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ブラジル新鋭プログレ特集!

スタッフ佐藤です。

今回注目するのは、地球の裏側ブラジルの新鋭プログレ・シーンです。

南米プログレの代表的バンドであるMUTANTESやO TERCOの他に、SOM NOSSO DE CADA DIA、TERRENO BALDIO、Marco Antonio Araujoなどが活動した70年代のブラジル。

80年代に入ると、BACAMARTEやSAGRADO CORACAO DA TERRAの登場を皮切りに、90年代にかけてQUATERNA REQUIEMなどの良質なプログレ・バンドが多数登場するようになりました。

そして90年代終盤にデビューしたTEMPUS FUGITの活躍が00年代シーンを盛り上げる要因となり、現在の層の厚いプログレ・シーンが形成されていきます。2010年以降では驚異のマルチ・ミュージシャンBruno Mansiniの登場も鮮烈でしたね。

それでは、注目すべきグループたちをピックアップしてまいりましょう☆

TEMPUS FUGIT/CHESSBOARD

まずは現ブラジル最高峰と言うべきこのバンドから!アルバムのどこを切り取っても、ともどなく溢れる優美なメロディ・・・90年代以降の南米シンフォ・シーンを代表するブラジルのグループによる美メロ満載の傑作!

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netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第40回  TEMPUS FUGIT / Chessboard (Brazil / 2008)

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「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!

BRUNO MANSINI/SECRET SIGNS OF GREEN

ブラジルというより北欧に通じる透明度の高いリリシズムに溢れたメロディ、美声のハイ・トーン・ヴォーカル。ムーン・サファリばりのコーラス・ワークも良いし、これはメロディ好きにはたまらない名作!

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【改訂】マルチ・プレイヤー特集!プログレ編

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プログレッシヴ・ロック・シーンより才能豊かなマルチ・プレイヤーたちをピックアップ!

VITRAL/ENTRE AS ESTRELAS

ブラジルの名シンフォ・バンドBACAMARTEのフルート奏者が参加する新バンド!初期キャメルと重厚なバロック音楽が融合したようなスケール溢れるシンフォニック・ロックが凄い…。

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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.47】キャメル meets 重厚なバロック音楽!?ブラジルの注目シンフォVITRAL『ENTRE AS ESTRELAS』

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あの名バンドのフルート奏者が在籍!注目のブラジル産バンドVITRALのデビュー作をピックアップ☆

LUIZ ZAMITH/INTROSPECCAO

このギター、なんという叙情フレーズの宝庫なんだろう…。VITRALでも活躍するブラジルのギタリストが放つ、キャメル+南米らしい柔らかなエキゾチズムと言える極上18年作!

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CARAVELA ESCARLATE/CARAVELA ESCARLATE

初期PFMへのリスペクトに溢れた、雄大でスケール大きいキーボード・シンフォが感動的だなぁ…。なるほど、あの70sブラジルのプログレ・バンドMODULO 1000のkey奏者によるグループなのか。

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MANTRA/PROXIMO

リリカルで流麗な南米プログレとヴィンテージな英国オルガン・ロック&ジャズ・ロックの邂逅!?ブラジルの新鋭グループによる18年作なのですが、これは往年の英ロック好きにもチェックして頂きたいユニークな逸品!

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MONTAUK PROJECT/SIGHTINGS

容易に何々風と例えられない独自の芸術的センスを発散するブラジル産シンフォ作。アヴァン・シンフォと呼ぶべき、緊張感とセンスみなぎる力作!

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MARCENARIA/MARCENARIA

3人のクラリネット/サックス奏者を擁するブラジル産ジャズ・ロック・バンド、芳醇な管楽器の音色に包まれた瀟洒で小粋な歌ものジャズ・ロック、オススメです!

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カンタベリー・ロックの遺伝子を受け継いだ各国の新鋭ジャズ・ロック・バンドを探求!

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70年代に欧州を中心に世界中へと拡散したカンタベリー・ロックの影響。現代のバンドにもその音楽性は引き継がれカンタベリー・タイプの新鋭を数多く誕生させています。実力派揃いでお送りいたしましょう♪

GERSON WERLANG/MEMORIAS DO TEMPO

優美でファンタスティックなパートとザクザクとアグレッシヴなパートとが見事なコントラストを描く南米シンフォ新鋭・・・なんですが、女性ヴォーカルはまるで英フォークのような気品☆

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QUATERNA REQUIEM/O ARQUITETO

同郷ブラジルのSAGRADOをよりハード&アグレッシヴにしたかのような傑作ハード・シンフォが登場!重量感たっぷりの力強いアンサンブルの中をあまりにも壮麗なヴァイオリンが舞う、その気高き演奏に思わず息をのむこと必至!

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世界のヴァイオリン・プログレ新鋭特集!

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時に優雅に時にエネルギッシュに舞うヴァイオリンをフィーチャーした世界のヴ新鋭プログレを特集!

MAHTRAK/PANORAMA

フュージョンをベースに、カンタベリー・ミュージックの歌心を加えて、ジェフ・ベックがゲスト参加したようなバンドをブラジルはサンパウロで発見!充実の09年デビュー作!

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ULTRANOVA/ORION

このブラジル新鋭、決してテクニックで派手に畳み掛けるタイプではないのですが、起伏ある劇的な曲構成の妙と叙情的な表現力に長けた演奏が大変見事。同郷のTEMPUS FUGITあたりが好きならきっと楽しめる爽やかなインスト・プログレの快作!

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PROTOFONIA/PROTOFONIA

クリムゾン、ヘンリーカウ、キース・ティペット、オーネット・コールマンから影響を受けたブラジルの新鋭トリオとは!ギタートリオ編成で聴かせるフリーフォームなインスト・プログレ好盤。

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BLUE MAMMOTH/STORIES OF A KING

カンサス的プログレ・ハードなパートとキャメル的幻想パートとがめくるめくアンサンブル、実に良いなぁ。このブラジル産シンフォ、キャッチーなプログレのファンは間違いなくグッとくるはず!

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2016年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

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2016年に入荷した各国注目の新鋭作品をピックアップしてまいります☆

GUSTAVO SANTHIAGO/ANIMAM

ブラジル出身のキーボード奏者による15年作。ただし南米というよりは、ユーロロック的なロマンティックなタッチで美しくメロディを紡いでいくシンフォニックな作風が魅力。70年代の録音と言われても全く不思議には感じないほどの、驚くべき再現度を誇る力作です!

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70'sプログレ&ロックのファンに聴いてほしい、先人へのリスペクトに溢れたヴィンテージな新鋭バンド特集!

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70年代プログレ&ロックへの憧憬とリスペクトを感じさせる、ヴィンテージな質感のサウンドを持ち味とするバンドたちを厳選してピックアップ☆

KOSMUS/KOSMUS

アンデス・フレイヴァーあるフルートとメタリックなギターとの見事な対比!70年代の南米シンフォニック・ロックのエッセンスはそのままに、HR/HM的な切れ味を加えたサウンドは唯一無比。

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気になる作品が見つかれば幸いです☆

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  • TEMPUS FUGIT / CHESSBOARD

    実力派ブラジル新鋭08年作、ダイナミックかつドラマティックかつファンタスティックな南米シンフォの傑作!

    90年代以降の南米シンフォ・シーンを代表するブラジルのグループ。99年作から9年ぶりとなる待望の08年作3rdアルバム。ずばりシンフォ・ファン必聴の傑作。広がり豊かでどこまでもメロディアスなキーボード、クラシカルなフレーズを織り交ぜた流麗かつリリシズム溢れるギター、たおやかで美しいヴォーカル・メロディ、ダイナミズム溢れるアンサンブルとドラマティックな構築美。演奏&ヴォーカル・メロディのどこを切り取っても、優美なメロディがとめどなく溢れてきます。ゲストの美声女性Voも素晴らしい。

  • QUATERNA REQUIEM / O ARQUITETO

    ブラジル産新鋭シンフォ12年作、SAGRADOをアグレッシヴにしたかのような傑作!

    ブラジル産新鋭シンフォ・バンドによる12年作。タイトかつテクニカルに走るリズム・セクションの上を、へヴィーに唸るギターと力強いオルガン、シンセが駆け抜ける骨太なシンフォニック・ロック。そして何より素晴らしいのが天空を舞うかのように鳴らされるヴァイオリンで、ギター、キーボードと絡み合いながら高みへと登りつめていくアンサンブルは、もう見事と言うほかありません。まるで同郷のシンフォ・バンドであるSAGRADOをよりアグレッシヴに仕立て上げたかのようなハイクオリティの楽曲の数々にノックアウト間違いなしの傑作に仕上がっています。これはシンフォ・ファンには是非ともおすすめな一枚です。

  • MAHTRAK / PANORAMA

    ブラジル出身ジャズ・ロック/フュージョン・グループ、09年デビュー作

    ブラジルはサンパウロで01年に結成されたジャズ・ロック・グループ。04年に録音され、09年にリリースされたデビュー作。バンド公式サイトにて影響を受けたバンドとして、マハビシュヌ・オーケストラ、キャラヴァン、ソフト・マシーン、ジェフ・ベック、リターン・トゥ・フォーエヴァー、ウェザー・リポートが挙げられている通り、ジェフ・ベックを彷彿させる流麗で表情豊かなエレキ・ギター、そのバックでミニマルなフレーズを柔らかに紡ぐエレピ。ここぞでは、ギターとオルガンやムーグなどキーボードがユニゾンやバトルで早弾きを応酬させます。フュージョンをベースに、カンタベリー・ミュージックの歌心を加えたサウンドと表現できるでしょう。メロトロンが入ると、マッチング・モール的幻想性も立ち上って良い感じ。これはオススメです。

  • VITRAL / ENTRE AS ESTRELAS

    ブラジル、BACAMARTEとQUATERNA REQUIEMのメンバーを中心とするシンフォ・バンド18年デビュー作、初期CAMELと壮大なバロック音楽を組み合わせたようなメロディアスかつ厳粛なシンフォニック・ロック!

    ブラジリアン・シンフォの歴史に輝く83年の名盤で知られるBACAMARTEのフルート奏者Marcus Moura、90年代以降のブラジルを代表するシンフォ・バンドQUATERNA REQUIEMのドラマーClaudio Dantasらが結成したバンドによる2018年デビュー作。フルートとギターがリードするCAMEL直系のメロディアスなシンフォニック・ロックに、BACAMARTEやQUATERNA REQUIEに通じるクラシック音楽/バロック音楽の典雅さ格調高さを加えた、構築性に富んだ壮大過ぎるサウンドが圧巻!リリカルで少し陰影がかかった美しい音色のフルート、アンディ・ラティマーを受け継ぐ一音一音から叙情が零れ落ちるようなエモーショナルなギターが紡ぐCAMEL愛たっぷりのアンサンブルと、バックで響く分厚いシンセ、オルガン、ピアノなどのキーボード群が演出するバロック音楽の厳粛な音世界が重なり合う音楽性に、シンフォ・ファンならば興奮しっぱなしでしょう。特筆は何と言っても52分に及ぶ大作組曲。キーボードもアンサンブルに加わり、テクニカルな疾走パート、芳醇に広がるシンフォ・パート、典雅な味わいの中世音楽パートを行き来しながら巧みに描き出されるスケール溢れるシンフォ絵巻があまりに素晴らしい。BACAMARTE、QUATERNA REQUIEM両バンドのファンは勿論、初期CAMELファンにも是非オススメしたい一枚!

  • LUIZ ZAMITH / INTROSPECCAO

    ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!

    ブラジル出身で、名シンフォ・バンドBACAMARTEのフルート奏者が在籍するバンドVITRALでも活躍するギタリストが放った18年ソロデビュー作。ズバリVITRALの17年作が気に入った方には是非おすすめ!S.ハケットやS.ロザリーに通じるデリケートで気品あるトーンで極上のメロディを次々と紡ぎ出すギター、どこかアンデスっぽい要素も漂う涼やかな風を運ぶフルート、温かくも太く存在感ある音色で70年代テイストをもたらすオルガンやシンセ。手本とする70-80sキャメルに、南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたようなシンフォニック・ロックが個性的です。エレピやオルガンが洒脱に舞うジャズ・ロック・テイストのナンバーも出色で、ギターとフルートがソロを取り合いながらスリリングに疾走するアンサンブルはかなりのカッコよさ。それにしてもこのギター、なんという叙情フレーズの宝庫なのでしょう。これまでにVITRALの17年作以外で目立った活動がないのが信じられないほどの実力派です。キャメル・ファン、初期ハケット・ファン必聴作。

  • CARAVELA ESCARLATE / CARAVELA ESCARLATE

    70sブラジルのサイケ・プログレ・バンドMODULO 1000のkey奏者によるグループ、17年作、初期PFMファンならグッと来ること間違いなしのシンフォ名品、おすすめです!

    71年の名作で知られるブラジルのサイケ・プログレ・バンドMODULO 1000のkey奏者Ronaldo Rodriguesが新たに結成したシンフォ・バンド、17年デビュー作。とにかく冒頭2曲が素晴らしさと来たら!PFMのFlavio Premoliのプレイを思わせる色彩感溢れるムーグとオルガンが渦を巻くように駆け巡るテクニカルなインスト・パートから、メロトロン(をシミュレートしたシンセ)も加わって雄大に広がっていく「RIVER OF LIFE」彷彿の叙情パートへと劇的に移り変わっていくサウンドがあまりに感動的。切々と歌われるポルトガル語ヴォーカルも胸に迫ります。続く2曲目は、PFMのイタリアデビュー作『STORIA DI UN MINUTO』の世界観を思わせる、エレピがきらめきギターが流麗に音を運ぶジャジーな変拍子アンサンブルに耳を奪われる一曲。この2曲でシンフォ・ファンならハートを鷲掴みされてしまうはず。清涼感と切なさが入り交じる珠玉のメロディが溢れ出す5曲目も必聴で、あのO TERCOらと同郷バンドであることを実感させるメロディセンスを発揮しています。初期PFMをはじめとする70sシンフォ・ファンなら必ずやグッと来るサウンドでしょう。オススメ!

  • ULTRANOVA / ORION

    ブラジル出身の4人組新鋭プログレ・バンド、17年作、同郷のTEMPUS FUGITが好きなら間違いない爽やかなインスト・プログレの快作!

    ブラジル出身の4人組新鋭プログレ・バンド、17年作。フュージョン・タッチで滑らかに音を紡ぐピアノ&キーボードと、ザクッとヘヴィなプレイ&繊細な泣きのプレイを使い分けアンサンブルに表情を生み出すギターを軸に展開する流麗なインスト・プログレ。曲によってはキャメル憧憬も滲ませた泣きの叙情派サウンドで迫ってきて、そこではギターがラティマーばりにエモーショナルで雄弁に美旋律を奏でます。熱っぽくうねるシンセもいい仕事です。疾走するパートもあるものの決してテクニックで派手に畳み掛けるタイプではないのですが、起伏ある劇的な曲構成の妙と叙情的な表現力に長けた演奏がそれを少しも不足に感じさせません。同郷ブラジルのTEMPUS FUGITあたりが好きならきっと楽しめる爽やかなインスト・プログレの快作です!

  • GERSON WERLANG / MEMORIAS DO TEMPO

    ブラジル、POCOS & NUVENSのギタリストによる08年ソロ、クラシカルかつ優美かつダイナミックな南米シンフォの逸品

    ブラジルのシンフォニック・ロック・グループPOCOS & NUVENSのギタリストによるソロ。08年作1st。クラシック・ギター、メロトロン風のキーボードによるファンタスティックなアンサンブルが光る優美なパートと、ザクザクとメタリックなギターと重厚なキーボードが炸裂するシンフォニック・メタルなパートとが鮮やかなコントラストを描くドラマティックなシンフォニック・ロック。いかにも南米な叙情性溢れるメロディが印象的で、女性ヴォーカルとの流麗なハーモニーも聴き所。ヴァイオリンのリードも素晴らしい。南米シンフォの逸品。

  • BRUNO MANSINI / SECRET SIGNS OF GREEN

    美声のハイ・トーン・ヴォーカル、透明感ある美メロが魅力のブラジルのミュージシャン、伸びやかなる2015年2nd

    ブラジルはサンパウロ出身のコンポーザー&マルチ・インストゥルメンタル奏者。2013年のデビュー作に続く2015年作2nd。サウンドを端的に言えばクリアで壮麗。瑞々しい響きの流麗なピアノ、澄んだトーンで広がるキーボード、ブラジルというより北欧に通じる透明度の高いリリシズムに溢れたメロディ、美声のハイ・トーン・ヴォーカル、澄み渡るコーラス・ワークが印象的です。キーボードとメロディはどこまでも詩情たっぷりですが、リズム隊とギターにはモダンなシャープさがあり、キレのあるリズム・チェンジ、ザクザクとエッジの立ったギター・リフでメリハリを生むとともに、全体に透明度を上げているのも特筆。硬質な部分は、メキシコのCASTも彷彿させます。圧倒的な澄んだメロディ、クリアな中にも南米らしい生命感が宿ったアンサンブルとが絶妙に同居した伸びやかなシンフォニック・ロック名作です。

  • MANTRA / PROXIMO

    ブラジルの新鋭プログレ・グループ、たおやかな南米シンフォと70年代英国オルガン・ロック&ジャズ・ロックが出会ったようなヴィンテージ感いっぱいの逸品!

    02年にデビューしたブラジルのプログレ・グループ、18年作3rd。デビュー当時から70年代の作品と言われても疑わないアナログ感あふれるサウンドを特徴としていた彼らですが、本作でもそれは見事に健在!たおやかなフルートと涼しげなビブラフォン、流麗なギターにスペーシーでヴィンテージなムーグ・シンセ。どこか厳かな多声コーラスやチェロなどの弦楽器も交えながら、南米らしいリリカルさに満ちたシンフォニック・ロックを展開。かと思えば往年のオルガン・ハードを思わせるアグレッシヴなアンサンブルにクラシカルなピアノの様式美フレーズが炸裂するナンバー、むせぶサックスや重厚なメロトロンをフィーチャーしたスリリングなジャズ・ロック・ナンバーなど、70年代英国ハード・ロック&プログレへの憧憬も各所に散りばめられていて実に魅力的。叙情性あふれる南米シンフォのファンはもちろん、70年代ブリティッシュ・ロック・ファンにもオススメできるユニークな逸品となっています!

  • MONTAUK PROJECT / SIGHTINGS

    ブラジルのシンフォ・バンドSOLISのギタリストらによるグループ、アヴァンギャルドな緊張感を孕んだ独自の芸術性を感じさせるシンフォ力作

    99年にアルバムを残したブラジルのシンフォ・バンドSOLISのギタリストを中心に、00年ごろ結成されたグループの18年作2nd。シンセとピアノをメインにエレガントにフレーズ紡ぐキーボードワークを特徴とするシンフォニック・ロックを聴かせます。優美に溢れ出すシンセサイザーの大河に丸みあるトーンの優しいギターが丹念に波紋を描いていくような一曲目こそキャメル/ジェネシス直系ですが、以降はアヴァンギャルドな緊張感が増し、バンド本来のアーティスティックな本領を発揮。ジャズ・ロック的な硬質でタイトなリズムに乗って、フリップ風の鋭く神経質なタッチのギター、アヴァンなタッチで乱れ飛ぶピアノ、テンション高くダイナミックにうねるシンセ、荘厳に湧き上がるストリングス・シンセらが描き出すサウンドは、かなりの熱量とスケールを誇っており圧巻。合間に挟まれるアコースティックギターの柔らかな響きとの対比も鮮やかです。容易に何々風と例えられない独自の芸術的センスを発散する力作。

  • GUSTAVO SANTHIAGO / ANIMAM

    ブラジル出身のキーボーディストによる15年デビュー作、ロマンティックなタッチで美しくメロディを紡いでいく、ユーロロック的と言えるエレガンスを纏ったシンフォ秀作

    ブラジル出身のキーボーディストによる15年デビュー作。ギター、ベース、ドラムスなど5人のメンバーが参加したバンド編成による録音。内容はオルガン、シンセ、ピアノを中心とするキーボード・シンフォニック・ロックなのですが、サウンド的にも楽曲的にも、70年代の録音と言われても全く不思議に感じないほどのヴィンテージ質感が印象的です。演奏はEL&Pのような弾き倒し系ではなく、ロマンティックなタッチで美しくメロディを紡いでいく、ユーロ・ロック的と言えるエレガンスを纏ったプレイを主体としています。変幻自在にトーンをコントロールする表情豊かなシンセサイザー、気品ある澄んだ音色を響かせるピアノが特筆。さらに自身によるリリシズムたっぷりのフルートもアンサンブルに彩りを添えていて素晴らしい。出色は最終曲、チャーチ風のオルガンが荘厳に鳴らされ、オルガン、ピアノ、シンセと各鍵盤をフィーチャーしたパートが続いていく、15分にわたるシンフォ絵巻。ドラマチックなストリングスの使い方にも非凡なセンスが発揮されています。派手な見せ場こそ用意されていませんが、各種キーボードを丹念に折り重ねるようにして構築されたサウンドがあまりに美しいシンフォ作品です。

  • PROTOFONIA / PROTOFONIA

    クリムゾンやフリージャズに影響を受けたブラジルのインストゥルメンタル・トリオ、2013年デビュー作

    06年にブラジルで結成されたギター、ベース、ドラムのインストゥルメンタル・トリオ、2013年デビュー作。キング・クリムゾンやヘンリー・カウなどアヴァンギャルドなプログレ、キース・ティペットやオーネット・コールマンなどフリー・ジャズから影響を受けたフリーフォームなサウンドが特徴。不穏なギター・アルペジオによるメランコリックなパートからフリージャズ的に疾走するリズム隊をバックにギターがエッジの立ったトーンでスリリングなフレーズを炸裂するパートへと急展開する1曲目。パーカッションをフィーチャーしラテン・フレイヴァー溢れるパートから、ヘンリー・カウばりにテンションみなぎる変拍子が牙を剥く2曲目。トリオ編成ならではの自由奔放さで縦横無尽に奏でられるアンサンブルは特筆ものです。どちらかというと、スピード感やキレよりも、ゆったりとヘヴィでメランコリックなサウンドが特徴で、『レッド』期クリムゾンのファンは気に入るでしょう。好バンドです。

  • BLUE MAMMOTH / STORIES OF A KING

    ブラジルのシンフォニック・ロック・バンドによる2016年作2nd、キャッチーなプログレのファンにはオススメの快作

    2009年に結成され、2011年にデビューしたブラジルのプログレ・バンド、2016年作の2nd。トラディショナルな響きのあるアコースティック・ギター、柔らかに響くキーボードによる、ストローブスやキャメルを彷彿させるファンタスティックなパートを一方に、もう一方には、エレキ・ギターとムーグ・シンセがヘヴィにうねるハード・エッジかつ荘厳なパートを配し、さらにカンサスあたりに通じるダイナミック&エネルギッシュなプログレ・ハードを散りばめたドラマティックな構成が聴きどころ。イエスゆずりのハイ・トーンの伸びやかな歌唱から初期マリリオンばりのシアトリカルな歌唱まで表現力豊かなヴォーカルとフックに富んだハートウォームなメロディ・ラインも特筆です。キャッチーなプログレのファンは間違いなくグッとくるはず。快作です。

  • MARCENARIA / MARCENARIA

    3人のクラリネット/サックス奏者を擁するブラジル産ジャズ・ロック・バンド、17年デビュー作、芳醇な管楽器の音色に包まれた瀟洒で小粋な歌ものジャズ・ロック、これはオススメ!

    ブラジル出身の新鋭ジャズ・ロック・バンド、17年デビュー作。ベース、ドラム、ギターに加え、3人のクラリネット/サックス奏者をメンバーに持つ6人編成を特徴とします。その編成が見事に生かされた、複数の管楽器が重なり芳醇な音色を奏でるアンサンブルが素晴らしく、カンタベリー・ジャズ・ロックも彷彿させる可憐にして流麗なジャズ・ロック・サウンドを楽しませてくれます。ギター、サックスといったメイン級の楽器を差し置いてメインでリードを取るのは意外にもクラリネットで、ゆったりしたテンポのパートは勿論、変拍子を多用した緊張感ある展開でもあの柔らかく響く高音が活躍します。クラリネット特有の気品ある音色が独特のエレガンスを演奏に付与していてこれがまた素晴らしく良い!さらに凄いのがこれだけ器楽パートの充実がありながらも、その中でヴォーカルがしっかりと歌ってくれている点。コーラスも交えてちょっぴりシアトリカルに歌うポルトガル語ヴォーカルが演奏と一体となって、瀟洒で小粋なストーリーを綴っていきます。この音世界、ちょっと他には思いつきません。これは凄い新鋭です。オススメ!

  • KOSMUS / KOSMUS

    アンデス・フレイヴァーあるフルートとメタリックなギターとの見事な対比!ブラジルのプログレ・バンド、2016年デビュー作

    ブラジルはリオデジャネイロ出身のバンド、2016年のデビュー作。聴きどころは、HR/HM直系のヘヴィなパートと南米プログレらしい叙情と哀感がにじむパートとの見事な対比。アンデス・フレイヴァーを感じる南米らしいフルートに酔いしれていると、突如、図太くメタリックなトーンのギター・リフが炸裂し、変拍子で細かく急旋回しながら展開していった先には、ささやくようなヴォーカルと美しいメロディ・ラインによる叙情に満ちた歌世界が広がる。70年代の南米シンフォニック・ロックのエッセンスはそのままに、HR/HM的な切れ味を加えたサウンドは唯一無比。テクニック、アレンジのアイデアとセンスともにハイレベル。これは快作です。

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