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【ユーロロック周遊日記】Luca Scherani『Everything’s Changing』(イタリア/2023)

名盤からディープな作品、そして注目の新鋭まで、ユーロ諸国で誕生した様々なプログレ/ロック名作を掘り下げていく「ユーロ・ロック周遊日記」。

今回は、カケレコ一押しのイタリアン・プログレ23年作を取り上げたいと思います!





21世紀のイタリアン・プログレッシヴ・ロックを語る上では絶対に外せないミュージシャンのひとり、Fabio Zuffanti。

彼はFINISTERREやHOSTSONATEN、LA MASCHERA DI CERAなどのバンドを主宰し目覚ましい活躍を果たしていますが、その背景には、彼が全幅の信頼を寄せるバンド・メンバーたちの貢献があります。





今回は、古くからFabio Zuffantiのプロジェクトに参加しているキーボード・プレイヤーLuca Scheraniの23年ソロ・アルバム『Everything’s Changing』を取り上げていきましょう!





ジェノヴァ出身のキーボード・プレイヤーLuca Scheraniは1998年、ネオ・プログレ・グループのTRAMAのメンバーとしてMellow Recordsからデビューしました。

TRAMAはわずか1枚のスタジオ・アルバムを残し活動を終えてしまいましたが、その後、2018年にLuca Scheraniを含む編成で復活作『Oscure Movenze』を発表しています。

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Luca Scheraniは2000年、Fabio ZuffantiとVictoria Hewardの連名によるロック・オペラ『Merlin』にキーボード・プレイヤーとして参加すると、FINISTERREやHOSTSONATEN、ARIESなどFabio Zuffantiのプロジェクトに次々と参加し、プログレ・ミュージシャンとして頭角を現していきました。


また彼は、2007年に結成されたLA COSCIENZA DI ZENOに正式メンバーとして参加している他、近年では、フィンランドのプログレ・プロジェクトSAMURAI OF PROG関連作にも常連メンバーのひとりとして名を連ねています。

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さて、ソロ・アーティストとしてのLuca Scheraniはこれまでに3枚のスタジオ・アルバムを発表していますが、特に2012年の3rdアルバム『Everything’s Waiting』はプログレ・リスナーから高評価を受けました。

それから10余年を経て発表されたのが23年作『Everything’s Changing』です。



Track1 『Piccole gocce』

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23年作『Everything’s Changing』の特筆すべき点は、Luca Scheraniによる本格的な楽曲、そしてヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、ハープ、フルートといったクラシカルな楽器のプレイヤーたちによるシンフォニックな味付けにあります。バンド楽器を排し、室内楽的なアプローチで聴かせるオープニングから、Luca Scheraniのハイ・レベルな才能が感じられます。



Track2 『Il discorso』

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この楽曲は、まさにイタリアン・シンフォニック・ロックならではと言える素晴らしい展開が魅力!クラシカルな気品と艶やかさで聴かせる前半、ワルツのリズムがゴシックな印象を与える中盤、そしてバンド・サウンドがダイナミックに主張する後半を飽きさせずに聴かせます!



Track5 『Un viaggio verso un sogno』

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Luca Scheraniはマルチ・プレイヤーで、キーボードの他にアコースティック・ギターやベースなどもプレイしています。
この楽曲には、なんとDELIRIUMのサックス・プレイヤーMartin Frederick Griceがゲスト参加!



Track12 『Il Cosmo』

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アルバム終盤もドラマティックなシンフォニック・ロックを展開!MIKE OLDFIELDの天上の響きにも通じるような雄大なサウンドが素晴らしい!


いかがでしたか?HOSTSONATENやLA MASCHERA DI CERAは知っていたけれど、メンバーのソロ・アルバムまではチェックしていなかった、という方も少なくないのではないでしょうか。

本作にはHOSTSONATENやLA MASCHERA DI CERAのアルバムにも名前が登場するミュージシャンたちが多数参加していますし、音楽的にも共通点が感じられる内容となっています。


イタリアのクラシカルなシンフォニック・ロックがお好みの方には、自信を持って推薦させていただきます!



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SCHERANI (LUCA SCHERANI)の在庫

  • SCHERANI (LUCA SCHERANI) / EVERYTHING’S CHANGING

    イタリアン・シンフォの人気グループHOSTSONATENで活躍するキーボーディスト、23年3rdソロ作!

    HOSTSONATE、LA COSCIENZA DI ZENOなど現イタリアン・シンフォの有力グループで手腕を振るうキーボーディストによる23年3rdソロ作。クラシカルなシンフォがお好きなら本作は絶対聴いて欲しいです。冒頭、リリカルな気品に満ちたピアノ、七色に輝くシンセ、淡く湧き上がるオルガンらキーボード群と美麗な管弦楽器が絡み合い描くクラシカル・シンフォで、早速聴き手を途方もなくロマンティックで格式高い音世界へと惹き込みます。細やかで流麗な音運びのピアノ、ピッチとトーンを自在に操るセンスみなぎるシンセのプレイが特に素晴らしい。管弦をメインに本格派の室内楽を聴かせる楽曲の美麗さも特筆だし、重厚なリズム・セクション&管楽器をフィーチャーしパワフルで少しジャジーに展開するナンバーもまたカッコいいです。インスト中心ですが、数曲でドラマチックに歌い上げる男女の伊語ヴォーカル、最終曲の本格的なオペラ・ヴォーカルとイタリアン・プログレらしい歌もちゃんと楽しめるのも嬉しいところ。さすがはHOSTSONATENのキーボーディストと唸らずにはいられない、一キーボーディストの才能に留まらぬ完成度で作り上げられた傑作!

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LA MASCHERA DI CERAの在庫

  • LA MASCHERA DI CERA / LA MASCHERA DI CERA

    元FINISTERREのFabio Zuffantiによるグループ、BANCOやMUSEOなど往年の作品を彷彿とさせる名作1st、02年リリース

    FINISTERREを率いた奇才Fabio Zuffantiを中心に、ムゼオ・ローゼンバッハやイル・バレット・ディ・ブロンゾなど70年代のグループに敬意を払い、そのサウンドを再現することをコンセプトに結成したグループ。02年の1st。メロトロン、ピアノ、フルートをフィーチャーし、BANCOやMUSEOなど70年代の往年のプログレ然としたサウンドが印象的。さすが元FINISTERREで、センス、テクニックともに抜群。力強くも精緻なアンサンブル、「静」と「動」を鮮やかに配置したダイナミックな構成、胸を締め付けるリリシズムなど、イタリアン・シンフォ好きにはたまらない作品に仕上がっています。名作。

  • LA MASCHERA DI CERA / LUX ADE

    鬼才Fabbio Zuffantiを中心に、70年代イタリアン・プログレを継承したシンフォニック・ロックを聴かせるグループ、06年3rd

    FINISTERREを率いた奇才Fabio Zuffantiを中心に、ムゼオ・ローゼンバッハやイル・バレット・ディ・ブロンゾなど70年代のグループに敬意を払い、そのサウンドを再現することをコンセプトに結成したグループ。06年の4thアルバム。メロトロンの洪水の中をヴォーカルが哀愁あるメロディを熱く歌い上げるドラマティックなパート、端正なアコースティック・ギターをバックにフルートが軽やかに舞うリリカルなパート、硬質に歪んだギターがエキセントリックなリフを刻むアグレッシヴなパート、トニー・バンクスを想わせるリリカルなキーボードに心躍るシンフォニックなパートなどがめくるめく展開するダイナミックな展開は見事の一言。「静」と「動」の対比が鮮やかな曲展開、1音1音を無駄なく配置する精緻なアンサンブルなど、P.F.MやMUSEOばりのダイナミズムと緻密さを聴かせる名作。

  • LA MASCHERA DI CERA / LE PORTE DEL DOMANI

    充実の00年代伊プログレシーンを牽引する奇才Fabio Zuffanti率いるヴィンテージ・プログレ・バンド12年作、LE ORMEの名作『FELONA E SORONA』の続編として作られたコンセプト作!

    FINISTERE〜LA MASCHERA DI CERA〜HOSTSONATENで00年代伊プログレシーンを牽引する奇才Fabio Zuffantiが70年イタリアン・ロックへのオマージュをコンセプトに結成したプログレ・バンド、2012年作6th。LE ORMEの72年の名作『FELONA E SORONA』の続編として制作されたコンセプト作。ゲストとしてDELIRIUMのフルート奏者Martin Griceが参加。オープニングから、前のめりな焦燥感で手数多く畳みかけるドラムとアグレッシヴに吹かれるフルートと荘厳なコラールがこれぞイタリアン・ロックと言える先鋭的なドラマティックさで聴き手を飲み込むと、ヴィンテージなトーンの荘厳なキーボード、リリカルなタッチの格調高いピアノ、伸びやかなトーンのメロディアスなギターがこれでもかとドラマティックにメロディを浴びせます。『FELONA E SORONA』の印象的なテーマも巧みに挿入され、ヴィンテージ・プログレ・ファンはただただ興奮と涙するしかありません。イタリアらしい力強くエモーショナルに歌い上げるヴォーカルが胸を打つ叙情的なパートも素晴らしく、バックではメロトロンが荘厳に鳴らされ、フルートがもの悲しくメロディをサポートします。めくるめく「静」と「動」の圧倒的な対比。往年のあらゆるイタリアン・ロックのDNAを受け継ぎ、現代的なヴィヴィッドな音像で練り上げた、隙のない一枚に仕上がっています。これは素晴らしすぎる傑作です!

  • LA MASCHERA DI CERA / S.E.I. (FROM SEPTEMBER 18TH / DAL 18 SETTEMBRE)

    鬼才Fabio Zuffanti率いるイタリアン・プログレの人気バンド、7年の沈黙をエネルギーみなぎるヘヴィ・シンフォによって破った20年作6th!

    現イタリアン・プログレ・シーンきっての鬼才Fabio Zuffantiが率いる人気グループ、スタジオ作としては7年ぶりとなった2020年作6th。20分超の大作+10分前後の2曲を配した重厚な構成となっています。ヘヴィに唸るベースと硬質なドラムがゴリゴリと突き進み、邪悪さが滲むオルガンがスリリングに疾走する嵐のようなヘヴィ・シンフォにオープニングからいきなり圧倒されます。嵐が過ぎ去ると、雄大に沸き上がるシンセとメロトロンをバックにフルートが切なく美旋律を紡ぐ堂々たる王道イタリアン・ロックへと着地。この冒頭3分間でMUSEOやBANCOなど往年の伊プログレ・ファンなら歓喜に震えること必至!そこから歌い出す雄々しさの中に枯れた味わいを秘めた哀愁のヴォーカルも変わらずの素晴らしさで胸を熱くさせてくれます。シンセ、メロトロン、オルガンが渾然一体となり荘厳に鳴り響く中を、DERILIUMのMartin Griceによるサックスが舞い上がるパートも感動的だなぁ。これはきっと7年間募らせた期待を大きく上回る完成度ですよ。傑作!

  • LA MASCHERA DI CERA / IL GRANDE LABIRINTO

    FINISTERREのFabio Zuffantiによるグループ、03年作2nd、新世代イタリアン・シンフォニック・ロックの完成形!

    FINISTERREを率いた奇才Fabio Zuffantiを中心に、ムゼオ・ローゼンバッハやイル・バレット・ディ・ブロンゾなど70年代のグループに敬意を払い、そのサウンドを再現することをコンセプトに結成したグループ。03年作2nd。70年代イタリアン・ロックへのオマージュに溢れていた1stに比べ、ぐっとモダンに仕上がっています。哀愁を幾分抑え、その分、ダークな攻撃性や現代的なヘヴィネスが増した印象。ただ、メロトロンの洪水やむせび泣くフルートは相変わらず。現代版イタリアン・シンフォの一つの完成形と言えるでしょう。圧倒的なスケールで聴き手に襲いかかる名作。

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HOSTSONATENの在庫

  • HOSTSONATEN / SPRINGSONG(2009)

    01年作の09年リメイク盤、タイトル通りの春の陽光が目に浮かぶ叙情派シンフォの逸品

    FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。特筆すべきは、ニューレコーディングで、生のメロトロン、ムーグ、ベースが全編に加えられ、オリジナルのファンタスティックなサウンドが一層魅力的に響いています。丁寧に紡がれるアコギ・アルペジオをバックに、フルートやヴァイオリンがうららかに舞い、キーボードが柔らかくファンタスティックに広がる。そして、分厚く鳴らされるメロトロン!プログレ/シンフォ・ファンなら号泣もののサウンドがここにあります。文句なしの名作。

    • DUPG029

      廃盤、紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、ボーナス・トラック1曲、定価2835

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり

      2400円

      1920円
      (税込2112円)

      528円お得!


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  • HOSTSONATEN / RIME OF THE ANCIENT MARINER CHAPTER 1

    FINISTERRE出身の奇才FABIO ZUFFANTIによるシンフォニック・ロック・プロジェクト、12年作

    近年常にその動向が注目されるイタリアのシンフォニック・ロック・プロジェクト、HOSTSONATENの12年作。あまりに流麗な弦楽、繊細に奏でられるクラシカルなピアノ、きらめくような音色のアコギらが織りなす柔らかな美感に満ちたアンサンブルと、分厚いシンセを纏って力強く歩むアンサンブルとが入れ替わり立ち替わり現れ、雄大なストーリーを築き上げる圧巻のシンフォニック・ロック。熱い叙情が込められた渾身のギターソロや、汲めども尽きぬ泉のように湧きあがるメロトロンがアンサンブルを劇的に彩り、聴き手を感動へと導きます。曲展開に合わせて入れ替わるヴォーカルもそれぞれの個性を存分に発揮しており、全体を通してドラマティックな起伏に満ちたストーリーを紡ぐ効果を担っています。イタリアらしい零れ落ちるような叙情と情熱を帯びて躍動するアンサンブルがあまりにも素晴らしい、傑作シンフォニック・ロックです。

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