こんにちは、スタッフ佐藤です。
この「スタッフ厳選☆今週の3枚!」のコーナーでは、新作を中心に「これは聴いてもらいたい!」と思った激カケレコメンドな作品を毎週3枚取り上げてまいります。
本コーナーを参考にロック探求をさらにお楽しみいただければ嬉しく思います♪
最初にご紹介するのが、ポーランド・シンフォの雄がスタジオ・アルバムに続けて放ったレア音源集!
現ポーランド・プログレ・シーンを牽引する人気バンドによる、EP限定収録曲や未発表曲など10曲を収めた2020年リリース作。
アコギをメインに紡がれるメランコリックな演奏と美しいメロディが感動的な19年録音の未発表ナンバー「River Of Love」、持ち前のフロイド調にレゲエ風リズムや男女デュエットを挿入した異色のEP限定収録曲「Comercial Song」、2020年スタジオ作『THE SIN』収録曲「Envy」の静謐なアコースティック・バージョンなど、いずれの曲もオリジナル・アルバムに入っていてもおかしくない完成度で、バンドとしての成熟ぶりを実感させます。
楽曲のクオリティにしても多彩さにしても、大げさじゃなく、これはオリジナル・アルバムにも匹敵する聴きごたえの一枚ではないでしょうか。
続いては、英マイナー・サイケ・ファンは要チェックのアンソロジー音源集をピックアップ!
のちにHOLY MACKEREL、SAMUEL PRODY、そしてORANG-UTANという、マイナーながらもコアなハード・ロック・ファンに人気の高い好バンドへと発展していく英サイケ・グループが彼ら。
活動時はアルバムを残さなかった彼らの軌跡を未発表音源も交えて辿ったアンソロジーがリリースされました!
当時リリースした5枚のシングルに加え、アウトテイク音源、オルタネイト・ミックス音源、そして未発表のラジオ用ライヴ音源など収録した全28曲。
定番サイケ・コンピ「Rubbles」の中でも一際輝く楽曲を聴かせていた彼らの魅力をじっくり味わい尽くせる編集盤となっていますよ~。
最後は、先日久々に再入荷したジャーマン・ロックのオススメ盤をご紹介いたしましょう☆
ベルリンで結成されたジャーマン・ロック・グループ、72年作1st。
そのスタイルは、流麗なラテン・テイストや熱量あるファンキーさも取り込んだ叙情溢れるハード・ロック/ジャズ・ロック。
英国VERTIGO勢を思わせるくぐもったオルガンと、ささくれ立ったワウ・ギターがドライヴ感たっぷりにせめぎ合うパートはブリティッシュ・ロック・ファンならイチコロでしょう。
ソウルフルで哀愁たっぷりの英詩ヴォーカルも堂々とした歌いっぷりで実に良い感じ。
ジャケットからはディープなクラウト・ロックを想像しますが、キワモノ感はまったくないテクニカルかつワイルドなアンサンブルを繰り広げる名作です。
これ以前の「今週の3枚」はこちらのアーカイブ記事にてお楽しみください☆
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