2020年4月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: 米SSW
こんにちは。スタッフみなとです。今日はアメリカのミネソタ州に注目してSSW作品をピックアップいたします。
ミネソタは、中西部の北、カナダに接する州。
「ミネソタ」という名前はインディアンの言葉で「水」を意味するミネと「曇り空」を意味するソタから作られたそうです。
ボブ・ディランの生地でもあり、「アメリカの冷蔵庫」と称されるほど寒いミネソタ州は、涼やかで透明感があり、洗練されたサウンドのシンガー・ソングライター作品が多数あります。
それでは早速作品を聴いてまいりましょう!
ボブ・ディラン『血の轍』が録音されたことでも知られる、ミネアポリスの名スタジオ「SOUND 80」にて、スタジオ・ミュージシャンとして働いていたギタリスト/SSW。
リチャード・トンプソンやバート・ヤンシュからの影響を受けた繊細なアコースティック・ギターと、素朴で少年ぽさの残るボーカル。
カナダのSSWに近い、澄みきった叙情が感じられるメロディも素晴らしいです!
コロラド州で生まれ、ミネソタ州に移住したシンガー・ソングライター。
スペインに赴きクラシック・ギターを専門的に学んでおり、その細やかなピッキングはため息が出るほどです。
自作曲は1曲のみで他アーティストのカバーをしていますが、その優しい歌声で歌われると、どの楽曲も心に染み入るオリジナル曲のようです。
のちのAOR作品にもつながるグルーヴ感ある楽曲もあり、ひんやりとした洗練とクールさが感じられます。
上記マイケル・ジョンソンもカバーしていたのが、こちらマーク・ヘンリー。
同じくサンキスト・レーベルで活動していたシンガー・ソングライターです。
流れるようなギターとメランコリックなメロディー、優しく繊細なボーカルが本当に素晴らしいです。
同じくミネアポリスで活動したシンガー・ソングライター、75年作。
アコースティック・ギターとピアノを基本としたサウンドに、時折サックスやちょっとファンキーなギターやリズムが織り込まれる洒落たサウンド。
ジェフのくぐもったボーカルが素晴らしく、北国の冷気が感じられるようです。
こちらもちょっと洒落たシンガー・ソングライター作品です。
ミネアポリスで長く活動するSSW、80年作。
アコースティックなサウンドにジャズの小粋さを加えた、洗練されたサウンドです。
次は少し時代を上ってこちらの女性シンガー・ソングライター、81年作です。
効果的に配された弦楽器等が重層的な歌の輪郭を描き出し、聞いている者をこの上なく幸せな気持ちにさせてくれる、そんな作品です。
ジャズ、カントリーフォーク、ボッサ、フォークを織り交ぜて、さらりと素敵な歌に昇華するところは思わず唸らせられます。
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