2010年11月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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【BACK TO BASIC キーワードで聴く】、第三回は、YESです。
01 Roundabout
Keyword:
YESのChris Squireを彷彿とさせるゴリゴリとアグレッシヴで
ドライヴ感いっぱいのベース(ピック弾きのリッケンバッカー・ベース)。
Rick Wakemanのキーボードの音色、Steve Howeのスパニッシュなギター、
重厚かつキャッチーなコーラス・ワークも要チェック。
聴き手M:
Chris Squireのベースがこの曲のタイトな躍動感を握っていますね。
4分台からの激動的な
アンサンブルの後の
Steve Howeの哀愁感漂うギターが、
良いですね。
そこから
Rick Wakemanのキーボードで再加熱。
各ミュージシャンの決めドコロがしっかり用意されているんですね。
02 Heart of the Sunrise
Keyword:トレモロ風のヘヴィなリフのドライヴ。メイン・パート。
ヴォーカル・パートを軸にポリリズミックな緊張感が走るシンフォニック・ロック名曲。
聴き手M:
冒頭からドライヴしまくりの上昇感が熱いです。
それにしてもやはり、
Chris Squireのベースの力強さが耳に引き立ちますね。
そこもYESのひとつの特徴でしょうか。演奏のテンションが頂点まで達した後は、
一気に静謐な音の湖が広がって行きます。この展開も様式美のひとつですね。
03 Close To The Edge
Keyword:
爆発するハウのギター。
途方もない緊迫感と完璧な構築美を魅せるタイトル・チューン。
ア
タック感のあるピッキング、テンション溢れるフレージング。
線の細いトーンでのハイ・ポジションを多用するフレージング
。
聴き手M:
個人的にも一番YESを感じさせる大曲ですね。
冒頭のどこか未知の惑星に降り立ったかのような幻想感の後の
困惑と動揺を引き起こすかのようなテクニカルな音律の照射が、果てしなくYESしています。
全編に漂う演奏から漲る緊張感とその弛緩のコントラストが聴く者の意識を惹きつけて離しません。
04 Siberian Khatru
Keyword:
3分を過ぎたあたり、ギター・ソロがスタートする部分の、
ハープシコードの格調高さ、変拍子によるキメのパート。
聴き手M:冒頭のギター・リフがやはり印象的ですね。しつこい程反復される
ギター・リフは、オクターヴを縫って上昇して行きます。いきなり立ち上るハープシコードは
曲の展開をより一層ドラマチックに魅せていますね。
05 Sound Chaser
Keyword:ウェイクマンに代わって、REFUGEE より
パトリック・モラーツを迎えた作品。モラーツのエレピ、
ホワイトのドラムによる強烈なインタープレイ。
聴き手M:これは本当にテンションの高い火花散らしまくりの強力な曲。
でもやっぱりベース・ラインが際立つなあ。ホント、全パート大爆発。構築美の極致ですね。
さて、久々にYESを聴きたくなった方は、
こちらの新リストもどうぞ…!
NEXT FROM YES: イエスの次に聴くべき往年の名作選
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YESのDNAを受け継ぐ新鋭グループ
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