プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

新品セールを開始いたしました!各国より見逃せない注目タイトルをジャンル別ピックアップ☆

カケレコ・スタッフ佐藤です。

9月11日、カケレコでは久々となる新品CDセールを開催いたしました!
現在、世界のロック/プログレ約400タイトルをお買い得価格で放出中です♪


新品セール一覧へ!

今回はその中から、セール中のこのタイミングにぜひお聴きいただきたい注目タイトルをジャンル別にピックアップしてまいります。
きっと「これがセール!?」と驚かれるラインナップとなっておりますので、どうぞ最後までお楽しみください☆

【70sプログレ】

ROCOCO/RUN FROM THE WILDFIRE

掘っても掘っても底が見えない英国ロック・シーンですが、流石にこんな凄いバンドが居たとは驚きましたっ!幻の英プログレ・グループが発掘!スティーヴ・ハウばりのスリリングなギターと性急に畳みかけるアンサンブル!素晴らしすぎないかコレ?

試聴 Click!

SYMPHONIC SLAM/SYMPHONIC SLAM

当時最先端の360 Systems社製ポリフォニック・ギター・シンセを駆使したプログレ・ハード。70年代のカナダにこんなにも荘厳なプログレが生まれていたとは。

試聴 Click!

TRIADE/1998 : LA STORIA DI SABAZIO

格調高くクラシカルなピアノ、陽光溢れるようなアコギ爪弾き・・・イタリアン・ロックの理想像をそのまま表現したかのような最上の美しさ!

試聴 Click!

ARTCANE/ODYSSEE

『太陽と戦慄』期のクリムゾン meets フランスらしい繊細でダークな幻想性。スペーシーなキーボードも個性的だし、これはマイナーながらARACHNOIDにも引けを取らぬフレンチ・ロック傑作!

試聴 Click!

NINE DAYS WONDER/SONNET TO BILLY FROST

元々は変態的ジャーマン・プログレ・バンドだったんですが…本作で聴けるのはキャッチーで洗練されたパワー・ポップ的サウンド。でもクオリティは申し分なし!?デヴィッド・ボウイや英ニッチ・ポップのファンは騙されたと思って聴いてみて!

試聴 Click!

BATTRE LYSS/TILL DEN STRANG SOM BRAST AN ATT ALDRIG SPANNA EN BAGE

北欧プログレ・グループLIFEの中心人物が参加していることでも知られるプログレ・サイケ・ハード・バンド。土臭くも哀愁漂うギターとヴォーカル、幻想的で透明感のあるピアノや管楽器が織り成すアンサンブル。「これぞ北欧」な旨味がたっぷり!

試聴 Click!

FAR OUT/FAR OUT

日本の『神秘』と言えばこのアルバム。サイケデリックでスピリチュアルな東洋要素とブルージーな哀愁が見事に融け合った、ジャパニーズ・サイケ・プログレの大名盤。

試聴 Click!

REDD/TRISTES NOTICIAS DEL IMPERIO

クリス・スペディングやロバート・フリップを彷彿させるギターが印象的ですが、線の細いセンチメンタルなヴォーカル、南米らしい詩情豊かなメロディがいかにもアルゼンチン。独特の静謐なリリシズムがあまりに美しい逸品。

試聴 Click!

【新鋭プログレ】

TIGER MOTH TALES/COCOON

「ファンタジー」そのものと言っても過言ではないマルチ・ミュージシャンが英国から登場!幻想に包まれたリリカルなメロディが躍動する2014年渾身のデビュー作!

試聴 Click!

ANDREA ORLANDO/DALLA VITA AUTENTICA

あのFINISTERREのメンバーとしても活動した伊ドラマーによるソロ作。硬質でアグレッシヴなドラミングがアンサンブルを引っ張り、オルガンとシンセがダイナミックに躍動し、メロトロンと弦楽が鮮やかな色彩を加える、これぞイタリアと言うべき熱く雄大なシンフォニック・ロックに感動!

試聴 Click!

COSMIC REMEDY/COSMIC REMEDY

ハンガリーの人気プログレ新鋭バンドYESTERDAYSのリーダーによるソロプロジェクトの13年デビュー作ですが、これがもう最初の5分でジェネシスやイエスのファンならヤられること間違いなしなファンタスティックぶり!

試聴 Click!

LOST WORLD/OF THINGS AND BEINGS

ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じ!?何という完成度・・・。

試聴 Click!

CISNE ELOCUENTE/LEDA

もし70年代の若きスピネッタが現代に蘇ったとしたら…。そんな想像を形にしてくれたような好盤に仕上がっていて、アルゼンチン・ロック・ファンとして涙を禁じえません。17分の大作も南米らしい柔らかな叙情性を失うことなく構築的に聴かせていてセンス抜群!

試聴 Click!

TOHPATI BERTIGA/RIOT

まるで『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたような、圧巻のテンションですね。インドネシアの新鋭トリオ、凄い・・・。

試聴 Click!

【ジャズ・ロック】

MINGO LEWIS/FLIGHT NEVER ENDING

イエス『リレイヤー』ってカッコ良いよね。そんなあなたに一押しなのが、これ☆ 試聴びびります!

試聴 Click!

FREE WAVE SYSTEM/NONOSTANTE TUTTO

ソフト・マシーン『4th』収録の悶絶オープニング・ナンバー「Teeth」が好き? でしたら、このマイナーなイタリアン・ジャズ・ロック・グループ、気に入ってくれると思います☆

JOY UNLIMITED/SCHMETTERLINGE

アフィニティが好き? ブルージーでジャジーなオルガン、紅一点の女性ヴォーカル。たまらないですよね。そんなみなさまにニッチ&ディープなユーロ・ロック作品をご紹介!ドイツも奥深い!

試聴 Click!

MEDITERRANEO/ESTRECHAS CALLES DE SANTA CRUZ

70年代後半のスペイン東部のバレンシアでこんなにも美しくセンチメンタルなシンフォニック・ロックが生まれていたとは。軽快なジャズ/フュージョン・ロックも聴かせるし、これはグレイト!

試聴 Click!

APSARA / ALTAIS/APSARA / ALTAIS

ZEUHL系の筆頭バンドSHUB NIGGURATHの前身にあたるこのバンドをご存知?凶暴極まりないリズムセクション、サステインの効いたフリップ彷彿のギター、重々しく吹き荒れるブラス、そしてミステリアスな女声スキャットが妖しく舞う戦慄のサウンド!

試聴 Click!

【ハード・ロック】

HARD STUFF/BOLEX DEMENTIA

元アトミック・ルースターのジョン・カン、ポール・ハモンド、元クォーターマスのジョン・ガスタフスンという屈強トリオ2nd!ブルージーなハード・ロック・ナンバーから疾走感いっぱいのアグレッシヴなナンバーまで、どの曲もテンション高!

試聴 Click!

HOLY MACKEREL/CLOSER TO HEAVEN

ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターと憂いある哀愁のヴォーカル、いぶし銀の英ロック逸品だなぁ。カントリータッチの米憧憬も上手く織り込んでるし、これが20年ものあいだ未発表だったとは…。

試聴 Click!

NAZCA LINE/OUTER SPACE CONNECTION

HANS POKORA本にも掲載され、激レア盤としてマニア垂涎の一枚として知られるオハイオ産ハード・ロック!

試聴 Click!

【フォーク/フォーク・ロック】

KEITH CHRISTMAS/FABLE OF THE WINGS

このオープニング・ナンバー。ニック・ドレイクとヴァン・モリスンとクリムゾンが一緒になったような超絶的な名曲ではないか・・・。

試聴 Click!

RANDY RICE/TO ANYONE WHO’S EVER LAUGHED AT SOMEONE ELSE

な、なんだこの美しさは!90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。

試聴 Click!

AL ET AL/STRANGE AFFAIR

ジェントルな男性ヴォーカル、バーバラ・ガスキンのような清楚な女性ヴォーカル。牧歌的な純朴さの中にしっとりとしたメランコリーが影を落とすサウンドはスパイロジャイラを彷彿させますが、正直彼らにも負けず劣らずの素晴らしい内容です。

試聴 Click!

POPI ASTERIADI WITH LAKIS PAPPAS/ANOTHER SUNDAY GONE

軍事独裁政権下だった当時のギリシャで、こんなにもリリカルでドリーミーなフォーク作品が生まれていたとは。素朴で味わい深いギリシャ語ヴォーカルと、美しいピアノ、フルート、ハープシコードの旋律が優しく寄り添い合う涙の逸品。

試聴 Click!

【サイケ/サイケ・ポップ】

TAGES/STUDIO

ホリーズやゾンビーズの甘やかさ、キンクスの哀愁、ジェフ・リンに通じるクラシカルな気品をブレンドしちゃったような、スウェーデンの『サージェント・ペパーズ』と言える名作!ジャケがもっとカラフルだったらなぁ。

試聴 Click!

CRASH COFFIN/CRASH COFFIN

ジャケはAORみたいにオシャレだけど、出てくる音はメロウ&フリーキーなサイケ&アシッド・ロック!オハイオ産サイケ・クラシックス!

試聴 Click!

BRAIN POLICE/BRAIN POLICE

ジャケから分かるとおりのビートリッシュなレイト60sサイケ・ポップと、ザッパの楽曲から取ったと思われるバンド名とおりのグニャグニャ一筋縄ではいかない「混沌」がミックスした音像が強烈な、サンディエゴ産サイケ・グループ!

試聴 Click!

GRUPO AMIGOS/PALOMA MENSAJERA

問題。ペルーのビートルズと言えば・・・はいっ!WE ALL TOGETHER!・・・ブブー。と言えば、WE ALL TOGETHERですが、そのメンバーが結成したアシッド・サイケ・ポップ・グループと言えば?

試聴 Click!

いかがだったでしょうか。
他にもまだまだございますので、下記リンクより引き続きご探求いただければ幸いです!




新品セール一覧へ!

関連カテゴリー

関連CD在庫

  • TRIADE / 1998 : LA STORIA DI SABAZIO

    73年唯一作、激しさと格調高さを兼ね備えた、伊プログレ史上の名作

    イタリアのキーボード・ロックグループによる73年唯一作。いわゆるキーボード・トリオ編成のグループであり、同郷LE ORMEやLATTE E MIELEなどに通じるクラシカルなピアノや、オルガンによるバロック・アンサンブルを聴かせながら進行するタイプのグループですが、爆発的なキーボード・ロックという雰囲気は無く、さっぱりとした印象を受けます。加えて、LATTE E MIELEなどもそうであったように、端正なキーボード・ロックのパートよりもむしろアコースティック・ギターが爪弾かれながらフォーキーに綴るパートなどに彼らの個性が見受けられ、イタリア然としたメロディー・ラインが心地良い、歌モノとしての魅力に溢れています。紙ジャケット仕様。

  • MINGO LEWIS / FLIGHT NEVER ENDING

    突き抜ける疾走感、超ハイテンション・ジャズ・ロック!76年作

    AL DI MEOLAやSANTANAの作品にも参加した名パーカッション奏者。76年のソロ作。終始スピーディー&ハイ・テンションな超絶ジャズ・ロック。全曲、MINGO LEWIS自身の作曲ですが、パーカッション奏者の楽曲とは思えないほどテーマのメロディが際立っており、たいへん明快でキャッチー。しっかりと構築された楽曲、硬質なタッチのテンション溢れるスリリングなギター、ゴリゴリと高速にランニングするベースなど、「RELAYER」あたりのYESも想わせます。突き抜ける疾走感。テクニカルなジャズ/フュージョン・ロックのファンは必聴の名作。

  • FREE WAVE SYSTEM / NONOSTANTE TUTTO

    テクニック抜群!イタリアのジャズ/フュージョン・ロック・グループ、81年作

    イタリアのグループ、81年作。手数多くシャープなドラム、時にリードも取るアグレッシヴなベース、軽快かつ流麗なインタープレイからグルーヴ感溢れるバッキングまで印象的なエレピ&ピアノ、グイグイと引っ張る力強いサックスによるジャズ/フュージョン・ロック。変拍子のキレの良さなど、テクニック抜群。4thあたりのSOFT MACHINEやBRAND Xなどの英ジャズ・ロックをベースに、地中海のヌケの良さを加えたサウンドは、かなりレベル高いです。クロスオーバー寄りのジャズ・ロックが好みの方は必聴のグループ。おすすめです。

  • LOST WORLD / OF THINGS AND BEINGS

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、2016年作5th、圧倒的にまばゆくテンションみなぎるサウンドで駆け抜ける一大傑作

    現代ロシアを代表するのみならず、ヴァイオリンをフィーチャーした新鋭プログレ・バンドとして屈指と言えるクオリティを持つトリオ、2016年作5thアルバム。オープニングから、舞踏音楽も取り込んだ躍動感いっぱいのリズム・セクションをバックに、ヴァイオリンが鮮やかなトーンでまるで天空を駆け抜けるかのように鳴り、エレキ・ギターが追随しながら疾走感を加える。イマジネーションいっぱいにめくるめく鳴り響く管楽器も凄いし、アコギとフルートによる静謐なパートの奥ゆかしさも特筆。ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じのまばゆすぎるアンサンブルにただただ心躍ります。何という完成度。2016年のプログレ作品の中で間違いなくトップ3に君臨することでしょう。ずばり傑作です。

  • HARD STUFF / BOLEX DEMENTIA

    元アトミック・ルースターと元クオーターマスのメンバーによって結成されたバンド、英国ハード・ロックの名作、73年作

    元アトミック・ルースターのジョン・カン(G、Vo)、ポール・ハモンド(ds)、元クォーターマスのジョン・ガスタフスン(b、vo)という屈強トリオが73年にリリースした2nd。カンによるアグレッシヴなリフを主体にバンド全体が一体となったサウンドが文句無しに格好良い。ブルージーなハード・ロック・ナンバーから疾走感いっぱいのアグレッシヴなナンバーまで、どの曲もテンション高く、息つく暇も与えない英国ハード・ロックの名作。

  • TIGER MOTH TALES / COCOON

    ジェネシスの他、BIG BIG TRAINなど新鋭プログレにも影響を受けた英国のマルチミュージシャン、スケールの大きな14年デビュー作

    80年、英国はノッティンガムシャー生まれで、子どもの頃から好きだったジェネシスやクイーンをはじめ、BIG BIG TRAINやFROSTなどプログレ新鋭にも強く影響を受けて音楽制作をはじめたマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト。2014年のデビュー作。霧が晴れ陽光が降り注ぐ瞬間のような幻想性とともに晴れ晴れしさのあるヴィンテージなキーボードとスティーヴ・ハケットゆずりのリリカルなエレキギターで幕開け。北欧のムーン・サファリにも通じるファンタジックなアンサンブルから一転、ズンズンとヘヴィに突き進むギターリフが入るとともに、ドラムも力強さを増し、モダンなタッチの重厚なシンフォへと展開。その暗闇を抜けると、再び光りが差したようにメロディアスなリードが溢れ、ジェネシスばりのキメとともにフィナーレへ。オープニング・ナンバーから渾身の展開に引き込まれます。演劇的なヴォーカル・ワーク、クイーンばりのコーラス・ワーク、そして、古き良きジャズ・フィーリングが後半に壮大なシンフォニック・ロックへと帰結していく8曲目など、英国的な諧謔センスも織り交ぜるアレンジセンスも見事。イタリアのファビオ・ズッファンティや近年大活躍のオランダのクリスに続く才能と言っても過言ではない注目の新鋭。これは力作です。

  • KEITH CHRISTMAS / FABLE OF THE WINGS

    70年作、英フォーク・ロック傑作、とにかくオープニング・ナンバーが悶絶もの超名曲!

    エスペラント『死の舞踏』にヴォーカルで参加したことでプログレ・ファンにも知られるSSW。サンディ・ロバートソンのプロデュースで録音され、70年にB&Cレーベルからリリースされた2nd。マイティ・ベイビーのメンバーに加え、キース・ティペット、シェラ・マクドナルドが参加。とにかく冒頭の2曲が必殺。1曲目は、キース・ティペットのピアノが全編にフィーチャーされていて、ふくよかでタイトなリズム隊を土台に(かなりカッコ良い!)、アコギがかき鳴らされ、ハイ・トーンのちょっとアシッド臭のあるヴォーカルが浮遊感のあるメロディを歌い上げる。そして、そのバックで、格調高く流麗な旋律を奏で続けるキース・ティペットのピアノ。特に後半のフリーキーに乱れ飛びながらも整合感のあるピアノは悶絶必至です。圧倒的な緊張感とリリシズムと英国的な陰影。ニック・ドレイクとヴァン・モリスンとクリムゾンが一緒になったような超絶的な名曲です。2曲目は一転して静謐なフォーク。シェラ・マクドナルドが参加し、2人のデュエットは天上の美しさ。キースの幻想的なハイ・トーンは、これぞ英国フォークの深い森の空気に満ちあふれています。3曲目以降も佳曲ぞろい。英フォーク・ファンもプログレ・ファンも必聴と言える傑作です!

  • AL ET AL / STRANGE AFFAIR

    英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作、男女ヴォーカルが織りなすスパイロ・ジャイラにも匹敵するフォーク・ロックの名盤

    英国の5人組フォーク・ロック・バンドが81年にプライヴェート・プレスで残した唯一作で、数あるマイナー英フォーク・ロックの中でも指折りの激レア盤として知られてきた一枚。瑞々しさの中にも哀愁が滲むいかにも英国的なアコースティックギター、凛として美しいフルート、クラシックの素養を備えた気品溢れるピアノを中心に織りなされる、格調高いフォーク・ロック・アンサンブルが印象的です。素晴らしいのがそこに乗る男女ヴォーカル。語りかけるようにジェントルに歌う男性ヴォーカル、一聴でバーバラ・ガスキンが頭に浮かぶ飾り気のない清楚な歌声の女性ヴォーカルが時にソロで歌い、時に掛け合うスタイルで、特に2人のデュエットは絶品です。メランコリックなナンバーの後には、愛らしくやや間の抜けたリコーダーやホイッスルの音色がコミカルな味わいを醸し出すトラッド調ナンバーが登場したりと、起伏ある楽曲構成も見事。男女ヴォーカルの印象も含め、牧歌的な純朴さの中にしっとりとしたメランコリーが影を落とすサウンドはスパイロジャイラを彷彿させますが、正直彼らにも負けず劣らずの素晴らしい内容です。サイケっぽいジャケットからは想像できない大変に完成度の高いフォーク・ロックを聴かせる傑作。スパイロジャイラを始めとする70’s英フォークのファンにはオススメの作品です。

  • ROCOCO / RUN FROM THE WILDFIRE

    まだまだこんな凄いバンドが居たとは!幻の英プログレ・グループが発掘!ずばり素晴らしい!

    元メロディ・メイカー誌のジャーナリストだったRoy Shipstonを中心に結成された幻のブリティッシュ・プログレ・グループ。Key奏者を含むオーソドックスな5人組。72年代後半に結成され、すぐにDERAMレーベルと契約しシングルをリリースしながら、アルバムをリリースすることなく解散してしまったようです。彼らが70年代に録音した音源をまとめた編集盤。シングル音源を含む全12曲。サウンドは、初期YES、FLASHあたりを彷彿とさせるスピーディーでハード・エッジなプログレ。Steve Howばりのスリリングなギターと性急なアンサンブルで畳みかけるハード・プログレなパート、まばゆいばかりのキャッチーなパート、くすんだトーンのオルガンや憂いのあるギター・ソロによる英国叙情溢れるパート、流麗なピアノが美しすぎるSSW的パートなど、起伏に富んだ展開が見事!各パートともに演奏水準が高く、アンサンブル、メロディともに洗練されています。これはかなりの実力派グループ!ブリティッシュ・ロック/ポップのファンは必聴の好発掘盤です!

  • POPI ASTERIADI WITH LAKIS PAPPAS / ANOTHER SUNDAY GONE

    ギリシア、繊細かつリリカルな男女フォーク、69年作

    ギリシア、69年作。アコギの爪弾きをベースに、ピアノ、フルート、ハープシコードが透明感溢れるリリカルなフレーズを添える美しいアンサンブルと、ちょっと虚ろな男女ヴォーカルとによるフォーク作品。繊細で格調高いサウンドは、季節で言えば「冬」。ピンとはった空気に心引き締まる好盤。

  • NAZCA LINE / OUTER SPACE CONNECTION

    ハンス・ポコラ本にも掲載されているマニア垂涎の米ハード・ロック作、79年作

    オハイオ出身、ツイン・ギター編成の5人組ハード・ロック・グループ。HANS POKORA本にも掲載され、激レア盤としてマニア垂涎の一枚として知られる79年作。疾走感のあるギター・リフを基本に、絞り出すようなシャウト・ヴォーカルが乗っかるストレートなハード・ロック。

  • COSMIC REMEDY / COSMIC REMEDY

    ハンガリー、元YESTERDAYSのリーダーによるソロ・プロジェクト、70年代プログレへの憧憬に満ちあふれたファンタスティックな2013年快作!

    ハンガリー新鋭プログレの人気バンドYESTERDAYSのリーダーでギター/ベース/キーボードを操るマルチ奏者の奇才Bogati Bokor Akosによるソロ・プロジェクト。2013年のデビュー作。バックは、SAMURAI OF PROGに在籍するフィンランドのドラマーなど、世界中のミュージシャンが参加しているようで、インターネットを介してレコーディングを行ったようです。タイトで躍動感いっぱいドラムとリッケンバッカー・ベースのゴリゴリとアグレッシヴで疾走感あるベースが生むグルーヴ、青空へと伸びやかに飛翔するようなヌケの良いムーグ・シンセのファンタスティックなリード。繊細に紡がれるアコースティック・ギターとリリカルなピアノを散りばめた緻密さも印象的だし、メロトロンやフルートによるヴィンテージな味付けもグッとくるし、ピーター・バンクス直系のキーボードのバッキングや、歌心いっぱいの流麗なギター・ソロも良いし、最初の5分で、ジェネシスやイエスのファンならヤられること間違いなしでしょう。次々と溢れ出る70年代プログレへの憧憬に満ちたフレーズにただただ心奪われます。男女ヴォーカルが4〜5人参加していますが、どのヴォーカリストもふくよかでジェントルな歌唱でメロディの美しさ、アンサンブルのファンタジーを見事に引き出しています。手作りの空気感に包まれたアナログな音色もアンサンブルにあっていて良い感じ。ジェネシスなど70年代プログレのファンから、英ニッチ・ポップのファンまでオススメの快作!

  • REDD / TRISTES NOTICIAS DEL IMPERIO

    静謐なリリシズムが美しいアルゼンチン・プログレの名作、77年作

    アルゼンチンのグループ。77年の自主制作アルバム。アルペジオではNUCLEUS在籍時のChris Speddingを彷彿とさせ、ソロやオブリガードではRobert Frippからの影響が感じられるギターと、Michael Gilesばりのシャープかつタメの効いたドラムが印象的。メランコリックなアコースティック・パートと硬質かつしなやかなジャズ・ロック/プログレ・パートを絡めたアンサンブルは、かなりスケール大きいです。線の細いセンチメンタルなヴォーカル、南米らしい詩情豊かなメロディも絶品。静謐なリリシズムが何ともいえない美しさを放つ名作。

  • SYMPHONIC SLAM / SYMPHONIC SLAM

    カナダ産、ポリフォニック・ギター・シンセを駆使した荘厳なプログレ・ハード、76年作

    非常に大仰でスケール感のあるへヴィー・シンフォニック・ロックを奏でるカナダのバンドによる76年作。その音楽性はTimo Raineによる、当時最先端の360 Systems社製ギター・シンセサイザーを導入したへヴィー・シンフォニック・ロックの傑作であり、スリーピースではありえない音の厚みを描くことに成功した作品です。先端機材を導入しているとは言っても実験的な要素は皆無でありどこまでも荘厳でメロディアスに盛り上げるサウンドが特徴。RAINBOWの「GATES OF BABYLON」への参加で有名となるDavid Stoneによる分厚いキーボード・アンサンブルが圧巻であり、力強いシンフォニック・ロックを聴かせる名作です。

  • BRAIN POLICE / BRAIN POLICE

    サンディエゴの「頭脳警察」は才能溢れるサイケ・ロック・バンド、68年作

    米サンディエゴの4人組サイケデリック・ロック・バンドの68年作。強烈に歪んだファズ・ギター&オルガンが炸裂するブルージーなサイケ・ロック、煌びやかなオルガン&コーラスの冴えたサイケ・ポップ、またはそれらがいつのまにか転調し、いつの間にやら嵐の如きサイケデリアに引き摺り込まれてしまっていた…。そんな罠にも似た仕掛けが織り込まれた魅惑のサイケ名盤。彼らならではのメロウネス、蜜と毒の折衷加減、センス抜群。

  • RANDY RICE / TO ANYONE WHO’S EVER LAUGHED AT SOMEONE ELSE

    ちょっと、これは凄い作品です、米SSWによる74年作で、マイナーながらニック・ドレイク級に崇められるべき名作

    シカゴのSSW、74年にリリースされた2枚組作。いきなりのファズ・ギター早弾きに驚いていると、静謐でリリカルなピアノとともに、胸に迫る繊細でドリーミーな歌声が立ち上がり、ハッとさせられます。な、なんだこの美しさは!間奏でまたファズ・ギターが入り、遠くでオブリガードを奏でますが、これがもう高尚といいますか、天上の美しさ!とにかく歌声は素晴らしいわ、メロディは素晴らしいわ、74年とは思えないオルタナ感覚もあるわ、90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。ニック・ドレイクと同じぐらい崇められてもおかしくないかも!?

  • GRUPO AMIGOS / PALOMA MENSAJERA

    WE ALL TOGETHERのメンバー率いるペルーのアシッド・サイケ・ポップ・グループ、73年作

    ペルー出身、WE ALL TOGETHERやLAGHONIAのメンバーが結成したグループ。73年に録音された音源で、数枚のみがプレスされただけという幻の音源。WE ALL TOGHETHER直系の英国ものに通ずる甘くジェントルなメロディ&ビートリッシュなコーラス・ワークを基本に、サイケデリックかつ歌心溢れるファズ・ギターが絡む、ドリーミーなアシッド・サイケ・ポップ。ポップ・サイケのファン、WE ALL TOGHETHERのファンは必聴!

  • ARTCANE / ODYSSEE

    クリムゾン影響下のフレンチ・プログレ・バンド、77年唯一作

    フランス中部の都市クレルモン=フェランにて73年に結成されたプログレ・グループ、メジャーのフィリップスより77年にリリースされた唯一作。手数多く忙しなく叩きまくるドラム、よく動くベースによる強迫的なリズム隊、まるで精神病者のように変調をきたしたヘヴィなリフ、グレッグ・レイクが弾きそうなクラシカルな気品たっぷりのアコギのアルペジオともに存在感抜群のギター、そして、シュワワー、ミヨヨーンと変調したスペーシーなキーボード。クリムゾンから強い影響を受けつつも、まるで中世時代の「実感できないもの」への畏怖を音像化したような、漆黒のサウンドを描くところは、同じフランスのARACHNOIDやCARPE DIEMやPULSARに通じています。ひそひそささやくような語りも随所に配したフランスらしい沈み込むようにメランコリックでシアトリカルなヴォーカルもフランスならでは。ところどころ、『太陽と戦慄』期クリムゾンそのままと言えるリズム&ギターが出てきますが、キーボードは変わらずスペーシーで、その妙だけど愛すべき組み合わせにニンマリ。リリース後にマネージャーが交代するなどで充分にプロモーションされなかったようで売れなかったようですが、きちんとプロモーションされていれば、ARACHNOIDに比肩するぐらいに評価されていたことでしょう。フレンチ・ロックの秘宝です。

  • JOY UNLIMITED / SCHMETTERLINGE

    ドイツ、オルガンをフィーチャーしたスモーキーな渋みを持つジャズ・ロック、71年作

    個性的なグループを多く排出したPilzからリリースされたジャーマン・ロック・グループの71年作。スモーキーな渋みを持ったオルガン・ロックを基本にしながら、巧みにフルートを利用したアプローチで聴かせる作風であり、ハスキーな歌声を聴かせる女性ボーカリストJoy Flemingを擁していることから、オランダのEarth & FireやデンマークのSavage Roseを髣髴とさせる作品と言えます。また、オルガンのプレイはブルージーなものから時にクラシカルなサウンドも聴かせており、この時期のジャーマン・ロックならではの彩りを放ちます。

  • TOHPATI BERTIGA / RIOT

    SIMAK DIALOGのギタリストによる新プロジェクト12年作、圧倒的なテンションで聴き手に襲いかかるアグレッシヴな快作!

    インドネシア出身、SIMAK DIALOGのギタリストによる新プロジェクト。カンタベリー的な流麗さもあるSIMAK DIALOGに対して、ここで聴かれるのは、ゴリゴリと早弾きで弾き倒すアグレッシヴなテクニカル・ロック。荒れ狂う肉感的なリズム隊による変拍子の嵐の中、暴風を一蹴するように、ロバート・フリップばりのメタリックなトーンで高速リフを弾き倒し、そのまま、ソロでも強烈にエネルギッシュなフレーズを炸裂させます。早弾き一発録りのライヴ録音のようですが、恐るべきテクニック。『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたようなサウンドは圧巻のテンション!

  • TAGES / STUDIO

    北欧の『サージェント・ペパーズ』と云われる、スウェディッシュ・サイケ・ポップの傑作、67年作

    スウェーデンのビートルズと異名を取るグループ。彼らの最高傑作と表され、北欧の『サージェント・ペパーズ』とも言われる67年の5thアルバム。ビートルズというよりキンクスに通ずる哀愁と力強さに満ちたバンド・アンサンブル、ゾンビーズやホリーズのファンはニンマリの鼻にかかった歌声のヴォーカルと叙情溢れるメロディとハーモニー。そこに北欧らしさを添える格調高く透明感のあるストリングスの調べ。ジェフ・リンに近いセンスを感じます。とにかくメロディはどの曲もフックに富んでいて、演奏の安定感も抜群。これは、レイト60sの英サイケ・ポップの名作群と比べても遜色のない名作。歌詞はすべて英語。ジャケがポップならもっと多くのリスナーに聴かれていたはず!

  • MEDITERRANEO / ESTRECHAS CALLES DE SANTA CRUZ

    スペインはバレンシアのスパニッシュ・シンフォ/ジャズ・ロック・バンド、78年のデビュー作

    スペイン東部は地中海に面するバレンシアで結成されたスパニッシュ・シンフォニック・ロック・バンド、78年のデビュー作。一曲目のタイトル・トラックの何と物悲しく美しいこと!寄せては返す波のようにしっとりと奏でられるピアノ、一音一音をゆったりと紡ぐメロディアスなギター、そこにユニゾンであわせる陰影たっぷりのキーボード。ギターの表現力は特筆もので、まるでギターを震わせているような感じ。『ブロウ・バイ・ブロウ』でのジェフ・ベックを彷彿させるヴァイオリン奏法も見事です。ハイ・トーンのセンチメンタルな男性ヴォーカルも胸に迫るし、これは名曲だなぁ。柔らかなトーンのエレピや軽やかに奏でられるギターのアルペジオなど、フュージョン・タッチの歌ものなんか、イスラエルあたりのジャジー&ポップなバンドも彷彿させて素晴らしいし、12分を超えるラストでは、シャープなジャズ/フュージョン・ロックを軽快に聴かせるし、このバンドはグレイト!

  • APSARA / ALTAIS / APSARA / ALTAIS

    フランス、SHUB NIGGURATHのメンバーがかつて結成したバンドAPSARAの音源と、活動末期にALTAISへと改名したバンドが残したEP音源を収録

    80年代屈指のZEUHL系バンドSHUB NIGGURATHの中心メンバーがかつて結成していたバンドAPSARAの音源と、活動末期にAPSARAからALTAISへと改名したバンドが残したEP音源を収録。アルバムを残さなかった幻のバンドとしてプログレ・ファンに知られるAPSARA。1曲目から、テンション高くタイトに叩くドラムとゴリゴリとうなるベースが絡み合う凶暴極まりないリズム・セクションに、サステインを効かせたフリップ彷彿の鋭いギター、重々しく吹き荒れるブラス、そしてミステリアスな女声スキャットが妖しく舞う、マグマ直系の呪術的アンサンブルが渦巻いており強烈!と言ってもMAGMAの有無を言わせぬ肉感的なダイナミズムよりは、やや熱量を抑えたスリリングな演奏に比重がある気がします。ライヴ音源では緊張感たっぷりのヴァイオリンも交え、スリル倍増。不気味な笑い声や叫び声をフィーチャーして不穏に展開するアヴァンギャルドなナンバーは、のちのSHUB NIGGURATHに通じます。一方改名後のALTAISは、『ATTAHK』以降のマグマを思わせるポップさを取り入れたサウンド。音の輪郭はくっきりわかりやすくなりましたが、基本的には作風そのままにメロディをポップにしたという感じで、怪しげな魅力は健在。マグマおよびZEUHL系バンドが共通して持つ奇怪かつ濃密な世界観に魅せられた方なら、本作も必聴でしょう。

  • ANDREA ORLANDO / DALLA VITA AUTENTICA

    FINISTERREのメンバーとして活動、HOSTSONATEN、LA COSCIENZA DI ZENOの作品にも参加するドラマーによる17年ソロデビュー作、「静」と「動」のあまりに劇的な対比が素晴らしいシンフォ傑作、70年代イタリアン・プログレ・ファンにもオススメ!

    イタリア出身、かつてはFINISTERREのメンバーとして活動し、HOSTSONATEN、LA COSCIENZA DI ZENOなど錚々たるグループの作品にも参加するドラマーによる17年ソロデビュー作。硬質にチューニングしたタイトでアグレッシヴなドラミングがアンサンブルを引っ張り、オルガンとシンセがダイナミックに躍動し、メロトロンと弦楽が鮮やかな色彩を加える、これぞイタリアと言うべき熱く雄大なシンフォニック・ロックを聴かせてくれます。70年代イタリアン・プログレが持っていたとめどない情熱を宿したサウンドが聴き所で、分厚いシンセサイザーが力強くうねるテンションの高さは初期BANCOにも匹敵。本人はドラムの他オルガンやメロトロンも兼任しており、重厚に鳴らされるクラシカルなオルガン、ここぞの場面で洪水のごとく溢れ出すメロトロンと本職のキーボーディスト顔負けの見事なプレイを全編で披露していて素晴らしい。嵐のように吹き荒れる攻撃的なパートが過ぎると、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽が優雅に立ち上がりドラマチックなシンフォニック・ロックへ、「静」と「動」をあまりに劇的に対比させた構成がただただ見事です。参加メンバーの一人LA MASCHERA DI CERAのヴォーカリストAlessandro Corvagliaが歌うナンバーが出色で、彼特有の邪悪さを秘めたダミ声ヴォーカルが70年代イタリアン・プログレらしさをグッと引き出していて胸を熱くさせます。イタリアン・プログレ新鋭作品として屈指の完成度を持つと共に、70年代イタリアン・プログレのファンにも強く訴えかける魅力を持った傑作です。

  • HOLY MACKEREL / CLOSER TO HEAVEN

    JASON CREST、ORANG-UTAN、SAMUEL PRODYなどに在籍したメンバーによるツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド、当時お蔵入りになってしまったのが信じられない極上のいぶし銀英ハード!73年録音/93年リリース

    JASON CREST〜ORANG-UTANのヴォーカリストTerry Clarkが、JASON CREST〜SAMUEL PRODYのギタリストDerek SmallcombeやドラマーRoger Siggerらと結成した、ツインギター編成のブリティッシュ・ロック・バンド。72年作『Holy Mackerel』の翌年に録音されながらも未発表に終わり、20年後の93年に発掘リリースされた幻の2ndアルバム。ブルージーなコシの強さも備えたエッジーなギターワークと、これぞブリティッシュな憂いを含んだヴォーカルのコンビネーションがあまりに素晴らしい、72年作同様に極上のいぶし銀ブリティッシュ・ハードを聴かせてくれます。特に一曲目「GEMINI」は、ウィッシュボーン・アッシュばりの骨太かつスリリングなツインギターのプレイ、これでもかと哀愁をほとばしらせるヴォーカル、無駄なくスタイリッシュにまとめられた曲調と、まさに彼らの音楽性が凝縮されたキラーチューン。ブリティッシュ・ロック・ファンなら早くもガッツポーズでしょう。つづくカントリー・ロック調のナンバーでも、憂いあるヴォーカルが抜群に映えてるし、郷愁を誘うスライドギターの音色もただただ素晴らしい。派手さはないながらどっしりと安定感あるリズムワークでアンサンブルを支えるリズム隊も特筆です。ブルース・ロック色の強いコクのあるハード・ロックから、カントリー・フレイヴァー香るフォーク・ロックまで、他の曲も多彩に聴かせています。それにしてもこれほどの作品を20年もの間未発表にしておくとは…!ずばり英ハードファン必聴と言ってしまいたい逸品!

  • CRASH COFFIN / CRASH COFFIN

    オハイオ産アンダーグラウンド・サイケ/アシッド・ロック、74年作

    オハイオのミュージシャンCrash CoffinがKey奏者を含むバンドとともに74年に録音し、Mus-I-Colレーベルよりリリースしたアンダーグラウンド・サイケの激レア盤。単音ギターがメランコリックにたゆたうメロウなナンバー、フリーキーなファズ・ギターとアシッド臭あるヴォーカルが荒ぶるガレージ・サイケなナンバーを中心に、ゆったりと、そして時に噛みつきながら、サイケデリック&アシッドな世界を描きます。「God Loves The Loser」と「Alone Together」はサイケ・マニア垂涎のサイケ・クラシックス。

  • FAR OUT / FAR OUT

    「神秘」「ウマグマ」あたりのピンク・フロイドを彷彿とさせる日本のグループ

    FAR EAST FAMILY BANDの前身グループ。72年作の唯一のアルバム。ジョー山中、『弁財天』の喜多嶋修等がゲストで参加しています。サウンドは「神秘」「ウマグマ」あたりのピンク・フロイドに近く、サイケデリックでいてブルージー。和楽器による日本的な味付けも印象的。

  • BATTRE LYSS / TILL DEN STRANG SOM BRAST AN ATT ALDRIG SPANNA EN BAGE

    スウェーデン出身のプログレ/サイケ・ハード・グループ、75年唯一作

    北欧プログレ・バンドLIFEで知られるマルチ奏者Anders Nordinも参加しているスウェーデンのプログレ/サイケ・ハード・バンド、75年唯一作。粘っこく歪んだギター、土臭く哀愁漂う現地語ヴォーカルを特徴とするサイケ・ハード的側面と、LIFEを彷彿とさせる気品あふれるピアノやフルートなどの管楽器が醸し出す北欧らしい幻想美が共存する個性豊かなサウンドが特色。特にしっとりとした楽曲が揃ったB面の内容が素晴らしい!切なく哀愁ほとばしるメロディはもちろんのこと、静謐なバラードにサイケなテープ逆回転が挿入されたり、サバスばりの怪しくヘヴィなギター・リフに始まったかと思えばドラマチックなピアノをバックにサックスとギターがムーディーなソロを繰り広げたり、幻想的な女性コーラスやちょっぴりピッキオ・ダル・ポッゾを思わせる柔らかな管楽器パートもあったりと、多彩で工夫に富んだアレンジが見事。LIFEなど北欧プログレ・ハードのファンは要チェックの逸品です。

  • CISNE ELOCUENTE / LEDA

    アルゼンチン新鋭17年作2nd、70年代のスピネッタから影響を受けた淡くセンシティヴな南米叙情を湛えたサウンドが素晴らしすぎる好盤!

    アルゼンチン出身の新鋭プログレ・バンドによる17年作2nd。キーボードも操るギタリストとリズム隊のトリオ・バンドで、南米らしい清涼感を纏ったメロディアス・プログレを聴かせます。故スピネッタ譲りの柔らかくセンシティヴなハイトーン・ヴォーカルに驚きますが、サウンドもかなりスピネッタに影響を受けており、Pescado Rabioso〜Invisible期のブルース・ロック〜ジャズ・ロックに傾倒していた70年代前半のスピネッタがまさに鳴らしそうな音を聴かせていて、70年代アルゼンチン・ロック・ファンならこれは悶絶のサウンドでしょう。17分に及ぶラストの大作もアルゼンチンらしい柔らかな叙情性を失うことなく構築的に聴かせていてセンス抜群。もし70年代の若きスピネッタが現代に蘇ったとしたら、そんな想像を形にしてくれたような好盤に仕上がっています。ずばり南米ファン必聴。

  • NINE DAYS WONDER / SONNET TO BILLY FROST

    ジャーマン・プログレ、キャッチーで洗練されたサウンドを聴かせる76年最終作

    ジャーマン・プログレ/ハード・ロック・バンド、76年4thにして最終作。またもリーダーのヴォーカリストWalter Seyffer以外のメンバーがほぼ一新され、以前の混沌とした作風からは想像もつかないキャッチーさ溢れるパワー・ポップ然としたサウンドに仕上がっています。とはいえただポップなだけではなく、元々のタイトな演奏能力と独創的なアレンジ・センスが活かされた楽曲はどれも充実のクオリティ。キャッチーでキレのあるリフ&軽快なワウワウ・ギターに時折ビートリッシュな旋律が挿入されるT1「Alchemist」なんて、英ニッチ・ポップ・ファンはイチコロでしょう。デヴィッド・ボウイやポスト・パンク勢を彷彿とさせる洗練されたヴォーカルも良く、演劇的な語りやプログレチックな展開を盛り込んだT4「Five Minute Musical」のようなドラマチックな楽曲も素敵。以前の奇抜なプログレ路線を期待すると驚きますが、これはこれでパワー・ポップやメロディアスなロック好きにはたまらない魅力的な逸品です。

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

文・後藤秀樹

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。