2014年1月17日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
今日の「MEET THE SONGS」は、KEATSが84年にリリースした唯一作『Keats』をピックアップいたしましょう。
KEATSは、「ゾンビーズ + パイロット + キャメル」と言える英ポップ/プログレ・ファンにとってはたまらないメンバーが集ったスーパー・バンドで、当時一世を風靡していたエイジアを意識して企画されました。
メンバーは、
コリン・ブランストーン(Vo):元ゾンビーズ
イアン・ベアンソン(G):元パイロット
デヴィッド・ペイトン(B/Vo):元パイロット
ピーター・バーデンス(Key):元キャメル
スチュアート・エリオット(Dr):元コックニー・レベル
ピーター・バーデンスを除くメンバーは、アラン・パーソンズ・プロジェクト(以下APP)に参加していて、APPの代表作『アンモニア・アヴェニュー』とほぼ同時進行で制作されました。
録音はアビー・ロード・スタジオで、プロデューサーは、もちろんアラン・パーソンズ。
残念ながらヒットには恵まれなかったようですが、メンバー全員が提供した楽曲はキャッチーなメロディに溢れた佳曲揃いですし、クオリティはさすがの一言。
早速、何曲か聴いてまいりましょう。
まずはオープニング・ナンバーから。作曲はピーター・バーデンス。
アメリカでヒットしても不思議ではないフックに富んだメロディが秀逸!
ピーター・バーデンスによる柔らかに広がるキーボードと、パイロットに通じるエッジの効いたリズムがメロディを引き立てていますね。
コリン・ブランストーンの歌声はやっぱり最高だなぁ。
続いての2曲目は、コリン・ブランストーンとスチュアート・エリオットによる作曲。
流麗なAメロは、アレンジが変わればコリンの名作ソロ『One Year』に入っていてもおかしくない感じ。
そこからくっきりと浮かびあがるキャッチーなサビもグッときますね。
作曲はパイロットで数多くの名曲を生みだしたデヴィッド・ペイトン!ヴォーカルもこの曲のみコリンではなくデヴィッドが担当しています。
柔らかに広がるキーボードの上をたゆたうメロディはいつまでも浸っていたい心地良さ。
イアン・ベアンソンの作曲。
こういうしっとりとしたバラードを歌わせたらコリン・ブランストーンがロック界屈指と言えるでしょう。
—–
それにしても、こう動画を並べてみると、ジャケが恐い・・・。
もうちょっとポップ&ファンタスティックなジャケだったら、もっともっと評価されたはずなのに!
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また来週、お会いいたしましょう。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!