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春うららかに、夢の中・・・?ストレンジ・サイケ・ポップ/フォークをピックアップ。

スタッフ増田です。

春も近付き暖かくなってきて、近頃はついつい昼間でも猛烈な眠気に襲われてしまう…という方も多いことでしょう。

今回はそんな季節にピッタリの、心地良くも不思議な夢の中のごときストレンジ・サイケ・ポップやサイケ・フォークをピックアップしてみました。

夏もサイケ、冬もサイケ、そして春もまたサイケの季節です。

SOFT MACHINE/VOLUMES ONE and TWO

まずはカンタベリー・ロックの代表的グループ、SOFT MACHINEの68年1st/69年2ndから。

技巧的で知的なジャズ・ロックのイメージが強いですが、初期カンタベリー・ロックはストレンジなサイケ・ポップの宝庫なんですよね。

3人の才能と演奏が互いを食わんばかりにぶつかり合う衝撃作。故エアーズのユーモア溢れる感性もすでに光ってます。

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ケヴィン・エアーズ/おもちゃの歓び

そんなエアーズのソロもご紹介しておきましょう。70年ソロデビュー作。

底抜けに陽気でサイケデリック、でも同時にそこはかとなく滲み出すダークな哀愁。彼独特の世界観が見事に開花した名作ですね。

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フール/フール

ビートルズのアップル・ブティックのデザインや、ジミヘン、ザ・ムーブ、ISBなどのアートワークで知られるデザイン集団で、プロデュースはホリーズのグレアム・ナッシュ!?

ジャケ通りのカラフルでストレンジなサイケ・ポップ・サウンドが聴ける69年唯一作。

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ジュライ/スーパー・サイケデリック・ジュライ

後にマイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで名を馳せるトム・ニューマンが、「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行した」上で録音したという一枚。

ニューマンの「音」に対する偏執狂っぷりとバンドのハイな演奏がの混ざり具合が絶妙の英アングラ・サイケ・ポップ迷盤ですね。

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DANTALIAN’S CHARIOT/CHARIOT RISING

そんなジュライが好きならこちらもおすすめ。

英国モッズ・シーンの顔役、Zoot Moneyがビッグ・ロール・バンド解散後に結成したサイケ・ポップ・グループの67年作。

力強いアンサンブルにカラフルでサイケな味付けを施しつつ、どこか陰気で混沌とした雰囲気が漂っていてくせになります。

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マッゴー&マクギア/マッゴー・アンド・マクギア

そんなジュライが好きならこちらもおすすめ、その2。

ポール・マッカートニーが『サージェント・ペパーズ』~『ホワイト・アルバム』で音楽的に上り詰める一方で、その実の弟マイク・マクギアは、こんな英アングラ・サイケを出していたとは・・・。

兄ポールにジミヘン、グレアム・ナッシュやスペンサー・デイヴィスなど超豪華なゲストを迎えつつ、グルグルと音像渦巻く実験精神たっぷりのサイケ・ポップを展開するこちらも迷盤。

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BRAVE NEW WORLD/OH ! CALCUTTA !

英国ばかりになってしまったので、ここらでドイツのサイケ・ポップをご紹介。

華やかなホーン・アレンジ、美しいハーモニー、奇跡的なメロディ、そしてジャーマンならではの悪戯っぽい実験/ユーモアと凝った音響処理。

発禁になりそうなジャケですが、内容は驚くべき完成度の逸品!

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INSECT TRUST/INSECT TRUST

最後は米国から、サイケ・フォークの奥底に沈んでいたこんな69年作をご紹介。

ルーツ色濃厚なカントリー・フォークをベースに、フリーキーなサックス等のスリリングなジャズ要素、エキゾチックな民族要素、アヴァンギャルドな実験性を織り込んで緊張感たっぷりに展開するアンサンブルは実に個性的…。

妖艶な女性ヴォーカルも相まって、どこか奇妙な世界に来てしまったかのような錯覚に陥るキケンな一枚です。

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