マッスル・ショールズ・スタジオの住所にちなんだバンド名を持つサザン・ロック・バンド、77年デビュー作!カントリー・タッチやR&Bテイストも取り込んだとにかく軽快かつ旨味満点のサザン・ロックを楽しませてくれます☆
ヌケの良いサザン・ロックから、しとやかにキーボードが奏でられるAOR的なバラードまで、さすがマッスル・ショールズ産!と言える味わい。
テキサス州サンアントニオを拠点に活動、2枚のアルバムを残したサザン・ロック・バンド。大歓声の中、豪快なギターソロからバーンと演奏が走り出すこの瞬間のカタルシスはかなりのもの。よく通るけど少し鼻にかかった甘さも含んだヴォーカルも良い〜。
なんと12歳でレコード・デビューしたという南部の誇る天才ギタリスト。おなじみマッスル・ショールズの面々のバックも光るファンキー&グルーヴィーな極上スワンプ・ロック☆
ファンキーにもスワンピーにも自在な、余裕すら感じられるマッスル・ショールズ印のアンサンブルをバックに、持ち前の野太い音で豪快に弾き飛ばすギターとソウルフルで熱いヴォーカルが炸裂!ゴキゲンすぎるサザン・ロック/スワンプ・ロックがギッチリと詰まった聴き応え抜群の快作です。
90年代の知られざるレア・サザン・ロック逸品、94年作。歯切れの良いギターリフとツボを心得たスライドギターが光る!これぞサザン・ロック!と言いたくなる一枚です。
オールマン・ブラザーズ・バンドも所属したカプリコーン・レーベル末期のサザン・ロック・グループ。豪快に炸裂するツイン・ギター、男臭いヴォーカルは、これぞサザン・ロックで最高にエネルギッシュ!
左右チャンネルに分けられたギターの掛け合いのグッとくること!タメの効いた泣きのフレーズの応酬でこれでもかと畳みかけてきます。GRINDERSWITCHが好きな方なら要チェックのアーカンソー出身バンド!
南部オクラホマのバンド。ツインギター炸裂の骨太なハード・ロック/サザン・ロックに、FOGHATばりのハードブギ、爽やかなウエストコースト要素も盛り込んだスタイルが個性的。ずばり隠れ名サザン・ロック・バンド!
カウボーイやチャーリー・ダニエルズ・バンドあたりが好み、というサザン・ロック・ファンには是非オススメ。カントリー・テイストを全面に出したサザン・ロック逸品で、駆け抜けるような軽快さの中でも、リード・ギターやピアノのどこか淡く優しげな表情に和みます。
ノースカロライナ出身サザン・ロック・バンドによる知られざる84年作。南部的ルーズさよりは、カントリー由来の軽快なタッチが主役となっていて、ゴキゲンでキャッチーに疾走するアンサンブルがひたすら痛快!
カナダとの国境に近い東海岸州ペンシルバニアのバンドながら、南部スピリットを感じるジャケットがお見事。中身もキャッチーかつ味わい深いカントリー・ロック。ポップな聴きやすさを大事にした楽曲と、カントリー由来の心地よさを生かした演奏が素晴らしく噛み合った、ペンシルバニア出身バンドによる隠れた名品!
その名の通りオクラホマ出身マイナーなサザン・ロック・バンドですが、プロデュースは敏腕テリー・メルチャー&マーク・リンゼイ。太くコシのある音色で気持ちよさそうにフレーズを紡ぐ極上リードギターと、抜けの良いコーラスを伴ったキャッチーなヴォーカルが爽快!
オールマンズを生んだジョージア出身グループですが、ツェッペリンやマウンテンみたいなソリッドなギターリフに英国Vertigoに通ずる重厚なオルガン、そしてBS&Tみたいなブラスが炸裂!?こ、これは英米ハード・ファン、ジャジーなオルガン・ロック・ファン、ブラス・ロック・ファン、全員是非聴いてください。
ハーバードの寮生で結成されたという4人組バンド。CS&N彷彿のフォーク・ロックを聴かせてたと思ったら、聴き進めるにつれてルーズでアーシーなサザン・ロック・テイストが滲み出てきます。CAPRICORN人脈も協力したフォーキー&グルーヴィーな好盤!
南部オクラホマはタルサのサザン・ロック・バンド。ファズのかかったギターが荒々しくリフを刻み、ノリの良いリズム・セクションは早足で駆け抜け、軽快なピアノがまぶされた哀愁あるメロディに載せて、どこかうらぶれた男の歌声が響く・・・夕日の落ちるアメリカの田舎をドライヴしているようです。
東河岸ヴァージニア州出身のバンド。初期ツェッペリンでのジミー・ペイジばりにトレブリーなトーンでガツンと鳴り響くギターに痺れる!レーナード・スキナードっぽいサザン・フィーリングも備えた痛快ハード・ロック!
こちらはそのお隣、ウエストヴァージニア州のバンド!スカッと分かりやすいリフを刻むギターにタイトなリズム隊、跳ね回るピアノ、飾らないボーカルのサウンドは、パブ・ロックにも通じる軽快さがあります。
STEPPENWOLF等と活躍した米スワンプ・ブギー・バンド!ジャック・ダニエルズの酒瓶のボトルをスライドさせたブギー・サウンドで痛快なスワンピーなブギー・ロックを大展開。彼らはその後、前述のSTEPPENWOLFや、TOY CALDWELL、MARSHALL TUKER BAND、MOLLY HATCHET、KENTUCKEY HEADHUNTERS、DAVID ALLEN COE等と競演を果たします。
ナッシュヴィル出身のサザン・ロック・バンド。ノリノリなハードブギ、伸びやかなカントリー・ロック、叙情的メロハーが代わるがわる登場するスタイルが個性的。ズシズシと骨太なリズム隊に、泣きもたっぷり入った必殺のツイン・ギターとサザン・ロックの魅力もばっちり抑えた逸品!
アメリカ東部はバージニア出身のハード・ロック・バンド。75年作。まるで初期ツェッペリンでのジミー・ペイジばりにトレブリーなトーンでガツンと鳴り響くリフ&リズム、ハード・ブギやサザン・ロック直系のエネルギッシュなヴォーカル。レッド・ツェッペリンやレーナード・スキナードからの影響が感じられるサウンドが印象的です。キーボード奏者が居るのも特徴で、バックで鳴るほの暗いトーンのオルガンが何とも言えない米東海岸らしさを醸しています。哀愁溢れるロック・バラードも魅力的です。米ハード・ロックの快作!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さいカビあり
テネシー州ナッシュヴィル出身のサザン・ロック・バンドが81年に残した唯一作。ハードブギ的なノリの良さで快走する1曲目から絶好調。古き良きスタイルで行くのかなと思いきや、2曲目はこれでもかと哀愁に富んだメロディアス・ハードが飛び出して、80年代初頭らしい表情も見せてくれます。ノリノリなハードブギ、伸びやかなカントリー・ロック、叙情的メロハーが代わるがわる登場するスタイルが個性的。ズシズシと骨太なリズム隊に、泣きもたっぷり入った必殺のツイン・ギターとサザン・ロックの魅力もばっちり抑えた逸品!
ノースカロライナ出身サザン・ロック/カントリー・ロック・バンドによる84年唯一作。ズシズシ鳴らすリズム、太いトーンの存在感あるリード・ギター、心地よさそうに宙を舞うスライドらが絡み合う、オールマンズを始めとする正統派からの流れを確かに受け継ぐサザン・ロック。特徴としてはサザン・ロック特有のルーズさよりは、カントリー由来の軽快なタッチが主役となっていて、ゴキゲンでキャッチーに疾走するアンサンブルがひたすら痛快です。84年というかなり後年の作品ながら、70年代のサザン・ロックとほとんど変わらないスタイルなので、サザン・ロック全盛期の作品と同じように楽しめる良い作品です。
知られざるレア・サザン・ロック、94年作。90年代のサザン系となると、ロックンロールがベースなBlack Crowesやオールマンのウォーレン・ヘインズ率いるヘヴィー・ブルース寄りなGov't Muleなど個性的バンドが思い浮かびますが、こちらは70年代の黄金期を彷彿とさせる愚直なまでのオールド・サザン・ロックを聴かせてくれる一枚。恐らくリーダーであるDouglas GeryとAndrew Jay Goodpasterの豪快かつリリカルなツイン・ギターとR.l.Johnsonによる男臭いヴォーカルは、これぞサザン・ロック!と言いたくなる一枚。歯切れの良いギターリフとツボを心得たスライドギターが光る「Nuthin Fancy」、ZZ TOPばりのブギー・ナンバー「Hell To Pay」、どこかDoobie Brothersを思い起こさせる「Wasted Miles」など、自主制作ならではのイナタさもありながら、質の高いサザン・ロックを聴かせてくれる好内容盤です!
米ジョージア州のハード・ロック・グループ、71年作唯一作。後にカプリコーンよりアルバムをリリースするキャッチーなサザン・ロック・グループSTILLWATERに発展するバンドとのことで、こちらもそういう感じかと思いきや・・・1曲目は男女コーラスが爽やかなウェストコースト・ロック風。しかし2曲目では、いきなりMOUNTAINばりの絡みつくようなギター・リフが炸裂!?しかもそこへBS&Tばりのエネルギッシュなブラス隊や豪快なオルガンまで絡んできちゃうし、ヴォーカルはめちゃくちゃ野太いしで驚愕!さらに他の曲を聴いていくと、繊細なフルートやアコギを取り入れた陰りと叙情満ち溢れる楽曲があったり、英国Vertigoあたりを彷彿とさせる荘厳なハモンドが鳴り響いたり、ヒープやパープルばりの重厚&エネルギッシュなオルガン・ロックがあったりと・・・「英国オルガン・ロック」の香りがプンプン。しかしながらヴォーカルやブラスの豪快さは米国的で、まさに両者のいいとこ取りと言えるサウンドを聴かせています。これはズバリ隠れた傑作!英米ハード・ロック好きにオルガン・ロック好き、ブラス・ロック好きなど様々なファンにおすすめしたい一枚です。
GRINDER SWITCH好きに大推薦!米アーカンソー出身の泣きのフレーズキメまくるサザン・ロック、79年唯一作がこちら!冒頭から男の哀愁を感じさせるツイン・ギターのフレーズと軽やかなピアノ、オルガンが切なさ全開の男泣きサザン・ロック・チューンを展開!一転、落ち着いたバラードの楽曲では、アコギのアルペジオとレイドバック感のあるスワンピーなギター・フレーズに、オルガンの音色がネバっこく絡みつき、雄弁なツイン・ギターのソロ・パートへと流れ込んでゆく様がまさにザッツ・アメリカン・サザン・ロック!ALLMAN BROTHERS BAND、HYDRAと言った、カプリコーン・レーベルのファンにも強くお薦めしたい作品ですね!
CROSSROA PRODUCTIONS5804(CROSSROAD PRODUCTIONS)
レーベル管理上、ジャケに若干不備がある場合がございます。ご了承ください。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さいケースツメ跡あり
76年結成のSTEPPENWOLF等と活躍した米スワンプ・ブギー・バンドの83年作!JAMES BIG MIKE DONALDSONによって彼の高校時代に結成されたこのバンドは、ジャック・ダニエルズの酒瓶のボトルをスライドさせたブギー・サウンドで痛快なスワンピーなブギー・ロックを大展開。彼らはその後、前述のSTEPPENWOLFや、TOY CALDWELL、MARSHALL TUKER BAND、MOLLY HATCHET、KENTUCKEY HEADHUNTERS、DAVID ALLEN COE等と競演。MIKEのスライドと何処か男の哀愁も感じさせる、アメリカ南部色香るサウンドが心地良い作品です。
CROSSROADPRODUCTONS5801(CROSSROAD PRODUCTONS)
ボーナス・トラック1曲
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
オクラホマ、ユフォーラ出身のハード・ロック/サザン・ロック・バンドが1977年にリリースした知る人ぞ知る自主製作盤。Eaglesなどに代表されるウエストコースト系のコーラスワークと泣きのリードギターが郷愁を誘う「 I Wish I'd Been Born Pretty 」、Foghat顔負けな強烈ブギーチューン「Colin's Boogie 」、イナタいWishbone AshかUriah Heepに聞えなくもない「Rhapsody For The Devil」など聴きどころ満載。ハードロック、サザンロックにブギー、ウエストコースト・サウンドなど幅広い要素を盛り込んだサウンドに、CHUCK PITMAN、GARY MEALERの硬質で時折泣きまくりなツイン・ギターが絡む隠れた名作です!
アラバマ州シェフィールドにある名門スタジオ、マッスル・ショールズ・サウンド・レコーディング・スタジオの住所にちなんだバンド名を持つサザン・ロック・バンド、77年のデビュー・アルバム。生き生きと弾むリズム・セクション、跳ねまわるピアノ、グルーヴィなオルガン、メロディアスかつコシのあるギター、味わい深くもよく通る歌声のヴォーカル。カントリー・タッチやR&Bテイストも取り込んだとにかく軽快かつ旨味満点のサザン・ロックを楽しませてくれます。要所で彩りを加えるシンセサイザーの使いどころも見事。そんな中でもメンフィス生まれのBritt Meachamによるギターが特に素晴らしく、南部の青空へ抜けるように伸びやかなソロ、南部人の本領発揮と言える本格派カントリー・ギター、哀愁いっぱいの泣きのプレイ、ハードエッジでスピーディな速弾きなど、全編で極上のパフォーマンスを披露。さすがマッスル・ショールズ周辺ミュージシャンのバンドだけあって、完成度の高いサザン・ロック作品です。おすすめ!
米サザン・ロック・バンド。マッスル・ショールズ・スタジオで録音され80年にリリースされた2ndアルバム。ザクザクと刻まれるリズム・ギター、ハイ・トーンのヌケの良いシャウトが魅力のヴォーカル、豊かなハーモニー、そして、キャッチーなメロディ。これぞ「サザン・ロック」と言えるノリが良くハード・エッジな佳曲がずらり。対照的に、しとやかにキーボードが奏でられるAOR的なバラードもまた魅力的です。さすがはマッスル・ショールズ産!
米オクラホマ州、タルサのサザン・ロック・バンド、80年唯一作。プライベートプレスでほんの少量リリースした作品とのこと。再生してみると、ファズのかかったギターが荒々しくリフを刻み、ノリの良いリズム・セクションは早足で駆け抜け、軽快なピアノがまぶされた哀愁あるメロディに載せて、どこかうらぶれた男の歌声が響く・・・夕日の落ちるアメリカの田舎をドライヴしているようです。LYNYRD SKYNYRDやMARSHALL TUCKER BANDのファンの方におすすめです。
ハーバード大学の学生寮で一緒になった4人で結成されたというバンドの73年デビュー作。レーベルはPOLYDORですが、プロデュースはCAPRICORNレーベルのお抱えドラマーだったBill Stewartで、レコーディングにはCOWBOYのメンバーが参加しています。1曲目はCS&N彷彿の爽やかなコーラス・ワークが彩るウエストコースト・テイストのフォーク・ロック。煌めくような美しい響きのアコギとリリカルなピアノをフィーチャーしたアンサンブルも素晴らしいです。ナッシュが書きそうな柔和なタッチのカントリー・ロックを聴かせる2〜3曲目もこれまたナイス。なるほどCS&N影響下なのかと思いながら聴き進めていくと、後半はタメの効いたリズムと旨味溢れるアーシーなエレキ・ギターがルーズにグルーヴする、サザン・ロッキンなスタイルを強めていきます。素朴だったヴォーカルもここではソウル色を含んだ熱っぽい歌唱を披露。さすがCAPRICORN人脈が噛んでるだけあってツボを押さえたサザン・テイストが堪りません。これはウエストコースト・ロック好きにもサザン・ロック好きにもオススメできる好作品!
紙ジャケット仕様、英文ペーパー付仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
CAPITOLに在籍した4人組サザン・ロック・バンドによる77年の唯一作。プロデュースは敏腕テリー・メルチャーと、PAUL REVERE & THE RAIDERSで知られるマーク・リンゼイの2人です。太くコシのある音色で気持ちよさそうにフレーズを紡ぐ極上のリードギターと、抜けの良いコーラスを伴いキャッチーなメロディを歌うヴォーカルが楽しめる一曲目「One More Round」からレーナードにも通じる爽快なサザン・ロックを聴かせてくれます。と思うと、2曲目「Whatcha Treatin Me So Bad For?」ではドゥービーズあたりも思わせる西海岸風のフレイバーも漂ってきていい感じ。このあたりはバーズやビーチ・ボーイズら西海岸グループを手掛けてきたメルチャーのテイストでしょうか。リード・ギタリストは基本的に一人のようですが、ここぞというソロパートではツインリードとなって、南部の乾いた青空にメロディアスなプレイを応酬させているかのようで痛快の一言です。マイナーながらこれは実にいいサザン・ロック・バンド。オススメです!
紙ジャケット仕様、英文ペーパー付仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有、若干スレあり
テキサス州サンアントニオで活動し、77年と82年に2枚のアルバムを残したサザン・ロック・バンド。79年の発掘ライヴを収録した24年リリース作。再生を始めていきなりの大歓声、そこに豪快なギターソロが炸裂しフィードバックがグワングワンと響くと、一気にバンド演奏が飛び込んできます。観客の盛り上がりも相まってこの瞬間のカタルシスはかなりのもの。そんな最高のお膳立てを得て気持ちよさそうに歌い出すヴォーカルの、よく通るけど少し鼻にかかった甘さも含んだ歌声がまた良いです。2曲目以降もパワフルに弾きまくるギター、負けじとエネルギッシュに唸るオルガンのコンビネーションが映える演奏と、軽妙な表情も織り交ぜて緩急自在に歌う実力派ヴォーカルが活躍する好パフォーマンスを披露。ヴォーカルの声質も相まってバラードはまるでJOURNEYのようにドラマティックでグッと来ます。歓声だけでなく手拍子や大合唱も沸き起こり、地元で愛されていたバンドであったのが窺える素晴らしいライヴ・アルバムです。
米ウエスト・ヴァージニアのサザン・ロック・バンド、81年唯一作。スカッと分かりやすいリフを刻むギターにタイトなリズム隊、跳ね回るピアノ、飾らないボーカルのサウンドは、パブ・ロックにも通じる軽快さがあります。曲によってはキーボードのロージー嬢がスージー・クアトロばり(?)のボーカルを聴かせてくれて、楽しめますよ!
フロリダ出身のサザン・ロック/カントリー・ロック・グループによる77年作。ライヴ盤という記載はありませんが、各曲の始まりと終わりに歓声が収録されていて、疑似ライヴ盤的コンセプト(?)で制作されているようです。カントリー・テイストを全面に出したサザン・ロックを聴かせる一枚で、駆け抜けるような軽快さの中でも、リード・ギターやピアノのプレイが感じさせるどこか淡く優しげな表情が印象的です。毎度起こる大きな歓声が聴いていてテンションを上げてくれて、試みは成功していると言っていいでしょう(やや取ってつけたような感じはありますが)。オールマンズも良いけど実はCOWBOYやCHARLIE DANIELS BANDあたりが好み、という方はきっと気に入ると思います!
60年代にマッスル・ショールズの名門フェイム・スタジオで活躍した名ギタリスト。72年にフェイム・レーベルよりリリースされたソロ・デビュー作。マッスル・ショールズの腕利きたちによるパワフル&グルーヴィーなアンサンブルに、Travisの太く豪快に歪んだギターとソウルフルなダミ声ヴォーカルが合わさったサウンドは、これぞスワンプ・ロック。エネルギッシュなナンバーだけでなく、男臭くスウィートなバラードも魅力的で、ムーディーなバック・コーラス、流麗なストリングスには米南部の旨味がたっぷりつまっています。JAMES GANG「FUNK #49」での轟音でうねりを上げるファズ・ギター・ソロなど、サザン・ロック〜ブルース・ロックのファンもしびれるでしょう。若干12歳でレコード・デビューし、17歳でシングル「Scratchy」を米国チャートインさせた早熟なギタリストが、油の乗り切った26歳の時に残した逸品です。
弱冠12歳でレコード・デビューを果たすと、17歳でシングル「Scratchy」を米国チャートインさせるなど早熟ぶりを発揮。その後はマッスル・ショールズの名門フェイム・スタジオでセッションマンとしても活躍したメンフィス出身の天才ギタリスト、75年2ndアルバム。カプリコーン・レーベルからのリリースですが、LEBLANC & CARRで有名なLenny LeBlanc(b)とPete Carr(g)、TRAFFICにも在籍したBarry Beckett(key)、そして名ドラマーRoger Clark(ds)らマッスル・ショールズの腕利きミュージシャンがしっかりと脇を固めています。ファンキーにもスワンピーにも自在な、余裕すら感じられるマッスル・ショールズ印のアンサンブルをバックに、彼の野太い音で豪快に弾き飛ばすギターとソウルフルで熱いヴォーカルが炸裂!ゴキゲンすぎるサザン・ロック/スワンプ・ロックがギッチリと詰まった聴き応え抜群の快作です。
カナダにほど近くニューヨーク州に隣接するペンシルバニア州出身のカントリー・ロック・グループ、81年作。ジャケットからしてグッときますが、キャッチーかつ味わい深いカントリー・ポップ・ロックもまた極上。リリカルにも洒脱にも自在なピアノ、スライドも交えて伸びやかに飛翔するリードギターを中心とする爽やかなカントリー調アンサンブルに、出番は多くないもののフルートやサックスも参加して叙情的な色彩を加えます。カントリー然としながらもどこかジェントルな品の良さが滲むヴォーカルも良いです。ポップな聴きやすさを大事にした楽曲と、カントリー由来の心地よさを生かした演奏が素晴らしく噛み合った名品!
ALLMAN BROTHERS BANDで有名なカプリコーン・レーベルから79年にリリースされた唯一作。タメの効いたグルーヴ、豪快に炸裂するツイン・ギター、男臭いヴォーカル、哀愁いっぱいのキーボード、スワンピーなホーン・セクション&女性コーラスが印象的なサザン・ロック。楽曲、演奏ともにエネルギッシュで力がみなぎった快作。