2014年1月17日 | カテゴリー:ユーロ・ロック周遊日記,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、現在も活動を続けるジャーマン・プログレ・グループNEKTARの75年6th『RECYCLED』をピックアップいたしましょう。
69年にドイツのハンブルグで結成されたNEKTARですが、メンバーは全員英国人!その後もジャーマン・ロック・グループとしてドイツを中心に活動を行います。
彼らの特徴と言えるのが、英国らしいジェントルで格調高い音楽性とクラウト・ロック的なスペイシーなサイケ感覚がミックスされた唯一無二のサウンド。それをYESにも例えられる抜群のテクニックによって紡ぎだしていくのだから、プログレファンにとってはたまりませんよね。
では代表作と言われる75年作より、組曲形式でダイナミックに綴られるアルバムA面をどうぞ♪
まるでYESの3rdあたりのサウンドをよりスペイシーなタッチで再構築したような、めくるめく音の奔流が聴き手を飲み込むサイケデリック・プログレを展開。ポイントは何と言ってもトーンとピッチを巧みにコントロールしてスペイシーな音世界を現出させるシンセ。それに呼応するようにサイケデリックに音を拡散させるギターも出色で、スピーディーで熱量の高いアンサンブルを英国らしいクールなリリシズムが適度に引き締めているのが心憎い限りです。
サイケデリックでスペイシーなプログレと言えばGONGが真っ先に思い浮かびますが、このバンドの音楽性もGONGとはまたひと味違うサイケ・プログレの形と言えるかもしれません。名盤!
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