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英プログレを代表するベーシスト/ヴォーカリスト、ジョン・ウェットンを中心とするバンドJACK-KNIFEの唯一作がリイシュー!

クリムゾン、U.K.、エイジアなど英国プログレの名だたるバンドで数々の傑作に携わってきたベーシスト&ヴォーカリストのジョン・ウェットン。昨年11月のエディ・ジョブソン来日公演では、往年そのままのジョブソンとの息の合った演奏でU.K.ナンバーを貫録たっぷりに披露してくれたのも記憶に新しいところです。


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11月9日に行われたエディ・ジョブソンのソロ公演1日目に行ってまいりました!熱狂に包まれたライヴの模様を、オリジナル楽曲動画・過去のライヴ動画を交えつつ、お伝えしてまいります。

そのウェットンが、U.K.在籍中の79年にJACK-KNIFE名義でリリースした作品『JACK-KNIFE』が、彼の各在籍バンドでのデモ/ライヴ録音を収録した音源集『MONKEY BUSINESS』との2枚組で、最新14年リマスターを施されリイシューされました!

JACK KNIFEは、ウェットンを中心に、『太陽と戦慄』以降3作の作詞を手がけたギターのRichard Palmer-James、ASSPORTやTRIUMVIRATなどで活動したドイツ人ドラマーCurt Cress、同じくドイツ人key奏者JOHN Hutchesonの4人を基本メンバーとするバンド。78年にドイツでレコーディングを行っており、エンジニアはじめサックス奏者やシンセ奏者などのサポート奏者もドイツ出身ミュージシャンを起用しています。

そのレコーディング状況からわかるように本作はウェットン/ジェームズのプロジェクト・バンド的な色合いが強い作品で、ウェットンによると学生時代からのレパートリーをアルバムとしてレコーディングしたもので、自分の公式なキャリアには入らない作品だという発言を残しています。事実収録曲の半数以上の5曲がロックンロールやブルースのカバーで構成されていて、他4曲がジェームズ単独/ジェームズとウェットンの共作というアルバム構成となっています。

しかしかと言って、これがリラックスしたラフな作風なのかと言うとそんなことはなく、スキのないタイトで切れ味鋭い演奏による生粋のロック作品に仕上がっているんです。本作からのナンバー2曲をどうぞ♪

1.Wish You Would

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ブルースミュージシャンBilly Boy Arnold作、ヤードバーズのバージョンでよく知られる一曲。R&B/ファンク調の跳ねるドラミングに乗って、これぞブリティッシュ・ハードと言わんばかりのヘヴィ&タイトなキレ味で突き進むギターが痛快!R.P.ジェームズのキレキレのギターが炸裂してますね。プログレファンにとってはクリムゾンの作詞家というイメージが強い人ですが、ギタリストとしての実力も一級品なのがわかりますよね。もちろんウェットンの運動性に富んだベースプレイのカッコよさも特筆モノ!

4.CONFESSIONS

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こちらはR.P.ジェームズ作曲のナンバー。パブロック風のシンプルな楽曲ですが、こういう曲でウェットンのベースとヴォーカルが聴けるのは何だか新鮮な感じもします。作品全体に言えることですが、ウェットンのヴォーカルはプログレ系バンドでの重厚かつ緊張感を含んだ歌唱とは異なる、生き生きとした表情の豊かさが感じられます。

チャック・ベリーの「TOO MUCH MONKEY BUSINESS」やウィリー・ディクソンの「YOU CAN’T JUDGE A BOOK BY THE COVER 」などのカバー曲も、キレのあるロック的解釈で演奏されており、そのあたりも聴きどころです。U.K.としてテンションみなぎる楽曲を演奏していたのと同時期にこんな愛すべき作品が生まれていたんですね~。プログレ的な要素こそありませんが、70年代ブリティッシュ・ロックのファンなら間違いなく直撃と言える、腕利きメンバーによるスキのない演奏とキャッチーなメロディを満載した名品!


一方、DISC2に収録されている『MONKEY BUSINESS』は、98年に発表のウェットン/ジェームズの在籍バンドでのデモ/ライヴ録音を集めた音源集。クリムゾン、ユーライア・ヒープ、ジャック・ナイフ、ブライアン・フェリー、ジョン・ウェットン・バンドなどでの音源を収録。クリムゾン時代のウェットンが『RED』に続く作品のために書いたという未発表曲「GOOD SHIP ENTERPRISE」や当時ライヴでのみ披露されていた「DOCTOR DIAMOND」を97年に再録した音源など、レアな音源を多数収録した好内容となっています。未聴の方は、最新リマスターも施されたこれを機にぜひどうぞ♪

英プログレ界の渡り鳥ジョン・ウェットンの参加バンドにフォーカス!

その卓越したベースプレイと伸びのある男性的なヴォーカルで、数々のバンドに名演を残す男ジョン・ウェットン。

そんな彼が在籍した代表的なバンドからの楽曲をピックアップいたしましょう。

MOGUL THRASH

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元コロシアムのギタリストであるジェイムズ・リザーランドを中心に結成、ウェットンがキャリア最初期に参加したバンドとして知る人ぞ知るブラス・ジャズ・ロック・バンド。ギターとスリリングにもつれ合うテクニカルで敏捷性に富んだベースプレイが強烈!

FAMILY

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ジャズ、ブルース、サイケなど様々な音楽性がミックスされた不思議な音楽性を持つバンドですが、そんな中でもウェットンの一本筋の通ったベースラインは抜群の存在感を放ちます。

KING CRIMSON

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彼のベーシストとしての手腕が余すことなく引き出されたのが、この70年代中期クリムゾン在籍時。一音一音が限界まで張り詰めたテンションを放つ圧倒的なプレイの連続に鳥肌全開〜!

ROXY MUSIC

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彼の在籍時公式に発表されたアルバムはこの76年のライヴ作一枚ですが、そこで聴けるプレイはやはりジョン・ウェットンここに在り!と言うべき存在感みなぎるもの。1st収録の「If There Is Something」をどうぞ!

URIAH HEEP

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この英ハードの名バンドでも2枚の作品でその卓越したベースプレイを披露しています。ボトムを効かせつつも躍動感のあるベースラインは、ヒープとは意外と相性がいいかも?

U.K.

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英プログレを代表する実力派ミュージシャンが集結したプログレ界のスーパーバンド。ウェットン、ジョブソン、テリー・ボジオのトリオ体制となったこの2ndでは、キャッチーなメロディーが増え、ウェットンのベースプレイに加え伸びのあるヴォーカルがより堪能できます。

JACK-KNIFE

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U.K.の2ndと同年の79年にリリースされた、JACK-KNIFE名義での唯一作。クリムゾンの作詞家R.P.ジェームズや腕利きドイツ人メンバーらとレコーディングされた彼のソロ・プロジェクト的色合いの濃い一枚。ヤードバーズで知られる名曲「WISH YOU WOULD」での、テクニカルに動きまくるベースプレイは必聴モノ!

WISHBONE ASH

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名盤『ARGUS』で知られる英ロックを代表するバンドの一つ、81年作にウェットンも参加しています。キャッチーかつ英国らしい陰影にも富む名曲ですが、歪んだトーンでゴリゴリとアグレッシヴなプレイを聴かせるベースにも注目!

ASIA

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言わずと知れたU.K.に続くプログレ界のスーパーグループ、大ヒットを記録した1stより。何と言ってもウェットンの伸びやかで男性的なヴォーカルが素晴らしいんですが、さり気なくも存在感あるベースプレイを織り込まれているのも聴き所。

ATOLL

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英ロック界にとどまらず、なんとフランスを代表するプログレバンドATOLLにも参加。79年作『ROCK PUZZLE』のボーナストラックに収録のナンバーをどうぞ。この曲の他に、隣でご紹介したASIAのヒット曲「HERE COMES THE FEELING」がすでにプレイされているのも興味深いところです。

 

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