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プログレ界の誇る超絶技巧キーボーディスト、パトリック・モラーツの参加作をピックアップ!

近年、英ESOTERICレーベルや日本のマーキー・レーベルから、プログレ界の名key奏者パトリック・モラーツ関連作品の多くがリイシューされ注目を集めています。

リック・ウェイクマンの後任としてYESに加入するも『RELAYER』の一作で脱退、70年代後半にはMOODY BLUESに加入したりと様々なバンドを渡り歩いた彼。今回はそんな彼の主要作品をご紹介いたしましょう!

MAINHORSE/MAINHORSE(1971)

1948年スイスに生まれ、音楽院を卒業後ジャズ・ミュージシャンとしてキャリアを積んでいたモラーツ。そんな彼は69年、とあるイギリスのロック・グループのオーディションに参加し、見事key奏者の位置を獲得します。それがこのMAINHORSE。

短命に終わったバンドながら、卓越したキーボードさばきを披露するモラーツのみならず全員が洗練されたテクニックを持つ実力派揃い。叙情的かつドライヴィングな演奏が大変格好いい英国プログレ名作です。

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REFUGEE/REFUGEE(1974)

MAINHORSEの消滅後スイスに戻り、しばらく映画音楽の場で働いていたモラーツ。そんな彼を再び英国に呼び戻したのは、キース・エマーソンのEL&P結成に伴い解散してしまった元NICEのメンバー、Lee JacksonとBrian Davisonでした。彼らはエマーソンの代わりにモラーツを招き、新しいバンドREFUGEEを結成します。

こちらも短命に終わったバンドですが、その唯一作である本作で聴けるモラーツのキーボード・テクニックはプログレ界屈指。エマーソン的アグレッシヴさ&豪快さとリック・ウェイクマンのクラシカルな気品を合わせ持つ彼の手腕が遺憾なく発揮された作品です。

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イエス/リレイヤー(1974)

アルバム・リリースから数か月経たず、モラーツはとある事情でREFUGEEを脱退しなければならなくなりました。その理由というのも、なんとあのYESからリック・ウェイクマンの代わりのキーボーディストとしてお呼びが掛かったため。そんな彼が参加した作品が、YES中でも名作と名高い74年の『RELAYER』です。

前述の通りモラーツは次のアルバム制作前に脱退してしまった為、彼が参加したYESのスタジオ作はこの一作のみ。しかしモラーツの技巧性が加わったことで、それまで以上にスリリングな即興性と攻撃性が増した強力なYESサウンドが味わえるのが本作です。スティーヴ・ハウによる文字通り縦横無尽なギターと、モラーツの巧みなピッチコントロールを用いたプレイが火花散らすインタープレイは圧巻!

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PATRICK MORAZ/STORY OF I(1976)

さて『RELAYER』の制作後、YESのメンバー全員が一斉にソロ・アルバムを制作&リリースするというユニークな試みが行われました。その際正式メンバーだったモラーツも勿論そのプロジェクトに参加。そうして76年にリリースされた彼の初ソロ作が本作です。

『RELAYER』でも発揮されていたリズミカルな南米色やジャズ・テイストを盛り込んだ、クロスオーバー・フュージョンの色濃い1枚。とはいえプログレッシヴ・ロック然とした聴き所にも恵まれており、同時にリリースされた他メンバーのソロ作と比べてもかなり高い完成度を誇る逸品となっています。

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PATRICK MORAZ/OUT IN THE SUN(1977)

YES脱退後はMOODY BLUESへの参加と並行してソロでもコンスタントに作品をリリース。77年にリリースされた2ndの本作は、JACKSON HEIGHTSのJohn McBurnieらによるヴォーカル曲もフィーチャーされたよりポップでキャッチーなクロスオーバー/ラテン・フュージョン作品。しかしもちろん技巧的でクラシカルなキーボード・ワークも健在で、彼の幅広い表現力が見事といえる一枚です。

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PATRICK MORAZ/PATRICK MORAZ (III)(1978)

『STORY OF I』からの彼のソロ三作は「ブラジル三部作」とも呼ばれ、そのラストを飾るのがこの『III』。よりトロピカルなブラジル音楽に接近しつつもインストの比重が増え、彼の緻密なキーボード・テクニックを堪能できる作品に仕上がっています。

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MOODY BLUES/LONG DISTANCE VOYAGER(1981)

イエス脱退から程なくして、マイク・ピンダーが抜けたムーディー・ブルースに加入。その音楽性もあって持ち前のテクニックを披露する機会こそ減ったものの、彼のもう一つの強みであるクラシックの高い素養からもたらされる抜群のアレンジ・センスでムーディーズを支えます。特に加入後の1作目となった本作におけるELOにも向こうを張るクラシカル・ポップ・ロック・サウンドは、モラーツの才覚あってこそでしょう。

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MORAZ-BRUFORD/IN TOKYO(1985)

また在籍時期は被っていないものの、モラーツは同じくYESで活躍したビル・ブルーフォードとコラボレーションし数々の作品を残しています。こちらは85年来日ライヴの模様を収録した作品。

「超絶技巧仲間」である彼らのテクニックのせめぎ合いはもちろん凄まじいのですが、それだけでなくそのサウンドは非常に叙情的でドラマチック。彼らが楽しそうに演奏する様子が目に浮かんでくる好ライヴ盤です。

クラシックやジャズの素養を持ちつつ、ロック、フュージョン、ラテン音楽など新たな領域に次々と挑戦していくモラーツ。彼のキーボード・ワークは単に早く正確なだけでなく、常に弾むような躍動感に満ちています。

昨年はYESのライヴにも参加するなど、70歳を超えてもまだまだ精力的に活動する彼!是非その華麗なるキーボードさばきに注目してみて下さい。

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      盤質:傷あり

      状態:良好

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