英米ロックファン注目のニッチ&ディープな作品を続々と紙ジャケでリイシューしている韓国のレーベルBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介いたしましょう。
今月の新譜も相変わらず英ルーツ・ロックから、英フィメール・フォーク、米サイケ/ソフト・ロック、米サザン・スワンプまで素晴らしいリイシュー盤ばかり。
どうぞ試聴をお楽しみください!
カントリー化したバーズに刺激を受け、英国流のカントリー・ロックを目指したバンド、マイティ・ベイビーを率いたマーティン・ストーンが、旧知の中だったフィル・リスマンと結成したアコースティック・フォーキー・デュオ。
72年作のデビュー作ですが、これはずばり英国流グッド・タイム・ミュージックだなぁ。
ニック・ロウも参加していて、米ルーツに憧れつつ、英国的な牧歌性がにじみ出ていて最高に愛すべき一枚。
ブライアン・ウィルソン~カート・ベッチャーあたりのファンは歓喜と言えるまばゆさ!
なるほど、ジェームス・ブラウンやアレサ・フランクリンやヤング・ラスカルズなどATLANTICの数多くの名作を手がけた名プロデューサーのBob Galloが企画したプロジェクト作なのかぁ。
マイナーだけどすごいきらめき!
フィル・スペクターの元で全米No1のヒット曲を飛ばしたブルー・アイド・ソウル・デュオRIGHTEOUS BROTHERSの一人が、デュオ解散後に米南部アラバマはマッスル・ショールズにあるFAMEスタジオに赴き、当地の名セッション・マンと録音した70年のソロ唯一作。
フィル・スペクターの元を離れ、一人、アラバマはマッスル・ショールズに赴いた男による確かな記録であり、さすがはマッスル・ショールズ産とうなる名作!
後にライオンジャケの74年作でおなじみのバンドNARNIAに参加するフィメールSSWによる69年のソロ唯一作。
ちょっぴり霧がかったようなハイ・トーンと優雅な歌いまわし、美しく流麗なメロディは「崇高」とも言えるほどだし、Gordon Giltrapのサポートもさすが。
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