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名盤誕生日!『PINK FLOYD / THE DARK SIDE OF THE MOON(狂気)』

こんにちは、スタッフ佐藤です。

誕生日を迎えるロック名盤を取り上げてご紹介していく「名盤誕生日」。

3月1日に誕生日を迎えた名盤は、誕生から46年目となるピンク・フロイドの73年作『THE DARK SIDE OF THE MOON(狂気)』です!

プログレッシヴ・ロックという枠組みを超えて、20世紀の音楽文化を代表する作品の一つとすら云われるのが本作。
マイケル・ジャクソン『スリラー』に次ぐ史上第2位の販売枚数を誇るアルバムとして、いまだに存在感を放ち続ける不朽の名盤です。

元タイトル「The Dark Side of the Moon」(月の裏側)という比喩にも現れているように、人間の内面に潜む「狂気」を克明に描き出したコンセプト・アルバムとなっており、どの一瞬が欠けても成立しないと思わせるほどに完璧に練り上げられたアルバム構成は惚れ惚れするほど。

5人目のメンバーと言って差し支えないレコーディング・エンジニアのアラン・パーソンズによって丹念に編集された様々なSEのコラージュ、空間的な広がりを担うシンセサイザーの効果的な使用、ヒプノシスによるジャケットアートなども手伝って、複合的かつ多角的な魅力を備えたひとつの芸術作品と言えると思います。

そして通算8枚目の作品ということもあり、メンバー達は楽曲面でも演奏面でもまさに脂の乗り切ったパフォーマンスを聴かせていますね。

各種エフェクターを強く効かせたSE的なプレイと、持ち味のブルーズフィーリングを湛えたエモーショナルなリードプレイを弾き分けるデイヴ・ギルモア。

空間を押し広げるようなシンセや格調高く物悲しいピアノのプレイが素晴らしいリック・ライト。

正確無比なドラミングに加え、冒頭「Speak to Me」のコンポーズを始めとする前衛的音楽センスが光るニック・メイスン。

そしてフロイドの人間心理を深く追求した孤高のアーティスト性を司る、偉大なるコンセプトメーカー、ロジャー・ウォーターズ。

本作に表出した4人の才能と精神性は、ビートルズの諸作品におけるそれと比較しても何ら劣ることはないでしょう。

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Speak to Me


『狂気』のチャートアクション

本作は、英国で最高2位、アメリカでは見事1位に輝いていますが、そのアメリカにおけるチャートアクションで、ギネスにも認定される驚異の記録を打ち立てたことはご存じの方も多いと思います。

米ビルボード73年3月17日付のチャートで95位に初ランクインした『狂気』。それから7週目となる4月28日付けのチャートで遂に1位に上り詰めます。翌週には4位に順位を下げますが、驚くべきは、それ以来『狂気』が200位内から姿を消したのがなんと88年7月23日付のチャートであるという事実。

実に937週、15年3ヶ月にわたって200位内に残り続けるという空前絶後の記録を残したのです。
この記録は現在でも破られていませんし、2位がボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのベスト盤が持つ539週なので、まさに他の追随を許さない超超ロングセラーと言っていいでしょう。

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Money

『狂気』を彩る女性シンガー達

メンバーによる演奏以外で印象に残るのが、コーラスやスキャットなど、女性シンガーたちの活躍です。

ライト作「虚空のスキャット」で鳥肌の立つようなスキャットを披露しているのがクレア・トリー。

彼女については、深民淳氏がコラムにて詳しく取り上げておられますので、是非お読みください。


「音楽歳時記」 第五十回  3月3日  ひな祭りリターンズ  文・深民淳

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音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。

The Great Gig in the Sky

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そして名曲「タイム」を劇的に盛り上げる女性コーラスの4人が、レズリー・ダンカン、ドリス・トロイ、リザ・ストライク、バリー・セント・ジョン。

黒人R&B/ゴスペル・シンガーのドリス・トロイ、そしてキャロル・キングを彷彿させる英SSWレズリー・ダンカン、60年代からソングライターとしても活躍したセッション・シンガーのリザ・ストライクなど、それぞれ異なる音楽的バックボーンを持つ4人が声を重ね歌い上げるコーラスは、本作を形作る様々な魅力の中でも特筆すべきものでしょう。

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Time



あと忘れてはならないのがディック・パリーによる叙情的なサックス。後半のドラマチックな展開へと誘う名演を提供していますね。

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Us and Them

先にビートルズにも匹敵する才能と精神性と書きましたが、ビートルズにジョージ・マーティンやジェフ・エメリックといった信頼を置く仲間がいたように、フロイドにも彼らの音楽性を支える多くの人物がいて、その人たちの活躍があってこそ『狂気』という傑作が生まれたことがわかります。

歴史的名盤の誕生を祝うために、今日は本作をデスクトレイに乗せてみてはいかがでしょうか?










ここからは、(たぶん)史上初 『狂気』写真集 をお楽しみください!


          ↑ 箱入り『狂気』たち。


          ↑ 手をつなぐ『狂気』。


          ↑ 輪になってみた。


          ↑ おや?一人カメラ目線の『狂気』がいますね。目立ちたがり屋さんかな?


          ↑ 何となく並べる。


          ↑ 内ジャケやブックレットの写真が全然違う!


  • 「俺も誕生日なんだけどなぁー」

    ごめんな。来年はちゃんと祝うから…。



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    PINK FLOYDの在庫

    • PINK FLOYD / 1971: A PERIOD OF TRANSITION

      インタビューを中心に、デビュー〜初期の活動にフォーカスしたドキュメンタリー映像作品、62分

    • PINK FLOYD / BBC SESSIONS 1967-1968

      1st〜2nd期のピンク・フロイドのBBC音源集、全24曲

      67年5月から68年12月までのピンク・フロイドのBBC音源を収録した編集盤。シド・バレット在籍時の音源を14曲、シドが抜けてデイヴ・ギルモアが加入してからの音源を10曲収録。全24曲。シド在籍時の未発表曲「Vegetable Man」「Scream The Last Scream」のTOP GEAR出演時の音源や、2nd「Set The Controls」のシド在籍時バージョンなど、初期フロイドのファンにはたまらない音源満載。BBC音源なので、音質も良好!

    • PINK FLOYD / IS THERE ANYBODY OUT THERE ? THE WALL-LIVE EARLS COURT 1980/1981

      80-81年、代表作「THE WALL」の完全再現ライブを収録

    • PINK FLOYD / LIVE IN MONTREUX 1970

      70年11月21日に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバル公演を収録したライヴ音源

      70年11月21日に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバル公演を収録したライヴ音源。収録曲は、

      ■ DISC 1
      1. Astronomy Domine
      2. Fat Old Sun
      3. Cymbaline
      4. Atom Heart Mother
      5. The Embryo
      6. Green Is The Colour
      7. Careful With The Axe Eugene

      ■ DISC 2
      1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
      2. A Saucerful Of Secrets
      3. Just Another 12 Bar
      4. More Blues

      • TOP15TOP GEAR

        2枚組、オーディエンス録音ながら、サウンドボード音源並にクリアな高音質音源。ボーナス・トラックとして70年11月22日から「星空のドライヴ」「天の支配」の2曲を収録

        レーベル管理上、ケースにスレがあります。ご了承ください。

    • PINK FLOYD / LIVE IN VENICE 1989

      89年の伊ヴェネツィア公演、全14曲

      89年、イタリアのヴェネツィア公演を収録。87年リリース『鬱』のナンバーと、『狂気』『炎』『ザ・ウォール』からの代表曲を交えた全14曲。

    • PINK FLOYD / LIVE… IN THE FLESH TOUR 1977

      77年5月9日オークランド公演を収録、『炎』『アニマルズ』の全曲をプレイ

    • PINK FLOYD / ON TOUR 1968

      68年5月と7月のライヴ音源を収録、全9曲

      68年5月のイタリアとオランダでのライヴ音源、そして同年7月のアメリカにおけるライヴ音源を収録。1stと2ndからのナンバーにロジャーのインタビュー音源を含む全9曲。

    • PINK FLOYD / PULSE: IN CONCERT (CD)

      94年「対(TSUI)」ツアーの音源を収めたライヴ・アルバム、全24曲

      94年の「対(TSUI)」ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。アメリカ、ヨーロッパを回る77都市、110回の公演で300万人以上を動員したツアーは「史上最大の光と音のスペクタクルショー」として今や伝説として語り継がれるツアーとなった。荘厳なピンクフロイドの音世界とともに、史上最大のステージセット、複雑怪奇な映像を写し出す大円形スクリーン、目が痛くなるほどの光の洪水(ヴァリライトが生き物のように動き回り、レーザー光線が会場中を照らし出す)、牙の生えたブタが宙を舞い、巨大ミラーボールが光を放ち、これでもかと言わんばかりの花火の嵐・・・。まさに「美」としかいいようのない、それまでのコンサートの定義を大きく変えるものであった。今作の目玉はなんといっても「狂気」全曲再演収録。75年の最後の演奏以来19年振りに94年7月のデトロイト公演で復活。ここに収録されているのは、8月ドイツ、9月イタリア、10月ロンドンのライヴより。1-(2)の「天の支配」はUS公演ではオープニング・ナンバーだったのだが、誰もが度肝を抜かれたシド・バレット在籍時の1stアルバムからの曲。

    • PINK FLOYD / PULSE: IN CONCERT (DVD)

      94年ロンドン・アールズコート公演の映像を収録!

      • MHBP78/9

        廃盤、DVD2枚組、デジパック仕様(トールサイズ)、ボーナス映像多数収録、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕あり、帯・別冊ブックレット・解説付仕様、定価4,700+税

        盤質:傷あり

        状態:良好

        帯有

      • 7464541719COLUMBIA

        DVD2枚組、デジパック仕様(トールサイズ)、NTSC方式、リージョンフリー、ブックレット付仕様

        盤質:傷あり

        状態:良好

        若干角潰れあり

    • PINK FLOYD / RADIO SESSIONS 1969

      デイヴ・ギルモア加入後の4人編成での69年のラジオ放送音源をまとめた編集盤、全10曲

      シド・バレットが抜け、デイヴ・ギルモアが加入してからの4人編成での69年のラジオ放送音源をまとめた編集盤。69年5月の「TOP GEAR」出演時のBBC音源5曲、69年7月のBBC音源1曲、69年8月のアムステルダムはパラディソでのライヴ4曲を収録。すべてラジオ放送用音源のため音質クリア!

    • PINK FLOYD / RELICS

      60年代にリリースされたシングル音源を中心に収録した71年作

    • PINK FLOYD / ENDLESS RIVER

      14年リリース、実に20年ぶりとなったオリジナル・アルバム!フィル・マンザネラがプロデュースに参加

    • PINK FLOYD / EVERLASTING SONGS

      15年リリースのトリビュート・アルバム、YESファミリーやクリムゾン・ファミリーの面々、TOTOのメンバーなどが参加、全11曲

    • PINK FLOYD / PIPER AT THE GATES OF DAWN

      67年の記念すべきデビュー・アルバム、シド・バレットの才気ほとばしるブリティッシュ・サイケデリック・ロックの大傑作!

      ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの67年デビューアルバム。後にRoger Watersを中心に全盛期を迎えることになる彼らですが、創設時の中心は紛れもなくSyd Barrettでしょう。本アルバム収録曲の過半数の作詞作曲をこなしており、脱退後もRoger Watersの人格形成に深い影響を与えました。年代的にはまだプログレッシブ・ロックの夜明け前のサイケデリック・ロックの色濃い作風となっており、BEATLESの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」と並びサイケデリック・ロックを代表する名盤となっています。

    • PINK FLOYD / SOUNDTRACK FROM THE FILM MORE(MUSIC FROM THE FILM MORE)

      69年発表の通算3作目、映画「MORE」のサントラ盤、名曲「CYMBALINE」収録

      映画『モア』のサントラとして69年にリリースされた作品。「シンバライン」「グリーン・イズ・ザ・カラー」など、ライヴの定番となった名曲を含む充実作。

    • PINK FLOYD / MEDDLE

      71年作、代表曲「ECHOES」「ONE OF THESE DAYS」収録、A面のメロウな小曲群も魅力的な名盤

      ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの71年6th。その内容はサイケデリック・ロックの質感を残しながらもブルーズ・ロック、ハード・ロックのアンサンブルも取り込み、スペーシーな音像で迫る作風となっており、なんと言っても彼らを代表する1曲と言える大曲「Echoes」が大きくその存在感を放っています。ロックというジャンルに人間の精神性や虚無感など様々な要素を内包させ、音楽と言う枠組みさえも骨抜きにしてしまうような絶対的な個性に溢れた名盤であり、PINK FLOYDらしさが確立された必聴盤です。

    • PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON

      73年発表、ロックの歴史に燦然と輝く世紀の名盤!

      ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの73年8th。もはや解説不要なまでの英国70年代ロックを代表する傑作であり、アメリカのビルボードチャートにおいて200位以内に15年間に渡ってランクインするという記録を打ち立てたロックの金字塔です。人間の内面に潜む「狂気」をリアルに描いた作品となっており、Alan Parsonsによって丹念に編集された様々な効果音のコラージュ、シンセサイザーの効果的な登用、ヒプノシスによるジャケットアートなどトータルコンセプト・アルバムとして不朽の名盤と言えます。

    • PINK FLOYD / WISH YOU WERE HERE

      前作「狂気」に劣らない内容と人気を誇る75年作

      ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの75年9th。前作「狂気」を発表しツアーも成功のうちに終了、休業解散状態であったバンドが再びシーンに返り咲いた作品であり、創設時のメンバーSyd Barrettを想起させるテーマを盛り込んだ、Roger Watersの色濃いコンセプト・アルバムとなっていますが、その内容は「狂気」のクオリティーをそのままに別なベクトルへ向けて発信した傑作です。トータル志向という意味では確かに「狂気」に軍配が上がるも、各楽曲のクオリティーは全く見劣りせず、彼らの代表作の1枚に上がることも多い名盤です。

    • PINK FLOYD / THE WALL

      ロジャー・ウォーターズの内面世界が色濃く反映された79年作、世界一売れた2枚組アルバム!

      ブルース・ロックに根ざした音楽性を持ちサイケデリック・ロックからその歩みを始め、全盛期にはRoger Watersの哲学的な歌詞と完璧なまでのコンセプト性で数々の伝説を作り上げた、世界を代表するロックグループの79年作。「Dark Side Of The Moon」と並んで彼らの代表作と評される本作は、社会との疎外感や人を隔てる壁をテーマにした傑作であり、トータルコンセプト・アルバムの代表例として必ず紹介される1枚。Roger Watersの人格が如実に楽曲に反映されており、主人公ピンクの幼少から、ロック・スターへとその姿を変え、なおも疎外感に苛まれるというシリアスなメンタリティーを、圧倒的な描写で表現しきっています。世界で最も売れた2枚組アルバムという大記録も打ち立てた、英国ロックの金字塔です。

    • PINK FLOYD / DIVISION BELL

      「Wish You Were Here」以来、2度目の全英/全米1位を獲得した94年作

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