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【タイトル追加】中世音楽エッセンス豊かなプログレを探求!

スタッフ佐藤です。

フランスのベテランMINIMUM VITALの『AIR CARAVAN’』、いつもながらクリエイティヴかつオリジナリティに溢れた素晴らしい作品に仕上がっていました。

彼らが奏でるシンフォニック・ロックのベースとなっているのが、トラッド・ミュージックや宮廷舞曲、そしてグレゴリオ聖歌やノートルダム学派の流れをくむ中世音楽の数々です。

今回は、彼らと同じく典雅でロマンティックな中世音楽のエッセンスを取り入れたプログレ作品を見てまいりたいと思います!

MINIMUM VITAL/AIR CARAVAN’

中世音楽や舞曲をベースにした個性派フレンチ・シンフォを聴かせるグループ、19年作10th。典雅な味わいを持つ中世的メロディラインに地中海エッセンスも添えてリズミカルに畳みかけるスタイルは、ずばり「踊れるプログレ」の急先鋒!

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中世エッセンス香り立つプログレでただ今一押しなのがGUILDMASTER。あのSAMURAI OF PROGの関連メンバーが結成した新プロジェクトなんです。

GUILDMASTER/KNIGHT AND GHOST

サムライ・オブ・プログの2人とカヤックのトン・スケルペンツェルが組んだ夢のプロジェクト!

中世エッセンスが豊かに香り立つ気品に満ちたシンフォニック・ロックがもう息をのむほどに素晴らしいんです。

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届いたばかりの22年2ndアルバムも絶品ですよ~。

GUILDMASTER/LIBER DE DICTIS

まるで1000年前にタイムスリップしたかのような中世エッセンス香り立つシンフォニック・ロックは、前作以上かと思うほどにスケール大きくイマジネーション豊かに広がってきてもう絶品。

GRYPHONやMINIMUM VITAL、ENIDがお好きな方なら、このサウンドはきっと気に入ってくれるはず!

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グリフォン/女王失格

中世音楽+プログレと言えば、このバンドが筆頭ですね!中世音楽風のロマンあふれるメロディとイエスばりのドライヴ感で疾走するアンサンブルの組み合わせが唯一無二のファンタジックなプログレを生み出しています。

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GENTLE GIANT/OCTOPUS

中世エッセンス香るプログレで忘れてはならないのがGENTLE GIANT。本作や次作『IN A GLASS HOUSE』では高度な音楽性に裏打たれた中世音楽の要素がふんだんに用いられています。ハード・ロックやジャズや前衛音楽といった様々なスタイルと共に、中世由来の奥ゆかしく気品あるメロディとマドリガル風の複雑なコーラスワークもサウンドづくりに生かされていますよね。

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ANTHONY PHILLIPS/GEESE AND THE GHOST

名盤の誉れ高き77年1stソロ。丹念なアコースティック・ギター演奏を主役とする、中世トラッド色とアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的です。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。

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AMAZING BLONDEL/FANTASIA LINDUM

本格的な中世音楽の要素を取り込んだ英国フォーク・グループ、71年作3rd!格調高さとほのぼのとした牧歌性のバランスが絶妙だなあ…。小曲を繋ぎ合わせた20分の組曲も見事!

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ヤン・アッカーマン/流浪の神殿

FOCUS在籍中にリリースした3rdソロ。FOCUSにおける古楽的要素を抽出拡大させたような作風で、ギターとリュートを自在に持ち替えて、中世音楽からルネッサンス~バロック音楽までをプログレッシヴ・ロックに融合させた、繊細かつ大胆なインストゥルメンタル集です。

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IROLT/DE SMID FAN EARNEWALD

こちらもオランダからの一枚。アコーディオンやマンドリンが奏でる牧歌的なアンサンブルと、トラッドと中世音楽が混ざり合ったような神秘的な旋律が溶け合って、不思議な格調高さが漂うフォーク作品となっています。

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GLASS HAMMER/MIDDLE EARTH ALBUM

近年はYESやKANSASらの影響を感じさせる作品をリリースする彼らですが、この時期の中世音楽を取り入れたGENESISって感じのサウンドも大好きだなぁ。キーボードの躍動感が半端ない!

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VITRAL/ENTRE AS ESTRELAS

ブラジルの名シンフォ・バンドBACAMARTEのフルート奏者が参加する新バンド!初期キャメルと中世音楽~バロック音楽が融合したようなスケール溢れるシンフォニック・ロックが凄い…。

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ミズキ・ダ・ファンタジーア/レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

沖縄出身の女性ヴォーカリストMizukiを中心とするジャパニーズ・プログレ・グループ。初期クリムゾンばりの哀感溢れるメロトロン、フォーカスに通じる中世エッセンス、そしてエモーション豊かな凛と美しいヴォーカル。前作以上に気高く洗練された世界観を提示する傑作2nd!

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    [カケレコ国内盤リリース中] ブラジル、BACAMARTEとQUATERNA REQUIEMのメンバーを中心とするシンフォ・バンド17年デビュー作、初期CAMELと壮大なバロック音楽を組み合わせたようなメロディアスかつ厳粛なシンフォニック・ロック!

    ブラジリアン・シンフォの歴史に輝く83年の名盤で知られるBACAMARTEのフルート奏者Marcus Moura、90年代以降のブラジルを代表するシンフォ・バンドQUATERNA REQUIEMのドラマーClaudio Dantasらが結成したバンドによる2017年デビュー作。フルートとギターがリードするCAMEL直系のメロディアスなシンフォニック・ロックに、BACAMARTEやQUATERNA REQUIEに通じるクラシック音楽/バロック音楽の典雅さ格調高さを加えた、構築性に富んだ壮大過ぎるサウンドが圧巻!リリカルで少し陰影がかかった美しい音色のフルート、アンディ・ラティマーを受け継ぐ一音一音から叙情が零れ落ちるようなエモーショナルなギターが紡ぐCAMEL愛たっぷりのアンサンブルと、バックで響く分厚いシンセ、オルガン、ピアノなどのキーボード群が演出するバロック音楽の厳粛な音世界が重なり合う音楽性に、シンフォ・ファンならば興奮しっぱなしでしょう。特筆は何と言っても52分に及ぶ大作組曲。キーボードもアンサンブルに加わり、テクニカルな疾走パート、芳醇に広がるシンフォ・パート、典雅な味わいの中世音楽パートを行き来しながら巧みに描き出されるスケール溢れるシンフォ絵巻があまりに素晴らしい。BACAMARTE、QUATERNA REQUIEM両バンドのファンは勿論、初期CAMELファンにも是非オススメしたい一枚!

  • ANTHONY PHILLIPS / GEESE AND THE GHOST

    77年ソロ1st、これぞ英国という叙情と格式に満ち満ちた傑作!

    ジェネシスの初代ギタリストとして活躍し、70年代後半以降はソロ・ミュージシャンとして英国的叙情性に満ちた質の高い作品をリリースしてきた彼の、記念すべき77年1stソロ。ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォード、フィル・コリンズらが参加。フィリップスによる丹念に爪弾かれるアコースティック・ギターの調べを、ゆったりとおおらかに流れるシンセとリリシズムに満ちたフルートの音色が彩るスタイルを軸とした、アコースティカルな手触りのシンフォニック・ロックを聴かせます。アコースティック楽器主体の演奏ですが、中世トラッド色とよりアカデミックなクラシック的要素の両方が違和感なく一体となった、たおやかな牧歌性とともに格調高くも瑞々しい英国然とした音色が印象的。ジェネシス脱退後にクラシック音楽とクラシック・ギターを本格的に学んだというその成果が遺憾なく発揮されています。演奏のみならず組曲「Henry」におけるハイレベルな楽曲構築性なども彼の豊かな才能を証明しており聴き所。3曲あるヴォーカルナンバーは、1曲でフィリップス、2曲でコリンズがヴォーカルを取っており、特にコリンズによるヴォーカルナンバーは、ジェネシスとは趣の異なる繊細で素朴な味わい深さが大変魅力的。清冽な小川の流れ、風にそよぐ木立、一面に広がる田園など、英国丘陵地帯の情景がイマジネーション豊かに立ち上がってくるような名品です。

  • JAN AKKERMAN / TABERNAKEL

    フォーカスにおける古楽的要素を抽出拡大させたような作風と言える73年3rdソロ、ボガート&アピスが参加

    オランダを代表するプログレッシヴ・ロック・グループ、フォーカスでの活動最盛期に発表された、ソロ3作目にして最高傑作の称にふさわしいインストゥルメンタル集。ギターと古楽器であるリュートを自在に持ち替えてプレイヤーとしての真価を遺憾なく発揮し、ルネッサンス〜バロック音楽とプログレッシヴ・ロックを融合。繊細なアプローチと大胆なアイデアとの競合により、中世の美学を20世紀に転生させた渾身の1枚である。ヴァニラ・ファッジ〜ベック、ボガート&アピスのティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラムス)が参加。

  • GUILDMASTER / LIBER DE DICTIS

    SAMURAI OF PROG関連メンバー達によるプロジェクトの22年2nd、中世エッセンス香り立つロマンティックなシンフォニック・ロックが堪らない!

    人気の多国籍シンフォ・グループSAMURAI OF PROGの中核を担う2人であるイタリア人ベーシストMarco Bernardとフィンランド人ドラマーKimmo Porsti、SOP作品でもお馴染みのスペイン人ギタリストRafael Pacha、伊プログレ・バンドMAD CRAYONのkey奏者Alessandro Di Benedettiという4人によるプロジェクト、2022年2ndアルバム。まるで1000年前のヨーロッパはたまた中央アジアにタイムスリップしたかのような中世エッセンス香り立つシンフォニック・ロックは、前作に増してスケール大きくイマジネーション豊かに広がってきてもう絶品です!優雅さと薫り高きエキゾチズムを纏ったヴァイオリンの調べと、緻密で気品ある音運びを聴かせるピアノによる舞曲のように軽やかなコンビネーションを背にして、フルートが涼やかに駆け抜け、ギターがメロディアスに旋律を紡ぐ、悠久のロマンが溢れんばかりの演奏を全編で堪能させてくれます。前作でも素晴らしかった厳かさと哀感を孕んで歌うイタリア語の女性ヴォーカルも相変わらずこの世界観にベストマッチです。前作同様、GRYPHONやMINIMUM VITAL、ENIDなどがお好きなプログレ・ファンなら、このサウンドはきっと気に入ってくれるはず。名品!

  • MINIMUM VITAL / AIR CARAVAN’

    双子のPayssan兄弟を中心とするフレンチ・プログレ・バンド19年作、中世音楽をベースにした相変わらずのリズミカルなシンフォニック・ロックが魅力的!

    Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)、双子のPayssan兄弟を中心に、80年代初頭より活動するフレンチ・シンフォニック・ロックの代表的バンド、19年作10th。同郷MALICORNEや英国のGRYPHONの流れを汲む、中世音楽、トラッド、舞曲をベースにした”踊れるプログレ”を本作でも追及しており、デビュー時より変わらぬアプローチをさらに推し進めたサウンドが魅力です。前のめり気味に畳みかける躍動感いっぱいのリズムに乗って、民族音楽のように賑々しく奏でられるシンセ&オルガンと、Mike Oldfieldばりにシャープで流麗にフレーズを弾くギター&緻密なアコギらが絡み合い、思わず体が動いてしまうようなリズミカルで華やかなシンフォニック・ロックを紡ぎます。アコギがジャカジャカとかき鳴らされシンセが高らかに舞う、地中海エッセンスも香る祝祭感に満ちた演奏は「CELEBRATION」のP.F.Mにも通じていてエキゾチズムたっぷり。一方、合間では技巧が炸裂するスリリングなテクニカル・シンフォも飛び出し、トラッド調ナンバーとの間に鮮やかなコントラストを作り上げていて素晴らしい。今回も期待を裏切らないサウンドを届けてくれる一枚!

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