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2016年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【新鋭編】

【イスラエル】ANAKDOTA / OVERLOADING

イタリアのアヴァン/レコメン系レーベルAltrOckのサブレーベルFADINGからリリースされたイスラエル新鋭なのですが、クラシックの並々ならぬ素養を備えた超絶技巧ピアノが怒涛の大活躍を見せるポスト・ロック系アヴァン・ロック!

終始テンション高く鳴りっぱなしのピアノのパフォーマンスはもはや驚愕の一言。

時々とんでもないバンドが前触れ無く現れるイスラエル、侮れません…。

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【ノルウェー】SHAMAN ELEPHANT / CRYSTALS

こちらもノルウェーより、70年代のサイケ/ブルース・ロックからの影響を現代のヘヴィネスで解釈したようなヴィンテージ質感のサウンドが持ち味の新鋭グループ。

特筆はギターで、サイケデリックな色彩感を撒き散らすハードなプレイから、泥臭くブルージーな野太いトーンで味を出すプレイまでを弾きこなし、スリリングに畳み掛けてくる実力派。そして荒々しいギターとコントラストを成す、リリカルで透明感のあるオルガン&ピアノ。

一つのシーンを形成しつつある北欧のヴィンテージ・プログレの中でも特筆すべき本格派サウンドを鳴らす注目株です!

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【アメリカ】EYE / VISION AND AGELESS LIGHT

ヴィンテージものならもう一作、アメリカから70年代憧憬100%の新鋭が届きました!

初期クリムゾンかムゼオ・ローゼンバッハかという轟々と鳴り響くメロトロン、タンジェリン・ドリームを彷彿させるエレクトロニックとアナログ・シンセ、さらにヒープ系のアグレッシヴなオルガンが炸裂したりと、とても00年代以降のバンドとは思えない強烈なヴィンテージ臭がぷんぷん。

とは言えごった煮風にはならず、整理された中で鳴らされているところはこのバンドならではのセンス。次にどんな音が飛び出してくるのだろうという面白さがあり、節操の無さがかえって魅力となって響いてくる好盤です。

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【イタリア】SUBMARINE SILENCE/JOURNEY THROUGH MINE

ジェネシス系イタリアン・シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成したバンド。2016年作3rd。

ジェネシス憧憬をベースに、イタリアらしいクラシカルさや、突き抜けるようにかっ飛ばすプログレ・ハード・テイストを織り込んだサウンドは、いや?、素晴らしい!

1st、2ndもプログレ・ファンに大好評でしたが、本作にも間違いなく心奪われること間違い無しっ!

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【イタリア】DORACOR/PASSIONI POSTMODERNE DI UN MUSICISTA ERRANTE

まるで往年のスティーヴ・ハケットをキーボードで再現するようなリードがいいなぁ。

「プログレ・ハード」なダイナミズムとフックあるメロディも魅力的だし、これは2016年屈指の大充実作!

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【イギリス】BIG BIG TRAIN/FOLKLORE

イギリスという場所、2016年という時だからこそ鳴らすことができた渾身のプログレッシヴ・ロック大作。

英国ならではの「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドは、まるで映画を見ているように壮大です。

90年代~00年代屈指の英国プログレ新鋭による堂々たる2016年作9th。

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【キューバ】ANIMA MUNDI/I ME MYSELF

とても「キューバ」とは思えない深遠な響きにびっくり。

「幻想」と「リアリスティック」の振幅が生む圧巻のドラマ。なんというスケール・・・。

02年にデビューしたキューバのプログレ新鋭バンド、2016年作5th。

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【ノルウェー】SHAMBLEMATHS/SHAMBLEMATHS

キング・クリムゾン、マグマ、ゴング、果ては『ウォール』期のピンク・フロイドまでをぶちこんだサウンド、ただただ強靭。

このノルウェーの新鋭、ずばり大注目!

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【ポーランド】LOONYPARK/PERPETUAL

00年代以降のポーランドを代表するシンフォニック・ロック・バンドによる2016年作の4th。

クラシカルなエッセンスを軸にニューエイジ色を織り交ぜたサウンドは「美麗」という言葉がぴったり。

女性ヴォーカルも美しいし、ジャケも綺麗だし、これは傑作!

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【イタリア】YUGEN/DEATH BY WATER

アルバムの1秒目からレッドゾーン吹っ切れまくり!

怒涛のビブラフォンとサックスのユニゾン。マシンガンのようなギター。

高速変拍子。クリムゾンやユニヴェル・ゼロに一歩も引けをとってません!

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【イタリア】MOOGG/ITALIAN LUXURY STYLE

デビュー作もハイクオリティでしたが、この2016年作2ndもずばり傑作。

カンタベリー・ミュージック、アレア、イル・ヴォーロあたりのファンにはたまらないはず。

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【スペイン】AMOEBA SPLIT/SECOND SPLIT

なんとスペインの北西岸にあるア・コルーニャ出身!

カンタベリーのバンドやザッパ『ホット・ラッツ』あたりのDNAを受け継いだ芳醇極まるジャズ・ロックにただただ驚くはず。

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【次のページ】イタリアの2016年の新譜セレクト

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2016年注目のプログレ新譜【新鋭編】ページ1

  • SHAMBLEMATHS / SHAMBLEMATHS

    奔放さと強靭さ、ただただ凄まじいテンション、このノルウェーの新鋭による16年デビュー作、ずばり70年代プログレ・ファンは必聴!

    ノルウェー出身、ギター/サックス/VoのSimen A. EllingsenとベースのEirik M. Husumの2人によるデュオ。2016年のデビュー作。キング・クリムゾンの「Great Deceiver」を鋭角&ヘヴィにしたようなパートを軸に、不穏なピアノや男女混声コーラスをフィーチャーしたマグマやユニヴェル・ゼロ的アヴァンギャルド&ジャズ・ロックを散りばめつつ、アコースティックに「歌」を聴かせるパートでは、『アニマルズ』『ウォール』あたりのピンク・フロイドを彷彿させたり、ハモンド・オルガンが疾駆するパートはイタリアのヘヴィ・シンフォみたいだし、三部作期のゴングばりのスペーシー&テクニカルに唐突に展開したり、いやはや恐るべしなテクニックとアイデア。奔放に展開する予測不能っぷりとアンサンブルの強度は特筆ものだし、時にBIG BIG TRAINを彷彿させるようなメロディはフックあるし、ヴォーカルの表現力も見事。70年代プログレのファンはニンマリする瞬間がこれでもかと続くはず。メロトロンもたっぷり。これはずばり傑作です。

  • YUGEN / DEATH BY WATER

    00年代屈指のチェンバー・ロック・バンド、2016年作、アルバム1秒目からレッドゾーン振り切りまくる驚愕の傑作

    00年代以降のチェンバー・ロック〜アヴァン・ロックの筆頭格と言えるイタリアのバンド、2016年作のスタジオ盤としては4枚目となるアルバム。アルバムの1秒目からレッドゾーン吹っ切れまくり!いきなりビブラフォンとサックスがユニゾンで切れ込み、ギターがまるでマシンガンのようにザクザクとしたフレーズを叩きつけ、リズム隊が高速変拍子で荒れ狂う。脈絡なくフレーズをぶつけあっているようでいて一糸乱れぬようでもあり、アブストラクトのようでいて緻密に計算されているようで、何という凄まじさ。クリムゾン『太陽と戦慄』やヘンリー・カウやユニヴェル・ゼロなどに一歩も引けを取らない、というか、硬質さとテンションでは凌駕しているといっても過言ではないでしょう。一転して、静謐なパートでの透明感もまた見事だし、カンタベリーに通じる叙情的な「歌」も心に響くし、何という表現力。チェンバー・ロックの大本命バンドによる、リスナーの期待をはるかに凌駕した大傑作!

  • SUBMARINE SILENCE / JOURNEY THROUGH MINE

    ジェネシスのDNAを継いだ新鋭の中でも屈指といえるイタリアのバンド、まばゆくもダイナミックな2016年作3rd

    ジェネシス系イタリアン・シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストが結成したバンド。2016年作3rd。繊細なタッチの伸びやかなロングローンが魅力のギターときらびやかなトーンのムーグ・シンセが紡いでいく時にリリカルで時に緊張感を持ったメロディ。その上でたなびく幻想的なメロトロン。シアトリカルなヴォーカルとフックに富んだメロディ・ライン。そして、目の覚めるようなめくるめくファンタスティックかつダイナミックな展開。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンにはたまらないサウンドがこれでもかと続きます。さらに、しとやかなエレピ、クラシカルで格調高いピアノやクラシック・ギター、エモーショナルに歌い上げるヴォーカルなど、イタリアならではのサウンドのまばゆさ・艶やかさも特筆。ジェネシスへの憧憬がベースにありますが、イタリアらしさや、突き抜けるようにかっ飛ばすプログレ・ハード・テイストなどを織り込んだ多彩なサウンドにはオリジナリティがあります。1st、2ndもプログレ・ファンに大好評でしたが、本作にも間違いなく心奪われることでしょう。傑作です。

  • MOOGG / ITALIAN LUXURY STYLE

    カンタベリー・ミュージックやユーロ・ジャズ・ロックのファンはずばり必聴!イタリアの新鋭による傑作と言える2016年作2nd

    イタリア北部ブレシア出身の4人組ジャズ・ロック・グループ。『ハットフィールド meets キャメル』といった感じの叙情性溢れるジャズ・ロック・サウンドでプログレ・ファンから高く評価された2011年デビュー作に続く2016年作2nd。サウンドの強度がグッと増した印象で、ソフト・マシーンやハットフィールド、アレアやエトナなど、往年の英&イタリアの名バンドにも比肩するジャズ・ロック・サウンドが印象的。シャープなリズム隊を土台に、クラヴィネットが弾み、ヘヴィに歪んだギターとムーグ・シンセが早弾きリードを炸裂させるテンションいっぱいのパートあり、ギターとキーボードのアルペジオが精緻にからみあうハットフィールド的パートあり、キーボードの変拍子のミニマルなフレーズを軸にしたハード&静謐なソフト・マシーン的パートあり、地中海が香る軽やかなパートあり、荘厳にそそり立つようなイタリア的なパートあり、流麗なピアノとフレットレス・ベースが奏でるメロディをフィーチャーしたジャズ/フュージョンなパートあり、表情豊かで安定感抜群のアンサンブルは絶品の一言。インストが中心ですが、ヴォーカル・パートもあり、アレアを彷彿させる土着的な歌声も魅力的です。ラスト曲では清涼感あるトーンのシンセをバックにロマンティックなギター・ソロが入って、イル・ヴォーロが頭に浮かびました。これはカンタベリー・ミュージックやユーロ・ジャズ・ロックが好きな方にはたまらないはず。70年代のDNAを継ぐ傑作です。

  • LOONYPARK / PERPETUAL

    女性ヴォーカルを擁するポーランドのシンフォ・グループ、2016年作の4thで「美麗」というキーワードがぴったりの傑作

    ポーランド出身、女性ヴォーカルを擁するシンフォニック・ロック・グループ。2016年作の4thアルバム。温かで荘厳なハモンド・オルガン、しっとりと艶やかなピアノ、壮麗なオーケストラなどによるクラシカルなエッセンスを軸に、ウクライナの新鋭バンドKARFAGENにも通じるニューエイジ色を織り交ぜたサウンドは「美麗」という言葉がぴったり。伸びやかな歌声とエモーショナルな歌唱が素晴らしい女性ヴォーカルが見事に映えています。ゲスト参加したヴァイオリン奏者による艶やかなリードも聴きどころ。ここぞでは、中域寄りのハード&マイルドなトーンのエレキ・ギターがアグレッシヴにリズムを刻んでダイナミズムを注入。メリハリの効いたドラマティックな展開も見事です。00年代以降のポーランドを代表するシンフォニック・ロック・バンドによる、ジャケットのイメージどおりの美しい傑作です。

  • DORACOR / PASSIONI POSTMODERNE DI UN MUSICISTA ERRANTE

    90年代以降のイタリアン・キーボード・プログレ屈指のバンド、ずばりこれまでの最高傑作と言える2016年作9th

    90年代後半から活動し、シンフォ・ファン必聴の名作を数多く残しているキーボード奏者Corrado Sardella率いるグループ。2016年作9thアルバムで2枚組の一大コンセプト・アルバム。イ・プーのレッド(Bass)をはじめ、ヴォーカルとしてLA MASCHERA DI CERAのAlessandro CorvagliaやMANGALA VALLISのRoberto Tirantiが参加するなど、多数のゲストが参加して制作されており、これまで以上にダイナミズムに溢れたシンフォニック・ロック大作に仕上がっています。透明感あるトーン、温かくファンタスティックなトーン、激しくアグレッシヴなトーンを駆使し、ヴィンテージ・キーボードとピアノを操って幻想と現実を行き交うようなスケールの大きな音世界を描きだすセンスとテクニックは相変わらずの素晴らしさ。まるで往年のスティーヴ・ハケットをキーボードで再現するような、そんな伸び伸びと奏でられるドラマティックなキーボードのリードにも心躍ります。時にカンサスも彷彿させる「プログレ・ハード」なダイナミズムとフックあるメロディも魅力的。リリカルなギターや視界がパッと開けるような展開などはムーン・サファリも頭に浮かぶし、いや〜、これは良いアルバム。文句なしに最高傑作と言える大充実作です。

  • ANAKDOTA / OVERLOADING

    イスラエル出身の新鋭16年作、クラシカルで技巧的なピアノがリードを取るポスト・ロック調の洗練されたアヴァン・ロック、ピアノの圧倒的なプレイに息を飲みます

    イタリアのレーベルFADINGよりリリースの、イスラエル出身グループ16年作。男女ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラムというギターレス編成。クラシックの豊かな素養を下地に持つあまりに流麗で技巧的なピアノがリードするポスト・ロック調の洗練されたアヴァン・ロック。ピアノによって次々と紡ぎ出されていくスリリングかつ美麗なフレーズの連続には思わず息を飲みます。男性ヴォーカルのナンバーではトリッキーに上下するヴォーカルメロディにしなやかに追従し、スキャットを交え切々と祈るように歌う女性ヴォーカルのナンバーでは純クラシカルで静謐なプレイで歌声に寄り添う、ピアノの表現力の高さには驚くばかり。これほどのピアノがいるなら、ギターレス編成も納得です。シャープな切れ味のリズム隊を伴ってヴィンテージな質感を持つオルガンとエレピが舞うパートでは、70年代ジャズ・ロックの香りも漂ってきて特筆。ピアノをリードに据えたロックとして圧巻の完成度を誇る名品です。

  • ANIMA MUNDI / I ME MYSELF

    圧倒的なスケールで描かれる「幻想」と「ドラマ」、キューバの新鋭による2016年作5th、これは傑作

    02年にデビューしたキューバのプログレ新鋭バンド、2016年作5th。青白いようなトーンで深く沈み込むようにたなびくシンセ、しとやかに紡がれるピアノ、透明感あるトーンのエレピ、メランコリックなアコギの爪弾き。とても「キューバ」とは思えない深遠な響きに驚きます。そんな幻想のパートと対照的に、ここぞでモダンなヘヴィネスを注入するヘヴィなエレキ・ギターとダイナミックなリズム隊も印象的。そして、「静」と「動」の対比が見事なアンサンブルを背景に、ハイ・トーンのハートウォームなヴォーカルが「詩情」と「ドラマ」を描いていきます。ピンク・フロイドからの影響も感じさせる映像喚起的でリアリスティックなパートもまた特筆で幻想とリアルの間の振幅もまた見事。なんというスケール。これはずばり傑作です。

  • BIG BIG TRAIN / FOLKLORE

    90年代〜00年代屈指の英国プログレ新鋭、2016年作9th、英国音楽の「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドはまるで映画を見ているように壮大

    不動の2人であるGreg Spawton(G)とAndy Poole(B)により90年に結成され、90年代〜00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドへと上り詰めたグループ。フル・アルバムとしては前作から3年ぶりとなる2016年作の9thアルバム。元XTCのギタリストDave Gregoryを含む前作の6人は変わらず、北欧プログレ新鋭ビアードフィッシュのRikard Sjoblom(Key、G)、女性ストリングス奏者Danny Mannersの2人が新たに加わり、8人編成で録音されています。フォークロア=伝承歌というタイトルどおりにトラッドの要素を取り入れつつ、ジェネシスのDNAを継いだシンフォニックな演奏は相変わらずで、英国ならではの「伝統」が息づく重厚かつ流麗なサウンドは、まるで映画を見ているように壮大。ジェネシス直系のドラマティックなヴォーカル&メロディは止めどないし、幻惑のフルートや艶やかなストリングスは美しすぎるし、ヴィンテージなトーンのキーワードはファンタスティックだし、ギターソロは叙情的で胸に切々と響くし、ここぞでは、キレのある変拍子によりスリリングな展開を聴かせるし、さすがと唸る素晴らしさ。10分を超える大曲が2曲収録されていますが、構成もただただ見事です。円熟さを増しつつ、新たな地平へとプログレッシヴに前進した圧巻の傑作!

  • AMOEBA SPLIT / SECOND SPLIT

    カンタベリー・ミュージックに影響を受けたスペイン北西部はア・コルーニャ出身の新鋭、2016年作の2nd

    スペインの北西岸にあるア・コルーニャ出身。サイケデリックなプログレッシヴ・ロック・バンドを前身に、サックス/フルート奏者が加わり、ソフト・マシーンやマッチング・モールやハットフィールド&ザ・ノースなどカンタベリー・ミュージックの影響を受けたジャズ・ロックを指向し、2001年に結成されたグループ。2010年のデビュー作に続く2016年作2nd。前作からフルート奏者が脱退し、その代わりにサックス奏者/フルート奏者とトランペット奏者が加入して、管楽器奏者が3人となっています。安定感抜群のふくよかなリズム隊、ハモンド・オルガンを中心とするカンタベリーのDNAを継ぐキーボードを土台に、複数の管楽器によるリードが有機的に絡みあっていく芳醇なサウンドが印象的です。陰影ある落ち着いたトーンと、ザッパ『ホット・ラッツ』を彷彿させる綺羅びやかなトーンが巧みに織り交ぜられているのも特筆。曲によってはヴァイオリンやチェロなど弦楽器奏者がゲスト参加していて、艶やかなチェンバー・ロックも聴かせます。ナショナル・ヘルスやイタリアのピッキオ・ダル・ポッツォあたりのファンは間違いなく気に入るはず。これは傑作です。

  • SHAMAN ELEPHANT / CRYSTALS

    ノルウェー出身の新鋭グループ16年デビュー作、70年代のサイケ/ブルース・ロックからの影響を現代のヘヴィネスで解釈したようなヴィンテージ質感なサウンドが持ち味!

    ノルウェー出身の新鋭プログレ・グループによる16年デビュー作。70年代のサイケ/ブルース・ロックからの影響を現代のヘヴィネスで解釈したようなヴィンテージ質感なサウンドを持ち味とします。特筆はギターで、サイケデリックな色彩感を撒き散らすハードなプレイから、泥臭くブルージーな野太いトーンで味を出すプレイまでを弾きこなすかなりの実力派。オーバーダブで2つのプレイが同時に鳴り響くパートも凄まじく、時にツインギター風にソロを取ったり、ユニゾンで疾走したりと息つく間もなくスリリングに畳み掛けるギターサウンドには興奮必至。オルガンとピアノはリリカルで透明感のあるプレイで彩りを添えていて、荒々しいギターと良いコントラストを成しています。淡々としていると思うと突如激情をほとばしらせる振れ幅の大きなヴォーカルも聴き所。70年代の質感を持ち込んだバンドが近年数多く登場している北欧シーンですが、その中でもかなり完成度の高い一枚です。

  • EYE / VISION AND AGELESS LIGHT

    米オハイオ出身新鋭プログレ・グループ16年作、70年代ブリティッシュ・ロック/プログレからの影響を色濃く反映したヴィンテージ度100%のサウンドが痛快!

    11年デビューの米オハイオ出身プログレ・グループ、スタジオ・アルバムとしては3作目となる16年作。特徴的なのが往年のブリティッシュ・ロック/プログレからの影響を色濃く反映した、70年代への憧憬に満ちたヴィンテージ・サウンド。冒頭から初期クリムゾンかムゼオ・ローゼンバッハかという轟々と鳴り響くメロトロンで幕を開け、そこにタンジェリン・ドリームを彷彿させるエレクトロニックとアナログ・シンセが絡んでいきます。そうかと思うと、今度はヒープ系の火を噴くようにアグレッシヴなオルガンとややサイケがかった鋭角的なトーンでヘヴィに弾きまくるギターがぶつかる70年代流儀のハード・ロックが炸裂。全編にわたりとても00年代以降のバンドとは思えない強烈なヴィンテージ臭が漂います。いろんな先人バンドの影響を感じさせるもののごった煮風にはならず、整理された中で鳴らされているところはこのバンドならではのセンス。次にどんな音が飛び出してくるのだろうという面白さがあり、節操の無さがかえって魅力となっている部分でしょう。アコースティックギターがメランコリックに鳴らされる「静」のパートも加味した、見事な構築性を発揮する27分の最終曲も特筆すべき完成度です。

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