【北米SSW探求】マイナーSSWデュオセレクション

米SSWデュオ作品の傑作！サンフランシスコの自宅でホーム・レコーディングされた70年作。もしもジェイムス・テイラーが双子の兄弟でデュオを組んでいたら？

60年代前半からボブ・ディランやピート・シーガーらと供にニューヨークで活動し、ディランとは数々のレコーディングをしているSSWのハッピー・トラウムによる兄弟デュオ、71年作の2nd。デュオの名前からしてほんわかしてますが、サウンドもウッドストック人脈が紡ぐハートウォームなルーラル・フォーキー・ロックの傑作。

ザ・バンドのメンバーとつながりがあるケイト兄弟によるデュオ。72年作の1st。このギター、ザ・バンドのロビー・ロバートソンそっくり！双子の兄弟のハーモニーはただただ絶品だし、これはメロウなスワンプのファンは必聴ですね。

ヤングブラッズの元メンバーによるデュオ、76年作。目を合わせては微笑み、アドリブを挿入しあってはまた笑いあう、って感じの幸福な光景が目に浮かぶなぁ。スワンプ・ファンはもちろん、パブ・ロックのファンも必聴の楽しすぎる米ロック逸品！

五大湖沿岸のミシガン州出身のSSWデュオ。72年に自主制作された唯一作。ニール・ヤングやはっぴいえんど『ゆでめん』が好きならたまらないはず！ブルース・ベースの骨太さを浮遊感あるメロウネスで包み込んだサウンドは雰囲気ばつぐん！

アメリカのフォーキーデュオがモータウンの傘下のNATURAL RESOURCESより72年にリリースした唯一作。CSN&Yを彷彿させるフォーキー・ロックの佳曲たっぷりな好盤。

牧歌的かつファンタスティックなキーボードと丁寧に音をなぞる、歌心いっぱいのドリーミーなフォーキーSSWデュオ！とにかくメロディ・センス抜群！ポップでいなたい朴訥感と木漏れ日感がたまりません。

ディープな米ロック・ファンには人気の700 Westからの76年作。どの曲からも憂いと叙情がこぼれ落ちる、マイナーながら名曲の宝庫と言える傑作ですね。ニール・ヤングやジーン・クラークが好きなら、是非とも！

スティーヴン・スティルスを彷彿させる歌声が良いし、バラードでは、アル・クーパーも思わせるし、このカナダで活躍した米人デュオ、良いです〜。聴きこむほどに味わいが増すタイプの71年デビュー作。