2018年7月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
こんにちは。良質のSSW/ロック作品をリイシューし続ける韓国BIG PINKレーベルより、新譜が届きましたのでご紹介いたします!
英国フォーク・グループ、73年唯一作。
伸びやかな女性ボーカルを軸に、男性ボーカル、フルートやマンドリン、タンバリン等がちゃがちゃしたアンサンブルが和気藹々と広がっていく様子は、サイケ・ポップなTUDOR LODGEといった趣です。
ドノヴァンのマネージャー、Ashley Kozakによって結成されたバンド、72年1st。
BEE GEESのような爽やかなコーラスが全編に響き渡ってとても気持ちが良いです。
アコースティック・ギターやピアノ、軽やかなドラムのアンサンブルで、CS&Nなどのウエストコースト・ロックに影響されたフォーク・ロック・サウンドを展開。
ジャズやスワンプの要素を取り入れた、枯れた味わいの英国フォーク。
テネシー生まれの女性スワンパー、74年3rd。前作までのアーシーな作風とは打って変わって、しっとりとした哀愁たっぷりの作品。
BOB DYLANの「ROLLING THUNDER REVIEW」ツアーに参加し、ALPHA BANDのメンバーだったSSW/プロデューサー、76年にTiger Lily Recordsから非公式にリリースした76年作。
アコースティックなフォーク・ロックを基調としながらも、エレピやオルガンがメロウな旋律を奏でたり、ギターがレゲエのリズムでカッティングしたりと、洗練されたサウンドを聴かせてくれます。
ライ・クーダー『The Border』やボブ・ディランの代表曲の一つ「Knockin’ on Heaven’s Door」にコーラスで参加した女性ヴォーカリスト、70年のデビュー・アルバム。バックはREDBONEの面々が務めており、ダイナミックなリズム隊とワウワウを多用したギターを軸に、ファンキーな跳ね感たっぷりの躍動的かつ旨味滴るアンサンブルを提供。そこに彼女のしぼり出すように歌い上げるソウルフル&エネルギッシュな歌唱が乗り、最高のフィメール・スワンプ・ロックを繰り広げます。この声量、そしてブルース由来の「凄み」の効いた存在感抜群のヴォーカルは、あらゆるロック・ファンに是非聴いて欲しい。ジャニス・ジョプリンに匹敵する、と紹介される女性シンガーは数いますが、彼女こそがその筆頭格と言って間違いないと思います。傑作!
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