2019年1月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
風格を帯びた知的なジャズ・ロックもいいですが、テクニカル&スピーディに畳み掛ける、カッコよさへと振り切ったジャズ・ロックを浴びるように聴きたい!って時ありませんか?
そんなあなたのために、各国のとにかくカッコいいジャズ・ロックを中古棚から集めてみましたよ。
視聴音源もとびきりカッコいいナンバーを集めましたので、お楽しみください☆
鉄人ドラマー、ジョン・ハイズマンがブレイク前のゲイリー・ムーアを抜擢して結成したグループによる最終作にして最高作。前年に出たリターン・トゥ・フォーエヴァー『浪漫の騎士』に対する英国からの回答とも言えそうな、スリリングにして色彩感に溢れたテクニカル・ハード・フュージョンの傑作!
ご存知イタリアン・ジャズ・ロックの雄による15年作ですが、これ間違いなく往年に匹敵する完成度だと思います。この曲を聴いて熱くならないアルティ・ファンはいないはずっ!
ジャケも最高だが、音もカッコ良すぎる。ハットフィールド&ザ・ノースの1stやヘンリー・カウのファンは間違いなく気に入るでしょう。このキレ味・・・スペイン・ジャズ・ロックすごいっす。
ZEHL系の名作の中でも屈指の一枚ですね。アーティスティックな感性とキレ味鋭いテクニックとが絶妙にバランスした壮大すぎるフレンチ・ジャズ・ロック!
スパニッシュ・ジャズ・ロック最高峰ICEBERGのスーパーギタリストMax Sunyarの80年作。若き日のAl Di Meolaばりにゴリゴリと熱く弾き飛ばす超絶ギターのなんと痛快なこと!パッションとエキゾチズムがほとばしる名盤!
むせぶサックス、淡いオルガンやピアノ、エッジの効いたファズ・ギター。コロシアム彷彿の叙情的なジャジーさに北欧らしい奥ゆかしさと幻想性が交わった、秘宝的ジャズ・ロック作。
いかがだったでしょうか?気になる作品が見つかれば嬉しく思います!
コロシアム〜テンペストを率いたドラマー、ジョン・ハイズマンがブレイク前のゲイリー・ムーアを抜擢して結成したグループ、77年リリースの最終作3rd。圧巻のテクニックで畳み掛けていくスリリングなアンサンブルはもはや流石というほかありませんが、本作ではこれまで以上に存在感を示すゲイリーのキレのあるギタープレイが全編で炸裂。後のソロ時代に通じていくスタイルも見え隠れしています。結成以来押し進めてきたハード・フュージョンと言うべき作風が完成を見た傑作です。
スペインはバルセロナで興った「ライエターナ・ミュージック」屈指の傑作と言われる76年唯一作。メンバーの中心は、現在までプレイヤー/コンポーザーとして活躍するサックス/テノーラ奏者のJoan Josep Blay。他、ジャズ・ピアノの名手でORQUESTRA MIRASOLでも活躍するKey奏者Victor Ammannと、トランペット奏者、トロンボーン奏者、リズム隊による6人編成。Joan Josep Blayによるテノーラ(スペインの民族木管楽器)のチャルメラ風フレーズを軸に、トランペットとトロンボーンがたおやかにむせぶ地中海フレイヴァーたっぷりのサウンドを聴かせます。ビシバシと切れ味鋭いドラムとメロディアスに動きまくるベースによるリズム隊も鉄壁。Key奏者のVictor Ammannもさすがで、ギルガメッシュのAlan Gowenにも比肩する緻密で煌びやかなピアノ&エレピが印象的です。ハットフィールドやギルガメッシュなどカンタベリーの名作と比べても何ら遜色ないクオリティ。これはユーロ・ジャズ/アヴァン・ロック屈指の傑作です。
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