カケレコ・スタッフ佐藤です。
9月11日、カケレコでは久々となる新品CDセールを開催いたしました!
現在、世界のロック/プログレ約400タイトルをお買い得価格で放出中です♪
今回はその中から、セール中のこのタイミングにぜひお聴きいただきたい注目タイトルをジャンル別にピックアップしてまいります。
きっと「これがセール!?」と驚かれるラインナップとなっておりますので、どうぞ最後までお楽しみください☆
掘っても掘っても底が見えない英国ロック・シーンですが、流石にこんな凄いバンドが居たとは驚きましたっ!幻の英プログレ・グループが発掘!スティーヴ・ハウばりのスリリングなギターと性急に畳みかけるアンサンブル!素晴らしすぎないかコレ?
当時最先端の360 Systems社製ポリフォニック・ギター・シンセを駆使したプログレ・ハード。70年代のカナダにこんなにも荘厳なプログレが生まれていたとは。
格調高くクラシカルなピアノ、陽光溢れるようなアコギ爪弾き・・・イタリアン・ロックの理想像をそのまま表現したかのような最上の美しさ!
『太陽と戦慄』期のクリムゾン meets フランスらしい繊細でダークな幻想性。スペーシーなキーボードも個性的だし、これはマイナーながらARACHNOIDにも引けを取らぬフレンチ・ロック傑作!
元々は変態的ジャーマン・プログレ・バンドだったんですが…本作で聴けるのはキャッチーで洗練されたパワー・ポップ的サウンド。でもクオリティは申し分なし!?デヴィッド・ボウイや英ニッチ・ポップのファンは騙されたと思って聴いてみて!
北欧プログレ・グループLIFEの中心人物が参加していることでも知られるプログレ・サイケ・ハード・バンド。土臭くも哀愁漂うギターとヴォーカル、幻想的で透明感のあるピアノや管楽器が織り成すアンサンブル。「これぞ北欧」な旨味がたっぷり!
日本の『神秘』と言えばこのアルバム。サイケデリックでスピリチュアルな東洋要素とブルージーな哀愁が見事に融け合った、ジャパニーズ・サイケ・プログレの大名盤。
クリス・スペディングやロバート・フリップを彷彿させるギターが印象的ですが、線の細いセンチメンタルなヴォーカル、南米らしい詩情豊かなメロディがいかにもアルゼンチン。独特の静謐なリリシズムがあまりに美しい逸品。
「ファンタジー」そのものと言っても過言ではないマルチ・ミュージシャンが英国から登場!幻想に包まれたリリカルなメロディが躍動する2014年渾身のデビュー作!
あのFINISTERREのメンバーとしても活動した伊ドラマーによるソロ作。硬質でアグレッシヴなドラミングがアンサンブルを引っ張り、オルガンとシンセがダイナミックに躍動し、メロトロンと弦楽が鮮やかな色彩を加える、これぞイタリアと言うべき熱く雄大なシンフォニック・ロックに感動!
ハンガリーの人気プログレ新鋭バンドYESTERDAYSのリーダーによるソロプロジェクトの13年デビュー作ですが、これがもう最初の5分でジェネシスやイエスのファンならヤられること間違いなしなファンタスティックぶり!
ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じ!?何という完成度・・・。
もし70年代の若きスピネッタが現代に蘇ったとしたら…。そんな想像を形にしてくれたような好盤に仕上がっていて、アルゼンチン・ロック・ファンとして涙を禁じえません。17分の大作も南米らしい柔らかな叙情性を失うことなく構築的に聴かせていてセンス抜群!
まるで『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたような、圧巻のテンションですね。インドネシアの新鋭トリオ、凄い・・・。
イエス『リレイヤー』ってカッコ良いよね。そんなあなたに一押しなのが、これ☆ 試聴びびります!
ソフト・マシーン『4th』収録の悶絶オープニング・ナンバー「Teeth」が好き? でしたら、このマイナーなイタリアン・ジャズ・ロック・グループ、気に入ってくれると思います☆
アフィニティが好き? ブルージーでジャジーなオルガン、紅一点の女性ヴォーカル。たまらないですよね。そんなみなさまにニッチ&ディープなユーロ・ロック作品をご紹介!ドイツも奥深い!
70年代後半のスペイン東部のバレンシアでこんなにも美しくセンチメンタルなシンフォニック・ロックが生まれていたとは。軽快なジャズ/フュージョン・ロックも聴かせるし、これはグレイト!
ZEUHL系の筆頭バンドSHUB NIGGURATHの前身にあたるこのバンドをご存知?凶暴極まりないリズムセクション、サステインの効いたフリップ彷彿のギター、重々しく吹き荒れるブラス、そしてミステリアスな女声スキャットが妖しく舞う戦慄のサウンド!
元アトミック・ルースターのジョン・カン、ポール・ハモンド、元クォーターマスのジョン・ガスタフスンという屈強トリオ2nd!ブルージーなハード・ロック・ナンバーから疾走感いっぱいのアグレッシヴなナンバーまで、どの曲もテンション高!
ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターと憂いある哀愁のヴォーカル、いぶし銀の英ロック逸品だなぁ。カントリータッチの米憧憬も上手く織り込んでるし、これが20年ものあいだ未発表だったとは…。
HANS POKORA本にも掲載され、激レア盤としてマニア垂涎の一枚として知られるオハイオ産ハード・ロック!
このオープニング・ナンバー。ニック・ドレイクとヴァン・モリスンとクリムゾンが一緒になったような超絶的な名曲ではないか・・・。
な、なんだこの美しさは!90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。
ジェントルな男性ヴォーカル、バーバラ・ガスキンのような清楚な女性ヴォーカル。牧歌的な純朴さの中にしっとりとしたメランコリーが影を落とすサウンドはスパイロジャイラを彷彿させますが、正直彼らにも負けず劣らずの素晴らしい内容です。
軍事独裁政権下だった当時のギリシャで、こんなにもリリカルでドリーミーなフォーク作品が生まれていたとは。素朴で味わい深いギリシャ語ヴォーカルと、美しいピアノ、フルート、ハープシコードの旋律が優しく寄り添い合う涙の逸品。
ホリーズやゾンビーズの甘やかさ、キンクスの哀愁、ジェフ・リンに通じるクラシカルな気品をブレンドしちゃったような、スウェーデンの『サージェント・ペパーズ』と言える名作!ジャケがもっとカラフルだったらなぁ。
ジャケはAORみたいにオシャレだけど、出てくる音はメロウ&フリーキーなサイケ&アシッド・ロック!オハイオ産サイケ・クラシックス!
ジャケから分かるとおりのビートリッシュなレイト60sサイケ・ポップと、ザッパの楽曲から取ったと思われるバンド名とおりのグニャグニャ一筋縄ではいかない「混沌」がミックスした音像が強烈な、サンディエゴ産サイケ・グループ!
問題。ペルーのビートルズと言えば・・・はいっ!WE ALL TOGETHER!・・・ブブー。と言えば、WE ALL TOGETHERですが、そのメンバーが結成したアシッド・サイケ・ポップ・グループと言えば?
いかがだったでしょうか。
他にもまだまだございますので、下記リンクより引き続きご探求いただければ幸いです!
イタリアのキーボード・ロックグループによる73年唯一作。いわゆるキーボード・トリオ編成のグループであり、同郷LE ORMEやLATTE E MIELEなどに通じるクラシカルなピアノや、オルガンによるバロック・アンサンブルを聴かせながら進行するタイプのグループですが、爆発的なキーボード・ロックという雰囲気は無く、さっぱりとした印象を受けます。加えて、LATTE E MIELEなどもそうであったように、端正なキーボード・ロックのパートよりもむしろアコースティック・ギターが爪弾かれながらフォーキーに綴るパートなどに彼らの個性が見受けられ、イタリア然としたメロディー・ラインが心地良い、歌モノとしての魅力に溢れています。
AL DI MEOLAやSANTANAの作品にも参加した名パーカッション奏者。76年のソロ作。終始スピーディー&ハイ・テンションな超絶ジャズ・ロック。全曲、MINGO LEWIS自身の作曲ですが、パーカッション奏者の楽曲とは思えないほどテーマのメロディが際立っており、たいへん明快でキャッチー。しっかりと構築された楽曲、硬質なタッチのテンション溢れるスリリングなギター、ゴリゴリと高速にランニングするベースなど、「RELAYER」あたりのYESも想わせます。突き抜ける疾走感。テクニカルなジャズ/フュージョン・ロックのファンは必聴の名作。
イタリアのグループ、81年作。手数多くシャープなドラム、時にリードも取るアグレッシヴなベース、軽快かつ流麗なインタープレイからグルーヴ感溢れるバッキングまで印象的なエレピ&ピアノ、グイグイと引っ張る力強いサックスによるジャズ/フュージョン・ロック。変拍子のキレの良さなど、テクニック抜群。4thあたりのSOFT MACHINEやBRAND Xなどの英ジャズ・ロックをベースに、地中海のヌケの良さを加えたサウンドは、かなりレベル高いです。クロスオーバー寄りのジャズ・ロックが好みの方は必聴のグループ。おすすめです。
80年、英国はノッティンガムシャー生まれで、子どもの頃から好きだったジェネシスやクイーンをはじめ、BIG BIG TRAINやFROSTなどプログレ新鋭にも強く影響を受けて音楽制作をはじめたマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト。2014年のデビュー作。霧が晴れ陽光が降り注ぐ瞬間のような幻想性とともに晴れ晴れしさのあるヴィンテージなキーボードとスティーヴ・ハケットゆずりのリリカルなエレキギターで幕開け。北欧のムーン・サファリにも通じるファンタジックなアンサンブルから一転、ズンズンとヘヴィに突き進むギターリフが入るとともに、ドラムも力強さを増し、モダンなタッチの重厚なシンフォへと展開。その暗闇を抜けると、再び光りが差したようにメロディアスなリードが溢れ、ジェネシスばりのキメとともにフィナーレへ。オープニング・ナンバーから渾身の展開に引き込まれます。演劇的なヴォーカル・ワーク、クイーンばりのコーラス・ワーク、そして、古き良きジャズ・フィーリングが後半に壮大なシンフォニック・ロックへと帰結していく8曲目など、英国的な諧謔センスも織り交ぜるアレンジセンスも見事。イタリアのファビオ・ズッファンティや近年大活躍のオランダのクリスに続く才能と言っても過言ではない注目の新鋭。これは力作です。
ペーパーケース仕様、リリース10周年を記念してラストに新曲「Return To Chiswick」を追加収録した2024年盤!
ペルー出身、WE ALL TOGETHERやLAGHONIAのメンバーが結成したグループ。73年に録音された音源で、数枚のみがプレスされただけという幻の音源。WE ALL TOGHETHER直系の英国ものに通ずる甘くジェントルなメロディ&ビートリッシュなコーラス・ワークを基本に、サイケデリックかつ歌心溢れるファズ・ギターが絡む、ドリーミーなアシッド・サイケ・ポップ。ポップ・サイケのファン、WE ALL TOGHETHERのファンは必聴!
GUESSCD016/GUPENCD015(GUERSSEN)
スリップケース付き仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースの裏面に軽微な汚れ・若干破れあり
現代ロシアを代表するのみならず、ヴァイオリンをフィーチャーした新鋭プログレ・バンドとして屈指と言えるクオリティを持つトリオ、2016年作5thアルバム。オープニングから、舞踏音楽も取り込んだ躍動感いっぱいのリズム・セクションをバックに、ヴァイオリンが鮮やかなトーンでまるで天空を駆け抜けるかのように鳴り、エレキ・ギターが追随しながら疾走感を加える。イマジネーションいっぱいにめくるめく鳴り響く管楽器も凄いし、アコギとフルートによる静謐なパートの奥ゆかしさも特筆。ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じのまばゆすぎるアンサンブルにただただ心躍ります。何という完成度。2016年のプログレ作品の中で間違いなくトップ3に君臨することでしょう。ずばり傑作です。
ハンガリー新鋭プログレの人気バンドYESTERDAYSのリーダーでギター/ベース/キーボードを操るマルチ奏者の奇才Bogati Bokor Akosによるソロ・プロジェクト。2013年のデビュー作。バックは、SAMURAI OF PROGに在籍するフィンランドのドラマーなど、世界中のミュージシャンが参加しているようで、インターネットを介してレコーディングを行ったようです。タイトで躍動感いっぱいドラムとリッケンバッカー・ベースのゴリゴリとアグレッシヴで疾走感あるベースが生むグルーヴ、青空へと伸びやかに飛翔するようなヌケの良いムーグ・シンセのファンタスティックなリード。繊細に紡がれるアコースティック・ギターとリリカルなピアノを散りばめた緻密さも印象的だし、メロトロンやフルートによるヴィンテージな味付けもグッとくるし、ピーター・バンクス直系のキーボードのバッキングや、歌心いっぱいの流麗なギター・ソロも良いし、最初の5分で、ジェネシスやイエスのファンならヤられること間違いなしでしょう。次々と溢れ出る70年代プログレへの憧憬に満ちたフレーズにただただ心奪われます。男女ヴォーカルが4〜5人参加していますが、どのヴォーカリストもふくよかでジェントルな歌唱でメロディの美しさ、アンサンブルのファンタジーを見事に引き出しています。手作りの空気感に包まれたアナログな音色もアンサンブルにあっていて良い感じ。ジェネシスなど70年代プログレのファンから、英ニッチ・ポップのファンまでオススメの快作!
ギリシア、69年作。アコギの爪弾きをベースに、ピアノ、フルート、ハープシコードが透明感溢れるリリカルなフレーズを添える美しいアンサンブルと、ちょっと虚ろな男女ヴォーカルとによるフォーク作品。繊細で格調高いサウンドは、季節で言えば「冬」。ピンとはった空気に心引き締まる好盤。
シカゴのSSW、74年にリリースされた2枚組作。いきなりのファズ・ギター早弾きに驚いていると、静謐でリリカルなピアノとともに、胸に迫る繊細でドリーミーな歌声が立ち上がり、ハッとさせられます。な、なんだこの美しさは!間奏でまたファズ・ギターが入り、遠くでオブリガードを奏でますが、これがもう高尚といいますか、天上の美しさ!とにかく歌声は素晴らしいわ、メロディは素晴らしいわ、74年とは思えないオルタナ感覚もあるわ、90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。ニック・ドレイクと同じぐらい崇められてもおかしくないかも!?
スペイン東部は地中海に面するバレンシアで結成されたスパニッシュ・シンフォニック・ロック・バンド、78年のデビュー作。一曲目のタイトル・トラックの何と物悲しく美しいこと!寄せては返す波のようにしっとりと奏でられるピアノ、一音一音をゆったりと紡ぐメロディアスなギター、そこにユニゾンであわせる陰影たっぷりのキーボード。ギターの表現力は特筆もので、まるでギターを震わせているような感じ。『ブロウ・バイ・ブロウ』でのジェフ・ベックを彷彿させるヴァイオリン奏法も見事です。ハイ・トーンのセンチメンタルな男性ヴォーカルも胸に迫るし、これは名曲だなぁ。柔らかなトーンのエレピや軽やかに奏でられるギターのアルペジオなど、フュージョン・タッチの歌ものなんか、イスラエルあたりのジャジー&ポップなバンドも彷彿させて素晴らしいし、12分を超えるラストでは、シャープなジャズ/フュージョン・ロックを軽快に聴かせるし、このバンドはグレイト!
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