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オランダ産プログレ新鋭特集!~優美でメロディアスな新世代プログレをセレクト!

70年代のオランダのプログレと言えば、フォーカスやトレースやカヤックなど、いかにもプロテスタントの国らしい「働きものの真面目」な国民性が音楽の中にも息づいた端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック・バンドが誕生しました。

00年代に入っても脈々と流れるそんな国民性と70年代の往年の名バンド達の遺伝子。

今やスウェーデン、イタリアに継ぐプログレ大国となりつつあるオランダの00年代プログレ・シーンを特集いたしましょう。

SILHOUETTE/THE WORLD IS FLAT (AND OTHER ALTERNATIVE FACTS)

現オランダのシンフォ・シーンをリードする人気バンドと言えば彼らですね。

この17年作、どこを切ってもため息が出るような美し過ぎるサウンドが溢れ出してきて至福…。
フルート、ヴァイオリン、オーボエ、フレンチホルンなど管弦楽器も素晴らしい仕事してるなぁ。

ある種の神々しさすら感じられる凄まじい完成度で聴かせる会心作!
JADISやSOLSTICEなどの気品ある英シンフォがお好きなら間違いありません☆

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PBII/ROCKET! THE DREAMS OF WUBBO OCKELS

08年結成、70~80年代より活動するベテラン・ミュージシャンを含むオランダ出身シンフォ・バンドによる、3作目となる17年作。

ジェネシスとイエスを合わせたようなファンタジックな音楽性にストリングスがドラマチックに絡み、ヴォーカルがジョン・アンダーソン風に歌い上げ、そこにオランダ出身らしいハイセンスなポップ・エッセンスを贅沢に注入!

このオランダのバンド、凄いっす…。

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FLAMBOROUGH HEAD/SHREDS OF EVIDENCE

00年代以降のオランダ・シンフォ・シーンの中核として活躍する実力派バンドが彼ら。

デビューした1998年から2015年までのアルバム未収録音源をまとめた作品なのですが、17年という長期間の選曲にもかかわらず、オリジナル・アルバムのように統一された楽曲と演奏で聴かせます。

彼らの貴重なオランダ語ヴォーカル曲も収録♪

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CHRIS/DAYS OF SUMMER GONE

オランダのマルチ・ミュージシャンChristian Bruinによる一人プロジェクト。クリスマス・アルバムの前作から1年も経たずにリリースされた2013年作。

才能ほとばしる映像喚起的でファンタスティックなサウンドと、オランダならではの柔らかなポップ・フィーリングがマジカルすぎ。

これは、傑作ですよ~。

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SKY ARCHITECT/NOMAD

そのCHRISがドラマーとして在籍するテクニカル・バンド、17年作。ギターとシンセを軸にゴリゴリと熱量高く展開する変拍子アンサンブル演奏強度の高いモダン・プログレが痛快!CHRISも印象的なリズムパターンの構築などに才能を発揮しています。

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GOLDEN CAVES/COLLISION

モーストリー・オータムやマジェンタら英シンフォに通じるドラマ性と透明感あるアンサンブル。

そこにオール・アバウト・イヴのジュリアンヌを彷彿させる美声Voが乗りスケール大きく展開していく、「美麗」という言葉がぴったりなオランダ新鋭シンフォ!

本作にもCHRISが関わっていて、プロデュースを担当。本当に多彩なミュージシャンですよね。

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そんなCHRISへのインタビュー記事も合わせてお楽しみください☆


【アーティスト・インタビュー】 オランダのシンフォ新鋭プロジェクトCHRISのブレーンChristiaan Bruin

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注目のプログレ新鋭の魅力に迫る「アーティスト・インタビュー」企画。近年続々とメロディアスな名作がリリースされているオランダのプログレ・シーンの中でも特にその才能に注目が集まるコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者のCHRISことChristiaan Bruinにインタビュー。

SILHOUETTE/BEYOND THE SEVENTH WAVE

07年にデビューしたオランダのシンフォニック・ロック・バンド、2014年作4thアルバム。

前作で極めたキャメル系シンフォ・サウンドに、モダンなエッジとダイナミズムが加わり、ドラマティックさを増したダッチ・シンフォ快作!

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MINOR GIANT/ON THE ROAD

清涼感いっぱいに広がる多彩なキーボード・ワーク、そして、オランダらしい柔和で温かみあるハイ・トーンのヴォーカルとフックに富んだ伸びやかなメロディ。

充実の2014年デビュー作!

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LEAP DAY/FROM THE DAYS OF DEUCALION: CHAPTER 1

TRION、KING EIDER、NICE BEAVERなどオランダのキャメル系シンフォ・グループのメンバーたちが一堂に会した現ダッチ・シンフォのスーパー・グループ、13年2nd。

メリハリの効いた構築性、キャッチーに歌い上げるフィル・コリンズ系統のハイトーンVoは、ジェネシスやキャメルのファンはたまらないはず。

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LIFE LINE PROJECT/DISTORTED MEMORIES

キーボード奏者Erik De Beerが女性シンガーAnja Dirkzwagerと結成し、94年にデビューしたグループ。2010年作。

流麗なヴァイオリン、ファンタスティックなフルート、泣きの叙情性に溢れたギター、透明感のあるハイ・トーンが魅力の女性ヴォーカルが楽曲を瑞々しく彩る佳曲ぞろい。

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TRION / FANFARE FANTASY

FLAMBOROUGH HEADとODYSSICEのメンバーによって結成されたグループ、13年作。

これはもうずばり蘇るキャメル『ムーンマッドネス』!A.ラティマーがゲスト参加?と一瞬思ってしまうほどの再現度を誇るキャメル愛が溢れるハイクオリティな一枚。

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FLAMBOROUGH HEAD / LOST IN TIME

オランダの新鋭シンフォ・バンド、13年作。

アンディ・ラティマーを受け継ぐ甘くメロディアスなギターを中心としたキャメル直系の泣きの叙情シンフォを、メロトロンと派手に鳴り響くオルガン&シンセがよりスケール感溢れるサウンドへと飛翔させる感動的なシンフォニック・ロック。

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ODYSSICE / IMPRESSION

00年デビュー作。アンディ・ラティマーを彷彿とさせる泣きのメロディアス・ギターとシンフォニックな広がりを見せるシンセ・ワークから、ピアノによる純クラシカルなフレージングをも聴かせるキーボードとによる、まさしく正統派のシンフォニック・ロック。

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MODEST MIDGET / CRYSIS

アルゼンチン生まれで、オランダはユトレヒト音楽院で8年間に渡りクラシックの作曲を学びつつ、ジャズ・ギターも習得したというミュージシャンLionel Ziblat率いるオランダ在住ミュージシャンによるプロジェクト。2014年作の2ndアルバム。

ジェリーフィッシュと北欧サムラが合体してジャンゴ・ラインハルトが飛び入りしたような、脅威の無国籍プログレ!

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NINE STONES CLOSE / ONE EYE ON THE SUNRISE

08年結成のメロディアス・プログレ・グループ、12年作。

北欧プログレを思わせるセンシティブな静謐さが印象深い演奏と、メランコリックな哀切に満ちたメロディラインが、他のオランダのグループにはないドラマティックさを醸し出す好作品。

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UNKH / TRAVELLER

90年代はじめに結成されたオランダのベテラン新鋭バンド。

70年代英国プログレ + 80年代エレ・ポップ + 90年代ギターロック!?と言える個性的なサウンドが魅力の2014年デビュー作。

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オランダ産プログレ新鋭特集!

  • SILHOUETTE / THE WORLD IS FLAT (AND OTHER ALTERNATIVE FACTS)

    現オランダ屈指の人気シンフォ・グループの17年作、どこを切ってもため息が出るような美しいサウンドが溢れ出してくる美旋律シンフォニック・ロックの傑作!

    現オランダのシンフォ・シーンをリードする人気バンドによる2017年作。ゲスト奏者によるフルート、ヴァイオリン、フレンチホルン、オーボエなどの管弦楽器を配し、以前からの持ち味だった美しくキャッチーなメロディメイクに更なる磨きをかけたスケールの大きいシンフォニック・ロックを聴かせてくれます。瑞々しくかき鳴らすアコースティック・ギター、エモーショナルなタッチで流れるように美旋律を紡ぐギター、一音一音が眩く輝くようなシンセサイザー、そしてジョン・アンダーソンに似る透き通るような声質で切々と歌うヴォーカル。様々な楽器が登場するものの込み入った複雑な印象を一切与えず、一点を見つめて迷いなく突き進んでいくようなひたむきな演奏が感動を呼びます。安易にメタリックなヘヴィネスに頼らず起伏あるドラマチックな構築性によってダイナミズムを生み出すコンポーズ能力も素晴らしい。どこを切ってもため息が出るような美しいサウンドが溢れ出してきて、この気品高さはJADISやSOLSTICEあたりの英国バンドに通じるものでしょう。前作、前前作も文句の付け所のない名作でしたが、本作は一つ別の次元に辿り着いたかのような、ある種の神々しさすら感じ取れる凄まじい完成度を誇っています。会心の傑作!

  • SILHOUETTE / BEYOND THE SEVENTH WAVE

    前作で極めたキャメル系シンフォ・サウンドから覚醒し、よりドラマティックに突き抜けた2014年作4th、ダッチ・シンフォの傑作

    07年にデビューしたオランダのシンフォニック・ロック・バンド、2014年作4thアルバム。オランダらしい端正でメロディアスな12年の前作が月間ベストセラーになるなどカケレコでも人気でしたが、本作では、透明感とともにダイナミズムが増し、よりモダンでドラマティックになった印象。ドラマーの変更とともに、新たにギタリストが1人加わってツイン・ギター編成となったことで、タイトに迫力を増したリズム隊とハードかつ伸びやかなリード・ギターが、持ち味であるジェネシス/キャメル系の叙情美に、明瞭なエッジを加えてドラマを際立たせています。管弦楽奏者もゲスト参加していて、クラシカルな旋律が時に広がりと壮麗さを、時に深みと荘厳さをアレンジにもたらしていて絶品。クリアでヌケの良いアンサンブルを背景に、ハイ・トーンのヴォーカルとオランダらしい歌心たっぷりのフックに富んだメロディも映えまくっています。格調高くリリカルなピアノ、突き抜けるようにダイナミックに広がるシンセ、幻想のメロトロンなど、美しいキーボード・ワークも相変わらず特筆。前作で極めたジェネシス/キャメル系シンフォ・サウンドから一気に覚醒して気品たっぷり&ドラマティックに突き抜けた傑作。これはオススメです。

  • CHRIS / DAYS OF SUMMER GONE

    オランダの天才マルチ・ミュージシャン、ほとばしる才能溢れる、あまりにマジカルな2013年作

    オランダのマルチ・ミュージシャンChristian Bruinによる一人プロジェクト。クリスマス・アルバムの前作から1年も経たずにリリースされた2013年作。「夏が過ぎ去った日々」というタイトルの通りに、夏の終わりから秋にかけての郷愁をテーマにしたコンセプト・アルバム。ヴァイオリンとチェロが室内楽的に艶やかに鳴るオープニング。ドラムがダイナミックに入ると、キーボードが柔らかに広がり、ヴァイオリンが伸びやかに舞う。荘厳なコーラス・ワークが鳴り響くとともに場面が切り替わり、アグレッシヴな変拍子の中、レ・オルメのような深い響きのシンセがヘヴィな戦慄を奏でる。また場面が変わり、アコースティック・ギターとともにロマンティックな歌の世界へ。オープニングからの5分間、ただただうなりっぱなし。映像喚起的なサウンド・プロダクションと美し過ぎるリリシズムからは、イタリアが誇る奇才、HOSTSONATENを率いるFabio Zuffantiに比肩するほとばしる才能を感じます。Fabio Zuffantiと異なるのは、オランダらしい包み込むように優美なポップ・フィーリング。ジャケットの通りの鮮やかで温かみもあるファンタスティックな逸品。あまりにマジカルな傑作です。

  • MINOR GIANT / ON THE ROAD

    続々と優れたプログレ作品を生み出す00年代のオランダからまたまた注目の新鋭が登場!キーボードが清涼感いっぱいに彩る2014年デビュー作!

    2010年に16歳という若さで作曲&レコーディングをはじめたKey奏者&コンポーザーRindert Lammersを中心に結成されたオランダ産シンフォニック・ロック・バンド。2014年のデビュー作。清涼感いっぱいに多彩なキーボードが広がっていくまばゆいオープニング。メロディアスなムーグ・シンセのリードに続き、オランダらしい柔和で温かみあるハイ・トーンのヴォーカル、フックに富んだ伸びやかなメロディに心躍ります。映像喚起的な透明感と浮遊感あるパートやエッジの立ったギターがリフを刻むヘヴィなパートなどモダンな音色も聴かれますが、全体の印象としてはヴィンテージな優美さが際立ちます。流麗なピアノをバックにした透き通るようにピュアなバラードも魅力的です。いかにもオランダ的なジェントルな歌心に溢れたメロディアスなシンフォニック・ロックの佳曲ぞろい。Rindertは、00年代のオランダ注目のミュージシャンと言えるCHRISことChristiaan Bruinとも交流があるようで、続々と優れたミュージシャンを輩出する00年代のオランダから目が離せません!

  • TRION / FANFARE FANTASY

    オランダ新鋭を代表するシンフォ・バンド13年作、『SNOWGOOSE』〜『MOONMADNESS』期のキャメルを彷彿させる温かみと優美さに満ちた傑作!

    オランダ新鋭を代表するシンフォ・バンド、13年作。これはずばり「現代に蘇った70年代キャメル」という言葉が最高にピッタリ来るサウンド!ファンタジックに弾むリズムとキレの良いオルガンをバックに、ラティマー直系の甘いトーンのギターからリリカルに舞うフルート、七色に変化するシンセへと流麗にソロを繋いでいく冒頭の演奏で、キャメルファンなら悶絶必至!じんわりと壮大に広がっていくメロトロンも絶品です。ストリングスシンセとメロトロンが物悲しく鳴る中を叙情的なギターが駆け抜けていくセンチメンタルなパート、一転テンポアップするリズムに駆り立てられシンセとギターがテクニカルに突き進む白熱のパート、静謐なアコギのアルペジオにフルートが重なる降り積もる雪のシーンを思わせるパートなど、ストーリー性豊かな楽曲構成もこのバンドの特徴です。出色はギターで、存在感のある甘く太めのトーン、ドラマ性に満ちたフレージングと、ラティマー本人が客演していると言われても頷いてしまうほどのドラマティックで説得力溢れるサウンドを聴かせます。いい意味で2013年の音とは思えないヴィンテージな温かみと優美さに溢れた演奏は、『SNOWGOOSE』〜『MOONMADNESS』期のキャメルを重ねずにはいられない素晴らしさ。オランダの数多あるキャメルタイプの作品の中でも一際完成度の高い傑作です!

  • FLAMBOROUGH HEAD / LOST IN TIME

    オランダの新鋭シンフォ・グループ13年作、キャメル直系の泣きの叙情シンフォをよりスケール感いっぱいに仕立てあげた一枚

    オランダの新鋭シンフォ・バンド、13年作。アンディ・ラティマーを受け継ぐ甘くメロディアスなギターを中心としたキャメル直系の泣きの叙情シンフォを、メロトロンと派手に鳴り響くオルガン&シンセがよりスケール感溢れるサウンドへと飛翔させる感動的なシンフォニック・ロック。女性ヴォーカルが叙情的に歌い上げるメロディも絶品で、ひたすらロマンティックな音の流れに身を任せるような極上の心地よさが味わえるアンサンブルが素晴らしい!そうかと思うと、キャメル的な優美さはそのままに演奏をよりハードにしたようなキレの良いスピーディーな演奏も現れ、ヴィンテージな優しい音使いと現代的なエッジの効いたサウンドとのバランスの良さを感じさせます。キャメル式のファンタジーをより壮大に仕立てあげた、溢ればかりのロマンティシズムを湛えた一枚です。

  • GOLDEN CAVES / COLLISION

    美声女性ヴォーカルを擁するオランダの新鋭シンフォ・バンド17年作、プロデュースはあのCHRISが担当

    オランダの新鋭シンフォ・バンド、16年にリリースされたEPに続く1stフルアルバム。プロデュースはChristiaan De BruinことCHRISが担当。ヘヴィな表情にも独特のリリシズムが滲む品のあるギタープレイとオルガン&ピアノ主体のキーボードを軸とする、MOSTLY AUTUMNやMAGENTAといった英シンフォに通じるドラマチックさと透明感のあるアンサンブル。そこにALL ABOUT EVEにおけるJulianne Reganを彷彿させる、艶のある女性ヴォーカルが乗りスケール大きく展開していく、「美麗」という言葉がぴったりなシンフォニック・ロックはとにかく息をのむほどの素晴らしさ。ヴォーカルを支える女声コーラスも特筆で、添え物的ではなく曲によってはヴォーカルと同等の存在感を持っており、楽曲を劇的に盛り上げる役割を担っています。4〜5分台の比較的コンパクトなナンバーで構成されていますが、一曲の中でもダイナミックに展開していくサウンドに不足感は微塵も感じません。数ある女性ヴォーカル・シンフォものでも、ヴォーカルを筆頭に胸を揺さぶるような情感豊かさではトップクラスと言える傑作。

  • FLAMBOROUGH HEAD / SHREDS OF EVIDENCE

    現オランダのシンフォ・シーンをリードする実力派バンドによる17年作、1998年から2015年までのアルバム未収録音源をまとめた作品、貴重音源満載!

    現オランダのシンフォ・シーンをリードする実力派バンドによる17年リリース作で、デビューした1998年から2015年までのアルバム未収録音源をまとめた作品。ムーディー・ブルースのトリビュート盤に提供した「Bless The Wings」やフラワー・キングスのトリビュート盤に提供した「Blesing Of A Smile – A Flower Full Of Stars」、CYCLOPSレーベルのサンプラーCDにのみ収録された2曲、母国で開催されたプログフェスでのライヴ音源など全11曲を収録。彼らの貴重なオランダ語ヴォーカルが聴けるM4「Rixt Fan’t Oerd」(名曲!)も必聴です。17年という長期間から選曲されているにもかかわらず、オリジナル・アルバムのように統一された世界観があって、楽曲・演奏のクオリティも総じて高く、彼らがデビューから一貫してブレのない活動を行なってきたのが伺える一枚となっています。

  • MODEST MIDGET / CRYSIS

    ジェリーフィッシュと北欧サムラが合体してジャンゴ・ラインハルトが飛び入りしたような、脅威の無国籍プログレ、2014年作2nd

    アルゼンチン生まれで、オランダはユトレヒト音楽院で8年間に渡りクラシックの作曲を学びつつ、ジャズ・ギターも習得したというミュージシャンLionel Ziblat率いるオランダ在住ミュージシャンによるプロジェクト。2014年作の2ndアルバム。メロディアスなムーグ、弾むようなピアノでシンフォニック・ロックかと思ったら、ジャンゴ・ラインハルトばりのジプシー・ギターが飛び出したり、60年代ビート/ガレージ・スタイルのギター・ポップからサムラばりの素っ頓狂なパートへとスイッチしたり、先の読めない変態ポップっぷりが実に痛快。リリカルなアコギの弾き語りナンバーで分かる通り、メロディ・メイカーとしてのセンスも抜群だし、恐るべしな奇才っぷり。ジェリーフィッシュとサムラが合体して、ジャンゴ・ラインハルトが乱入したような無国籍プログレ変態ポップ。これは凄いアルバム!

  • PBII / ROCKET! THE DREAMS OF WUBBO OCKELS

    08年結成のオランダ出身シンフォ・バンド17年作3rd、ジェネシスとイエスを合わせたようなサウンドにストリングスを全面的にフィーチャーした、壮大なシンフォニック・ロック感動作!

    08年結成、70〜80年代より活動するベテラン・ミュージシャンを含むオランダ出身シンフォ・バンドによる3作目となる17年作。以前よりオーケストラとの共演による壮大なシンフォを聴かせていたグループですが、今作でも生ストリングスを全面的にフィーチャー。ハケットを思わせるデリケートなトーンでドラマチックに歌うギター、豊かに広がるシンセ、そしてやや低めの声域ながらジョン・アンダーソン風に歌い上げるヴォーカルが紡ぎ出す、ジェネシスとイエスを合わせたような気品があって雄大なファンタジーを宿したサウンド。そこにストリングスが流麗に絡んでいきます。それにしてもこのストリングスとバンド演奏との融合具合いは特筆。ぶつかり合うことなくバンドのダイナミズムと弦楽の艷やかな美しさが一体となって感動的なシンフォニック・ロックを織り上げているのが見事。ただヴィンテージ一辺倒ということはなく、オランダ出身らしいハイセンスなポップ・エッセンスもたっぷりと注入されており、聴きやすさも抜群。1曲でハケット・バンドのヴォーカリストNad Sylvanを迎えており、切ないリリシズムを湛えた名曲を彩っています。

  • SKY ARCHITECT / NOMAD

    オランダ出身、マルチ・ミュージシャンとして活躍するCHRISが本職のドラマーとして在籍する5人組テクニカル・プログレ・バンド、17年作

    オランダ出身、マルチ・ミュージシャンとして活躍するCHRISが本職のドラマーとして在籍する5人組テクニカル・プログレ・バンドの17年作。ギターアルペジオやピアノが彩るメランコリックで少しミステリアスなメロディのヴォーカルパートと、ギターとシンセを軸にゴリゴリと熱量高く展開する変拍子アンサンブルで構築された、演奏強度の高いモダン・プログレを聴かせます。最終曲では威勢のいいダイナミックなアンサンブルが繰り広げられたかと思いきや、終盤不意に現れるフリューゲルホルンがもたらす哀愁たっぷりの展開がまたいいです。CHRISのドラムは手数や技巧よりも印象的なリズムパターンの構築などに才能を見せています。快作!

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