BIGPINK272(BIG PINK) 【2013年発売CD】
紙ジャケット仕様、英文ペーパー付仕様。
そこかしこから英国的な哀愁や陰影が滲むサウンドはこれぞ「イギリスのアメリカ」。
英国の4人組スワンプ・ロック・グループ。デラムから74年にリリースされた唯一作。米ルーツ・ロック憧憬のスワンプ・ロックですが、そこかしこから英国的な哀愁や陰影が滲むサウンドはこれぞ「イギリスのアメリカ」。ヴォーカル&ギターが2人居る編成で、2本のギターが軽快にからみあうバッキング、豊かなハーモニーが魅力的。ギターが特筆で、シングル・コイルのヌケの良いトーンとタイム感抜群のフレージングは、第二期ジェフ・ベック・グループでのベックのギターを彷彿させます。コシのあるソウルフル&エモーショナルなヴォーカルも絶品で、3声ハーモニーもバッチリ。楽曲も魅力的だし、さらに、Keyにはニッキー・ホプキンスやミック・ウィーヴァーが参加で、トランペットではヘンリー・ローサーも参加とこれでなぜ売れなかったのでしょう。3曲目のバラードもアメリカのジェリー・ウィリアムスみたいで最高だしなぁ。スワンプ・ロックのファンは必聴と言える名作!
ANDY ROBERTS & THE GREAT STAMPEDE/ANDY ROBERTS AND THE GREAT STAMPEDE
オリー・ハルソール参加、73年リリースの幻の名作、英国フォークと米ルーツ・ロックとの芳醇な出会い!
1,790円(税込1,969円)
69年1st『CONTEMPLATION』で知られるウッドストック系SSW、71年2nd、ラリー・カールトン、ジョー・オズボーン、マイク・ディージーなどが参加
1,990円(税込2,189円)
70年リリースの1stソロ、ブリティッシュ・スワンプ・ロックを確立した名作!
この夫婦が居なければ、デレク&ザ・ドミノス『レイラ』もジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』もデイヴ・メイスン『アローン・トゥゲザー』も生まれていなかった!70年にリリースされた歴史的一枚!
クラプトンがデュアン・オールマンやデラニー&ボニー&フレンズのメンバーらと結成したバンドによる70年唯一作、ロック史に刻まれた不朽の名盤!
72年作、人気絶頂期にあった彼らがファンク探究の成果を示した傑作!
北アイルランド出身のSSWデイヴ・ルイス率いるグループ、よりルーツ・ロック色を強めたブリティッシュ・スワンプを聴かせる71年作、ブラックホーク99選にも名を連ねる逸品
元KEEF HARTLEY BANDのG&Vo、哀愁溢れる絶品ブリティッシュ・スワンプ・ロック、大傑作!
後にジョン・エントウィッスルのバンドやリーダーバンドを率い活躍するアラン・ロス在籍デュオ、72年唯一作、アルバムのどこを切っても英国叙情がこぼれ落ちる愛すべき英スワンプ名作
Robert PalmerとElkie Brooksの在籍で知られる英国スワンプ・ロック・バンド、73年最終作
前作以上に圧倒的なスケールとコクで聴き手に迫る英スワンプ・ロック屈指の傑作、74年作2nd
アメリカに憧れつつも滲み出る、英国特有の繊細なサウンドが特徴のフォーク・ロック作品を集めました。
アメリカン・ロック好きにもきっと響く!英国的なリリカルさと米国的なコクが同居する、米憧憬の英ロック名作選!
アメリカン・ロックへの憧れを滲ませたアーシーでコクのあるサウンドを持ち味とする英国ミュージシャンの中から、特に完成度の高い米憧憬サウンドを聴かせる名作をご紹介いたしましょう!
デレク&ザ・ドミノス『レイラ』やジョージ・ハリスン『オールシングス・マスト・パス』など、華々しいトップ・アーティスト達による英スワンプ名作の裏に、マイナーながら、米ルーツ・ミュージックのコクと英国的な叙情性や牧歌性が絶妙にブレンドされた愛すべき作品が数多くリリースされています。そんな愛すべきニッチなブリティッシュ・スワンプ作品をピックアップいたしました。
枯れた叙情溢れるブリティッシュ・シンガーソングライター/フォーク・ロック特集
秋枯れの季節にぴったりの、干し草香る牧歌性とともに、しっとりとした叙情にも富むブリティッシュSSW/フォーク・ロックをセレクト。
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憧憬高じて(8 拍手)
tsさん レビューをすべて見る
二人のメンバーが渡米、ポコに加入したバンド、それがこのコウスト・ロード・ドライヴ。Big Pinkからハイウェイの2枚がリリースされた時に、このアルバムも出るかな思ってたら、やはりという感じです。当時のこの手のバンドの中ではひとつ演奏力が抜きんでていて、チャーリー・ハリスン(b)とスティヴ・チャップマン(d)のソリッドなリズムや、弦楽アレンジにオーケストラではなくシンセを導入していたり、生真面目にレイドバックしてみました?感のあるツインギターだったり、あまり埃っぽくないスワンプを感じます(これが◎)。ギターの片割れレス・ニクルはミシューズラやレイ・オウインズ・ムーン、Kalaといった英国マイナーバンドを渡り歩いて来た人ですが、ここで聴ける自作曲のルーラルな感じと来たら!ソングライターでもうひとりのギタリスト、スティヴ・クリーガーはどんな人かよく知りませんが(Fynn McCooに居たこともあるそう)、歌・演奏も平均以上ですが曲があともう一歩。出色は6曲目でミック・コックスの作品ですがブリン・ハワースがやりそうな好ナンバー。何故コックスの作品を取り上げているのか不明ですがチャップマンがアライヴァルに在籍していた時に彼と共演でもしたのでしょうか。そういえばこのドラマーもジュニアーズ・アイズ〜アイアン・メイデン(あのバンドとは別)〜ディスタント・ジムといったへヴィなバンド歴を誇りますが、この辺りも英国臭漂う一因か?二人のリズム隊はヘンリー・マカラクのソロ等、似たような傾向の人達とよく共演していますが、グリースバンドほどラフさが無いのは渡米経験の有無が影響していたのかも知れません(ニクルはこの後76年にPavlov\\\\\\''s Dogのアルバムに参加したりしてますが)。このアルバムがCD化されたなら、クリス・ステイントンのTundraやマイク・ストーリー辺りも是非Big Pinkにお願いしたいところです。
趣味の良さで、バンド・コールド・オーと双璧(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
不明にしてわたしはこのバンドのことを最近動画サイトで知りました。バンド・コールド・オーの初期2作が復刻(初CD化)されたので、このバンドにも触れておきます。ずばり米国カントリー・ロックをリスペクトするニッチ・ポップです。ギター2人と言い、ピアノといい、とても趣味のよい抑制された演奏に、ウエストコーストのようなコーラスがからみます。メロディが良く、曲が覚えやすい上に、とてもエモーショナル。ジョージ・ハリスンのファンのかたでしたら一発でしょう。
カントリーと言っても、もとは英国トラッドが由来だとわたしは考えています。米国が建国したとき、イングランドの人々はまず北部、東部に移住し、アイルランド、スコットランドの人々はイングランド人に押さえられていない南部、西部へと移住する必要がありました。アイリッシュ・トラッド、スコティッシュ・トラッドが変化したのがカントリーなのでしょう。英国にたびたびカントリーを志向するバンドが現れるのは、先祖への郷愁かも知れません。
1.Sail Away がキラーチューンです。クールな湿り気と熱気がいっしょになった素晴らしい曲です。ハリスンのギターでホール&オーツが歌う感じでしょうか。こればかりは試聴していただくのがよろしいかと思います。カバーになっている女性のポートレイトは、ブドワールではないでしょうか。結婚するとき、女性が男性に贈る官能的なセルフ写真集のことです。