【00年代新鋭ルーツ・ロック探求ナビ】ザ・バンドやヴァン・モリソンなど米ルーツ系SSWのDNAを継ぐ新世代SSWセレクション

カケレコが自信を持ってオススメするルーツ系SSW新鋭の最高峰。ヴァン・モリスンの70年代の代表作にも比肩する、と言っても過言ではない豊潤なサウンドには、ただただ言葉を失います。

ピート・カーとのコンビで有名なレニー・ルブランを父に持ち、FAMEスタジオを遊び場に育った新鋭SSWの2010年作なんですが、アーシー＆メロウで、ダン・ペンやスプーナー・オールドハムとか偉大なサザンSSWのDNAを継ぐ円熟の名作。

ニール・ヤング『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』『ハーヴェスト』の流麗な楽曲が好きな僕にとって、本当にたまらない新鋭SSW。声もメロディも珠玉。

米南部アラバマ出身のギタリスト兼SSW新鋭。南部らしいアーシーさの中にメランコリックな感性もにじませたヴォーカル、郷愁を誘うメロディ。ニール・ヤングやレーナード・スキナードなどのファンはグッとくる哀愁の佳曲ぞろい。

ジェイムス・テイラーやヴァン・モリソンからジャズ〜ソウルまで広く米ルーツ・ミュージックに影響を受けた円熟のSSW。元教師という異色の知性派SSWによる、ちょっぴりハスキーでビターな歌声が染みる2011年作。

現代の3大ギタリストの一人であり、70年代ウェストコーストの香り漂うSSWでもある00年以降のアメリカを代表するミュージシャンですね。クロスビー＆ナッシュ参加の12年作！

ディランのサポート・アクトにも抜擢されるなど、ヴァン・モリソンの後継者とも言えるアイリッシュSSW新鋭。年輪が刻まれたメランコリックかつ渋みある歌声。70年代の名SSWにも比肩する豊潤さ。素晴らしいです。

Johnny CashやTownes Van ZandtなどSSWからRobert Johnsonなどブルース・マンにまで影響を受けたルーツ・フレイヴァーが香る00年代新鋭SSWの2013年デビュー作。渋さの中に浮遊感やリリシズムがにじむ芳醇な歌声が心にしみるなぁ。

あのディランにも認められたカナダの00年代新鋭SSW。しわがれた中にもちょっぴりジョン・レノンを彷彿させるメランコリーもあって極上の歌声。ナチュラルで無骨で格調高くて荘厳で、こりゃ名作！