2019年2月28日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
1枚のCDに2作品が収録された2in1CD。
コレクション目的には適わない部分があるかもしれませんが、少しでも多くの作品を聴きたいなら2in1仕様を選ばない手はありませんよね。
今回は、カケレコ中古在庫の中からおすすめの2in1CDをセレクトしてみました。
気になるアーティストの入門にも是非どうぞ☆
まずは、イタリアン・ロックの定番として愛されるシリーズ第1弾と第2弾をセットにしたコチラから。
流麗で物悲しいストリングスと荒々しいバンド・アンサンブルが奇跡的なまでの調和を聴かせる名作の『N.1』、そして疑似オーケストラを用いた華麗な音作りが光る歌心溢れるクラシカル・ポップの『N.2』。一般的には前者の人気が高いですが、後者も完成度は高いです。
オランダが誇る名ジャズ・ロック・グループといえば彼らですね。鬼才サックス奏者CHARLIE MARIANOが参加して硬派でアヴァンギャルドな演奏を聴かせる4th、GONGを彷彿とさせる素っ頓狂なユーモアとテクニカルな演奏が入り乱れる5th、どちらも甲乙つけがたい傑作!
スウェーデン・シンフォの雄、84年のデビュー作と、デビュー前にカセット販売されていた初期音源を元にリメイクした88年作3rdとをカップリングしたのが本作。まるでキャメルやジェネシスのファンタスティックな部分だけを抽出したみたいな溢れんばかりのリリシズムと幻想性。これはムーン・サファリにもきっと大きな影響を与えてるでしょう。
初期GENESISやVDGGの所属レーベルとして知られるカリスマへ移籍しリリースした76年作と77年作を収録!ハード・ロックの重量感とスペース・ロックの浮遊感が一体となったサウンドは相変わらずのHOWKWIND印ですね。
ポールの名曲「My Love」でも名演を残すギタリスト=ヘンリー・マッカロウ在籍、ジョー・コッカーのバックでお馴染みのグループですね。タイトでルーズでコクのあるアンサンブルが絶品なブリティッシュ・スワンプを収めた71年作&75年作!
ジム・モリソン亡き後のドアーズだとっ!?ドアーズのギタリストの名前は分かるかな?ジム・モリソンの100分の1ぐらいしか知名度ないかもしれませんが、実は彼がメインソングライターなんですよね!ジム・モリソンという圧倒的カリスマを欠いた分バンド・サウンドを重視した作りになっていて、THE BANDにも通じるアーシーな米ルーツ色も垣間見れたりと、果敢な成長を遂げた末期DOORSの姿がここにあります。
映画音楽界を代表する作曲家ルイス・エンリケ・バカロフとの共作である71年作「N.1」と76年作「N.2」とをカップリングした2in1。どちらの作品もクラシックとロックがこれ以上無いほど自然な形で融合した傑作。映像音楽家という、映像が放つメッセージを音により増幅させることに長けたバカロフだからこそ、クラシックの優雅さを保ちつつ、ロックのダイナミズムをさらに高めることに成功したのでしょう。必聴作。
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