するジャーマン・ロック・バンド。オリジナルは2枚組でリリースされた70年のデビュー作。

ギター、オルガン、唾飛ばしフルートが渾然一体となって狂おしく畳み掛けるアンサンブルの熱気の凄まじいこと!一歩も引かない女性ヴォーカルも圧巻だし、このバンド、ずばりアフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!

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GILA/GILA

3rd『ホシアナ・マントラ』よりポポル・ヴーに加入して活躍するギタリストConny Veitが率いるジャーマン・ロック・バンド。71年のデビュー作。

ジミヘンやペイジからの影響を軸に陶酔のフレーズへと昇華させたギターが実にカッコよし。

サイケだけど混沌とした感じはなく、非常に尖った音は、70年代初期の音とは思えないほどオルタナティブ。踊れるサイケ・ハード!

さすがドイツと唸る傑作です。

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TWENTY SIXTY SIX & THEN/REFLECTIONS !

ディープ・パープル、ヴァニラ・ファッジ、アイアン・バタフライ、ナイス、ジェスロ・タルを詰め込んだ感じ!?

英国人ヴォーカリストのソウルフルな歌もカッコ良いし、こりゃジャーマン・プログレ/ハード屈指の名盤。

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IKARUS/IKARUS

クレシダやスティル・ライフなどヴァーティゴ系のオルガン・ロックをベースに、ソフツやカーンあたりのカンタベリーのエッセンスをまぶした感じ。

サックス&フルート奏者在籍のジャーマン・ロック・バンド、71年の唯一作。

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GURU GURU/KAN-GURU

Uli Trepte最後の参加作となった72年作3rd。

トロ~ンとしたギターの音色に顕著な、沈み込むような、浮かび上がるような、奇妙な酩酊感に身を翻弄されるジャーマン・サイケの真髄極まる傑作!

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関連カテゴリー

ECLIPSEレーベル発のジャーマン・プログレ/ハードのリイシュー盤

  • IKARUS / IKARUS

    ジャーマン・プログレ、CRESSIDAなどの英国オルガン・ロックやCARAVAN/SOFT MACHINEなどカンタベリー系に通じるサウンド、71年作唯一作

    サックス&フルート奏者在籍のジャーマン・ロック・バンド、71年の唯一作。手数多く走るドラムとよく動くベースによる安定感あるリズム隊を土台に、ブルージー&ハードで引きずるようなギター・リフ、淡くむせぶハモンド・オルガンを中心として、時に叙情的に、時に熱気ムンムンに畳み掛けるアンサンブルは、クレシダやスティル・ライフなどヴァーティゴ系のオルガン・ロックに通じる質感が印象的です。フルートやサックスがリード楽器としてフィーチャーされているのも特筆で、ジャズのエッセンスが感じられ、初期ソフト・マシーンやカーンのようなカンタベリーな味わいすら感じます。4曲の大曲主義で駆け抜ける構成も実に巧み。これはブリティッシュ・ロック・ファンにもたまらない名作です。

  • TOMORROW’S GIFT / TOMORROWS GIFT

    ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!

    女性ヴォーカル、フルート奏者を要するジャーマン・ロック・バンド。オリジナルは2枚組でリリースされた70年のデビュー作。オープニングの「Riddle In A Swamp」から痺れまくり!アグレッシヴに疾走するキレ味抜群のリズム隊、叩きつけるように鳴らされるリズムと「狂おしい」というキーワードぴったりに弾きまくられるリードともにまるでパンクのように初期衝動のエネルギーがつまったエレキ・ギター、宗教的な荘厳さとともにそそり立つオルガン、激しく吹かれるフルート。いやはや凄まじい熱気。アンサンブルに応える女性ヴォーカルも圧巻で、英国アフィニティのリンダ・ホイルを彷彿させます。ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作です。アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!

  • GILA / GILA

    後にPOPOL VUHで活躍するギタリストConny Veit率いるジャーマン・ロック・バンド、71年発表の傑作

    3rd『ホシアナ・マントラ』よりポポル・ヴーに加入して活躍するギタリストConny Veitが率いるジャーマン・ロック・バンド。71年のデビュー作。グルーヴ感のあるリズム、明瞭なトーンで空間を広げるハモンド・オルガン、ジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジからの影響を軸に陶酔のフレーズへと昇華させたエレクトリック・ギター。サイケデリックながら混沌とした感じはなく、非常に尖った「踊れる」サイケ・ハード・サウンドが印象的です。初期ピンク・フロイド的な瞑想ロックもクールだし、70年代初期のサウンドとは思えないほどオルタナティブ。これは傑作です。

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