2017年12月27日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今日はヴェルヴェット・アンダーグラウンドに通じる魅力を持った作品を、カケレコ棚から探そうと思います。
とても簡単なコード進行なのに、胸を貫く旋律と演奏・・・。彼らの音楽はどこの誰にも真似できませんよね。
一体ヴェルヴェッツに匹敵するようなバンドが、カケレコ棚にあるのでしょうか?
とりあえず、まず一曲。
♪The Velvet Underground / Lady Godiva’s Operation(1968)
う~ん、かっこいい!!
さてそれではカケレコ棚に参りましょう。
カリフォルニアのサイケ・ロック・バンド。
まるで『WHITE LIGHT/WHITE HEAT』みたいな、どこまでも続くサイケデリックなジャム・セッション。
ドコドコしたドラム、脱力したボーカル、鳴り響くギターとオルガンの混沌・・・「あちら」の世界にトリップしそうです。
イングランド西北部のランカシャー出身の英サイケ・グループ、DEROYレーベルより69年にリリースされた唯一作。
当時10代の学生で組んだバンドで、学校内で大人気だったようです。
学園祭っぽいチープさもありつつ、10代特有の感傷を含んだ何とも胸が締め付けられる作品です。
イタリアはナポリ出身のアシッド・フォークSSW。
虚ろなディランといった感じのアーシーさと、ドノヴァンの夢想的な感じ、そしてアシッド臭をまぶしたようなヴォーカルが実に良い感じ。
米北東部はメリーランド州で活動していたグループ、74年にメンバーの自宅で録音され、60枚のみが自主制作された激レア作品。
ドタドタしたドラム、ちょっと間の抜けたファズギター、そして驚くほど純粋なメロディー。愛すべきサイケ・フォーク好盤。
解説・歌詞対訳元から無し、定価1200、全11曲
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
カビあり、帯に折れあり、側面部に色褪せあり
今でこそ大名盤と知られる本作ですが、発売当初はなんとビルボード171位が最高。Lou ReedとJohn Caleという希有な2人の才能がぶつかりあってできた時代の先を行きすぎた傑作。「Femme Fatale」や「I’ll Be Your Mirror」などNicoの歌唱も絶品。
John Cale脱退後、新メンバーDoug Yuleが加入し制作された69年発表のメロディアスな3rdアルバムがこちら。John Cale脱退に伴い、より一層、Rou Leedの音楽性が開花した一枚。後のオルタナティヴ・ロックやギター・ポップの祖としても位置づけられる本作は、砂糖菓子のような甘いメロディとヨレヨレのファズ・ギター、オルガンのラフな音像がどこまでも耳に心地良い作品。前作「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」の暴力性とPOPなメロディーが絶妙なバランスで両立した好作!
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