2019年4月16日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
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こんにちは。韓国BIG PINKレーベルより、新譜が届きましたのでご紹介いたします!
名バンドCIRKUSのメンバーが全面参加、オリジナルは激レアとして有名な英プログレ・ユニットによる77年唯一作!
ジャニスを思わせるソウルフルな女性ヴォーカルに切れ味たっぷりのブラス、ジミ・ヘンばりのファズ・ギターが炸裂!この米ブラス・ロック、はちゃめちゃに格好いいです。
アメリカにブッカーT&MG’sやミーターズがいるなら、イギリスにはこいつらがいるぜ!
ローラ・ニーロがジャズ・ロックをやったら!?ハービー・マンがプロデュースしたニッチ過ぎるジャズ・ロック、71年作。
彼らの「ヤンキー・レディ」のなんと英国的なこと!米フォーク・ロックへの憧れがひしひしと感じられるのに、繊細で少し陰影のあるサウンドは「イギリスのアメリカ」としか言えない出来上がりです。
オルガン/ヴォーカルのJohn SaxbyとギターのLionel Gibsonによるユニット編成に、73年に英プログレの隠れ名作『ONE』を残したグループCIRKUSのメンバーが全面参加して制作された77年の唯一作。自主レーベルSHOCKからオリジナル盤がリリースされて以降、長らく再発のなかった正真正銘の激レア作品です。全編にシアトリカルな演出が施された全16曲が曲間なく進行していくトータルアルバムとなっており、ブリティッシュ・ロック然とした陰影を含むタイトな演奏と、転がるように軽快なポップ・エッセンスをセンス良く同居させたスタイルは、CIRKUSの『ONE』はもちろん、NEKTARの74年作『Down To Earth』あたりにも通じます。叙情味たっぷりに鳴るオルガン、サイケがかった鋭角なトーンのギター、軽やかに躍動するサックス&フルートらが織り上げるエネルギッシュかつ色彩豊かなアンサンブルはさすがです。またゆったりと溢れ出すメロトロンの調べも美しく、特にフォーキーなパートに格調高さを添えていて素晴らしい。ヴォーカルはややおどけた表情で優雅に歌い上げるスタイルで、シアトリカルな作品世界へと聴き手を惹き込みます。幻の作品という評判に違わぬプログレッシヴ・ポップの名作です。
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