2020年1月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
こんにちは。スタッフみなとです。
毎日寒いですね!
こんな寒い日は、暖かいお酒でも飲みながら、寒さでこわばった心身を解き放ってくれるような作品が聴きたくはありませんか?
ということで、今日はグレイトフル・デッドからスタートして、フワフワとまどろんでしまうようなサイケ・ロック作品をカケレコ棚よりピックアップいたしました。
柔らかく浮遊する長尺のインプロヴィゼーションを聴いていると、まるで60年代のアシッド・テストに迷い込んでしまったかのように意識が解放されていきます。
この作品でしか味わえない心地良さがありますよね。
動きまくるベースとタイトなドラム、うねるスライド・ギター、ワイルドなボーカルと軽快なコーラス。長尺のジャム・セッションも挟みながら進むそのサウンドは思わず身体が揺れてしまうようなご機嫌なグルーヴに溢れています。
グレイトフル・デッド『アメリカン・ビューティー』が好きで、バーズが好き?そしたら、このマイナーなグループ、絶対気に入っちゃいますよ~。
木漏れ日感とカナダらしい透明感と幻想性とがブレンドしたカナディアン・サイケ/フォーク・ロックの名作ですね。
いかがでしたでしょうか。少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
米ウィスコンシン州ミルウォーキーにて68年に結成されたブルース・ロック・バンド、70年作。ずっしりしたベース音とスライド・ギターが冴えるブルース・ロック「Gotta Be Free」で疾走感たっぷりに始まる今作は、動きまくるベースとタイトなドラムが作り出す、腰を揺らすグルーヴィーなビートが最高に気持ちいいです!程よくワイルドなボーカルと豪快なスライド・ギターの絡みもいいですね!ずっとブルース・ロックなのかと思いきや、「Hope For The Future」では12弦ギターが煌びやかに鳴り響き、「Trackin Shoes」ではゆったりとしたブルース・ロックにギターが浮遊感たっぷりに漂う気だるいサウンドだったり、サイケデリックなテイストも加わってきます。長尺のジャム・セッションも挟みながら進むそのサウンドは、ブルース・ロックとサイケデリック・ロックが見事に融合しています。Kim Fowleyプロデュース。
カナダのフォーク・ロック・グループ、70年作の2nd。『昨日より若く』あたりのバーズを彷彿させるエネルギッシュなナンバー、ハーモニカが郷愁を誘う哀愁のナンバー、『アメリカン・ビューティー』のデッドのように浮遊感あるサイケデリックかつメロウなナンバー、ハートウォームなカントリー・ロック・ナンバーといった、ルーツ・フレイヴァーとサイケ・フレイヴァーを合わせ、カナダならではのクリアなリリシズムで包み込んだサウンドはかなりハイクオリティ。木漏れ日感と透明感と幻想性がブレンドしたカナディアン・サイケ/フォーク・ロックの名作です。
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