2011年1月5日 | カテゴリー:-
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1. MCGUINNESS FLINT/ C’EST LA VIE
「ザ・ビートルズ meets ザ・バンド」とも評された英スワンプ/フォーク・ロック・バンド、最終作となった74年作4th
74年にリリースされた4作目にしてグループ最後の作品。プロデューサーに英国ロックの盟友、ビッグ・ジム・サリヴァンを迎え、彼らお得意の牧歌的英国ダウン・トゥ・アース・サウンドを追及。加えて、前作からの新メンバー、ルー・ストーンブリッジが生み出すドラマティックな展開の音楽エッセンスを注入するなど、新たなサウンド・センスが詰まった1枚。
2. ATHANOR/ INSIDE OUT: THE DEMOS 1973-1977
ビートルズ愛に溢れたシカゴのデュオ、ジョン・レノンを彷彿させる歌声とドリーミーなメロディにニンマリな佳曲ぞろい
ジョン・レノンを彷彿させるメロウな歌声とリッケンバッカーの12弦ギターがトレードマークのGreg Herrigesと、ビーチ・ボーイズやホリーズやザ・フーを敬愛するRick Vittensonによるシカゴ出身のデュオ。先に発掘リリースされた彼らの音源集『FLASHBACK』に続き、新たに見つかった73年から77年に録音されたホームデモ音源をまとめたアーカイヴ音源集。エコーに包まれたギターアルペジオの中をジョン・レノンそっくりのヴォーカルとビートリッシュなハーモニーがドリーミーにたゆたうベッドサイド・ポップな佳曲ぞろい。ローファイなサウンドは、90年代の『スマイル』信者なギターポッパー達のファンもたまらないでしょう。当時の楽曲を2013年リメイクした音源はビートルズ・ファンはワクワク必至(米パワー・ポップバンドSHOESのJeff Murphyがゲスト参加)!
3. PYRAMID/ PYRAMID
ドイツを拠点とした英国人エンジニアToby Robinson主催のPYRAMIDレーベル発75/76年録音(?)作、スペーシーなシンセ音響や祝祭的なジャム・パート等を含む大曲一曲で構成されたディープなクラウトロック盤
ドイツのスタジオで働いていた英国人エンジニアToby Robinson、別名The Mad Twiddlerの主催の贋作クラウトロック・レーベル(?)PYRAMIDからリリースされた一枚。クレジットには1975~76年録音とありますが真偽のほどは不明。しかし初期ASH RA TEMPELやCOSMIC JORKERSらと呼応した、アシッド臭漂うドープな長尺セッションは「本物感」ぷんぷん。クラウトロック及びスペーシーな長尺サイケのファンには堪らない一枚でしょう。
4. MIKRONID/ 1969/1973
エストニアの名ドラマー/シンガーGunnar Grapsが在籍したサイケ・バンド、69年と73年の楽曲を収録した19年盤
65年結成、エストニア・ハード・ロック・シーンの立役者と言うべきドラマー/シンガーGunnar Grapsが在籍したサイケデリック・ロック・バンドの、69年と73年の楽曲を収録した19年盤。69年の曲は、初期ZOMBIESやGENTLE GIANTの前身SIMON DUPREE & THE BIG SOUNDあたりを彷彿させる、R&B的グルーヴを持つノリの良いサイケ・ポップ。軽やかでポップな音色のオルガン、毛羽立ったトーンのサイケなファズギター、グルヴィーかつ安定感あるリズム隊、そして独特の哀愁ある響きが印象的なエストニア語ヴォーカルらが、辺境的なバタバタ感のない垢ぬけたアンサンブルを構築しています。ピアノとファズギターの哀切極まるプレイにグッとくる70s英国的陰影を帯びた楽曲も素晴らしいです。一方73年の曲は、パブロック色のある軽快ながらもどこか「いなたい」ポップ・ロックで、こちらも大変いい味わい。PROCOL HARUMばりの哀愁が滲むオルガンのプレイで涙を誘ったかと思うと、ニューオーリンズ風の洒脱なピアノが転がり込んできたりと、キーボーディストはかなりの実力者。グルーヴィ―にもジャジーにも緩急自在なドラミングにも注目です。知られざる60年代末期~70年代初頭エストニアのシーンを垣間見れる貴重な音源集!
5. 25 YARD SCREAMER/ SOMETHING THAT SERVES TO WARN OR REMIND
英ヘヴィ・プログレ新鋭、2013年作
02年結成、イギリスの新鋭グループによる13年作。RADIOHEADあたりのメランコリックでエモーショナルなUKロック・サウンドを彷彿させる、ギター主体のソリッドなサウンドがカッコいいです。
7. FRANK WYATT & FRIENDS/ ZEITGEIST
HAPPY THE MANのkey奏者によるプロジェクト19年作、HAPPY THE MAN人脈も一挙参加のあまりにもファンタスティックなシンフォ傑作!
米国の名プログレ・グループHAPPY THE MANのkey/sax奏者Frank Wyatt主導のプロジェクト・バンド、19年の第一作目。ギタリスト/ヴォーカリストのStan WhitakerにベーシストのRick Kennell、CAMELへの参加でもおなじみのKit WatkinsをはじめHAPPY THE MAN~OBLIVION SUN人脈が一挙勢揃いしており、初期HAPPY THE MANをそのまま蘇らせたかのようなどこまでも壮大かつファンタジックに広がるシンフォニック・ロックを聴かせていて素晴らしすぎる!気品に満ちたピアノと瑞々しくも暖かみを持ったキーボードに穏やかな男性ヴォーカルの歌声が重なり合う、ふくよかで幻想的なサウンドが繰り広げられたかと思えば、時にはベース&ドラムがタイトに変拍子を刻みテクニカルなシンセが切り込む白熱のアンサンブルも披露。ラスト4曲にわたる組曲ではENIDも彷彿とさせる雄大でダイナミックなクラシカル・ロックを展開していますが、最初から最後まで優美で透明感に満ち溢れた音世界は一貫していて、あまりのファンタスティックさに圧倒されます…。これはHAPPY THE MANファンはもちろん、GENESISやCAMELファンにも是非聴いていただきたい傑作!
8. IKAN METHOD/ BLUE SUN
ROME PRO(G)JECTの元ドラマーを中心する伊新鋭20年デビュー作、初期MARILLIONやIQ影響下のキャッチー&ドラマチックなサウンドが素晴らしい力作!
NARROW PASS~ROME PRO(G)JECTの元ドラマーLuca Grossoを中心とするイタリアのプロジェクト・グループ、20年デビュー作。FISH期MARILLIONやIQといった英国ポンプ/ネオ・プログレからの影響を公言する通り、その瑞々しくドラマチックなサウンドは80’s英国にタイム・スリップしたかのよう!キャッチーなメロディを紡ぐ英詩ヴォーカル&コーラス、スティーヴ・ロザリーを思わせるエモーショナルな泣きのギター、壮大に広がる分厚いシンセ。一部の曲では荘厳なメロトロン風音色も溢れ出すなど、往年のプログレ・ファンの心をこれでもかとくすぐる完成度の高いアンサンブルが見事です。GENESIS影響下の80~90年代ネオ・プログレ好きはもちろん、KANSASなどのハード&キャッチーなプログレ好きにも強くオススメしたい力作!
9. V.A./ KNOTWEED: TWISTED FOLK ROOTS AND PSYCEDELIC SHOOTS
英国やアイルランドのレア・フォーク/サイケデリック・フォークコンピレーション。
これはまた、英フィーメール・フォーク・ファンが喜びそうなコンピが発売されました!英国やアイルランドのレア・フォーク/サイケデリック・フォークを集めているのですが、まず2曲目NEW WINE「Time Flies By」を聴いてください!ギターと微かな鍵盤がゆらめく繊細なバンド・サウンドに、ちょっと不安定ながらも透き通った女性ボーカルが響き、思わず微笑んでしまうような可愛らしさです。フルートや男性ボーカルと掛け合いながら、美しいボーカルがどこまでも心地よく広がっていきます。同系統の可憐なボーカルが楽しめるジャズ・サイケ・フォーク・トリオGUGGENHEIM、まるでメロウ・キャンドルのようなカルテット、CEATHRARも素晴らしいです。アルバムにはヘヴィ・サイケ・バンドARAGONや、起伏に富んだ展開とハードなギターが楽しめるプログレッシブ・バンドZEITGEISTも収録されています。
10. FARAWAY FOLK/ SEASONAL MAN
夢見心地の英ストレンジ・フォーク、75年作
英国の2組の夫婦によるグループ、75年作。控えめにかき鳴らされるアコギにエレキがファジーに絡んだところで、フルートがふわりと加わっていき、素朴な男女ボーカルが宙を漂います。耳に心地よいのですが、ミニマムなギターワークがトラッド調のメロディーに少し尖ったポップさを加えており、独特の味わいと軽やかさがあります。トゥリーズやスティーライ・スパンがインディー・ロックをやっているような、不思議なサウンドです。A面は自作曲、B面はトラッドのカバー。
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