2020年3月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ
スタッフ増田です。
1971年3月19日はジェスロ・タルの名盤『アクアラング』がリリースされた日。
彼らの魅力と言えば色々ありますが、やはり印象的なのはイアン・アンダーソンの強烈な唾吐きフルートですよね。
今日はそんなアグレッシヴなフルートを堪能できる作品をご紹介してまいりましょう!
キャメルやキャラヴァンの優雅で可愛らしいフルートとは一線を画す、埃被ったようなフルートの音色。ハード・ロックとトラディショナル・フォークの融合、そしてシニカルな世界観。唯一無二の個性を存分に発揮する、最高傑作と名高い一作!
最終作が人気のGRAVY TRAINですが、70年作の1stではフルートを加えたブルース・ロックをやっています。ノイジーなギターに負けじと唾吐きフルートが炸裂。ダークでサイケデリックなサウンドが魅力的。
「ジェスロ・タルのリード・ボーカルをキャロル・グライムズにしたイメージでしょうか」byレビュワーたすけさん。気だるく妖艶な女性ヴォーカルとむせび泣くようなフルートが絡み合う、ブリティッシュ・ロック最果ての一枚!
こちらはイタリアン・ロック黎明期の名盤!ジャズやカンツォーネや地中海音楽をない交ぜにしたようなサウンドに、アグレッシヴでテクニカルなフルートが炸裂。非イタリアン・ロック・ファンにもオススメしたい一枚。
野太く吹き鳴らすフルートの旋律が印象的なブルース・ロック・ナンバーは、アメリカのジェスロ・タルと言いたい怪しげな雰囲気。米国インスト・ジャズ・ロック・バンド、幻の69年作!
最後はこちら。ザクザクとメタリックなギターに、JETHRO TULLばりの唾吐きフルート!?70年代結成のノルウェー産ハード・ロック、ヴィンテージな「ゴッタ煮感」に満ちた97年作1st!
いかがでしたか?こちらの記事もどうぞ!
68年に「日曜日の印象」でデビュー、イギリスのプログレッシブ・ロックシーンを代表するバンドであり、デビュー当初から独自のポジションを築き異彩を放っていたグループ。首謀者Ian AndersonのフルートはCAMELのそれとは全く方向性の違うエネルギッシュなものであり、バンドの代名詞となっています。本作は彼らの代表作と名高い71年作。Jeffrey Hammond、John Evanが新加入した本作は、ハード・ロックのドライブ感とアコースティックなトラッド・フォークの質感を混在させた名盤であり、その対比はアルバムを通してロックのダイナミズムとコントラストとなって現れます。コンセプト性を感じるトータル感も素晴らしい傑作。
70年リリースの唯一作。唾吐きフルートを中心に終始畳み掛けるアンサンブルと、紅一点LINDA ROTHWELLによる線は細くもアグレッシヴなヴォーカルが印象的なブリティッシュ・ロック。スピーディーな楽曲でも、どこか気だるさが感じられるところはいかにも70年英国ロック。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!