2021年7月19日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
定番からニッチ盤まで、僕らのロック・ミュージックを紹介しているMEET THE SONSG、本日取り上げさせていただくのはこちら、
MARS VOLTAが06年にリリースした3rdアルバム、『AMPUTECHTURE』です。
感情の全てを吐き出しているような熱量高めのヴォーカルや息もつかせぬ怒涛の展開に、完全にくらってしまいました。
複雑な曲展開に高い演奏技術、狂気的で破滅的なヴォーカルなどを含め、往年のプログレッシブ・ロックを彷彿とさせる要素を多数内包したサウンドが特徴です。
エモ、スクリーモ的なアプローチに、ラテン、ダブ、メタル、インプロヴィゼーションなど、様々なジャンルをすり潰して昇華したようなサウンドは、感情が複雑に絡みあい、聴き手にカオスな昂揚感をもたらします。
本作も1曲目からMARS VOLTA節が全開です。
スペーシーなSEが飛び交う中に緊張感のあるアダルトな泣きのギター、高まった緊張感の先に待ち受けるのは静かに燃えるヴォーカルです。
ゆっくりと、でも確実に、聴き手のヴォルテージを高めてくれます。
そうこうして色々と高まった終盤、予想外なジャジーな鍵盤にノックアウトされました。
そこから間髪入れずに突入するT-2:TETRAGRAMMATONへの流れも素晴らしいんですよね。
T-1からT-2への流れは残念ながらここではご紹介しきれません・・・ぜひ音源で聴いてみていただきたい!
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