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ドイツの外のクラウトロック!?

スタッフ増田です。

クラウトロック。60年代末から西ドイツで現れ始めた「実験的ロック」グループの総称ですね。
その主な特徴は、ミニマルで反復的だったり、エレクトロ・ミュージック的電子楽器を多用していたり、はたまた東洋音楽との本格的な融合を試みていたり…。
ともかく、ロックにそれまでにない「実験的」な要素を持ち込んだのが西ドイツの「クラウトロック」だったのです。

しかし、そんな「実験的」ロックに着手したのは西ドイツのグループだけなのでしょうか?
今回はドイツ以外のグループだけど、これは「クラウトロック」と呼んでもいいんじゃない!?という作品をスタッフ増田の独断でピックアップしてみました。

OSE/ADONIA

まずはドイツの西、HELDONやPULSARなどエレクトロ・プログレ系も盛んなフランスから。78年作。
リシャール・ピナスらHELDONのメンバーが全面参加し、エレクトロニクスによるミニマル調に、スペーシーなシンセが織りなすサウンドはタンジェリン・ドリームなどジャーマン音響系好きにもグッとくるはず!

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WAPASSOU/MESSE EN RE MINEUR

こちらもフランス、76年の2nd。
リズム・セクションを廃した40分間の大曲1曲のみという試みも実験的ですが、神秘的な女性ヴォーカルや冷ややかなエレクトロ・サウンドはジャーマン・サイケ・フォークのEMTIDIを彷彿とさせます。

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PATERNOSTER/PATERNOSTER

次はドイツの南に位置するオーストリアから。72年の唯一作。
へヴィかつ酩酊的なサウンドは、まるで初期タンジェリン・ドリームとブラック・サバスとが出会ったみたい。
なるほどこれがプログレ未開の地オーストリアのプログレ秘宝なのか……。

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AKTUALA/AKTUALA

次はイタリアから一枚!73年のデビュー作。
情熱的なプログレを多く輩出するイタリアですが、このオリエンタルでサイケデリック且つ静謐なサウンドは、ポポル・ヴーやアジテーション・フリーなど民族音楽系クラウトロックに通じますね。

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P.L.J BAND/ARMAGEDDON

次はなんと……ギリシャ!81年作。
AMON DUUL IIを彷彿させるジャーマン・エクスペリメンタル影響下のサウンドに、クリムゾン等のヘヴィ・プログレ要素、ギリシア的なエキゾチズムを加えた荘厳なサウンドを展開。それにしてもこのジャケ怖すぎ!

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SVEN GRUNBERG/HINGUS

こちらはエストニアのプログレ・グループMESSのシンセ奏者による80年ソロ作。
クラウス・シュルツェのような荘厳かつ粛々としたシンセサイザー・ミュージックですが、全体的に爽やかな空気が漂っており、非常にキャッチーに聴かせてくれます。

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YURY MOROZOV/CHERRY GARDEN OF JIMI HENDRIX

次はまさかの旧ソ連産アンダーグラウンド・サイケ秘宝!73年作。
一応軸はフォーク…?なのですが、突如ファズギターやエコーたっぷりの奇声が響いたり、シンセサイザーがピュンピュンと発振したりと、この混沌と狂気にまみれたサウンドはFAUSTに近いかも!?

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FIFTY FOOT HOSE/CAULDRON

辺境まで来てしまいましたが、最後はアメリカ3連発!まずはこちらの68年作。
力強いバンド・サウンドを軸に据えながらも、その上をスペーシーなシンセが縦横無尽に駆けていくサウンドはまさしくクラウトロック的!?
US電子/エクスペリメンタル・サイケの傑作。

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ZODIAC/COSMIC SOUNDS

こちらも68年作で、米ELEKTRAレーベルの創始者ジャック・ホルツマンによるプロジェクト作!
スペーシーなムーグシンセにシタールなどの東洋音楽、怪しいナレーションなど実験要素満載のエクスペリメンタル・サイケですが、曲自体はミニマルかつポップで、バランス良くまとまっています。

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SALEM MASS/WITCH BURNING

最後は米アイダホ出身のサイケ・ハード71年作ですが、このバンド、なんといってもムーグ・シンセを取り入れているのが斬新!
まるでCANのごとき反復的リズムに乗って繰り広げられるギターとムーグ・シンセの即興的ソロ……これはもうクラウトロックでしょう!

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  • OSE / ADONIA

    EGGレーベル屈指の傑作と言われる78年唯一作、HELDONのRichard Pinhas&Francois Augerが参加したエレクトロ系フレンチ・プログレの逸品

    69年に設立されエレクトロ系プログレ作品を中心にリリースしたフランスのEGGレーベルより、78年に発表された唯一作。ギタリストのHerve Picartが、HELDONのRichard PinhasとFrancois Augerの協力のもと制作したのが本作で、HELDONを彷彿させるエレクトロニクスによるミニマル調の無機的なサウンドをベースに、陰鬱さの中にほのかにファンタジックな色合いを持ったスペイシーなシンセ、哀愁の旋律を奏でるギターなどが織りなす、フランス産らしい儚さと美しさが滲むエレクトロ・プログレ。EGGレーベル屈指の傑作と言われるだけあって、エレクトロ要素とユーロ・シンフォ然とした翳りある音作りが違和感なく調和を果たした名作となっています。HELDONファンのほか、PULSARあたりのスペイシーなサウンドがお好きな方にもお聴きいただきたい逸品!

  • AKTUALA / AKTUALA

    イタリア出身、エンブリヨやポポル・ヴーに通じるサイケデリック且つオリエンタルなサウンド、73年作1st

    イタリアはローマで結成。中近東や北アフリカやアジアの民族音楽にフリージャズやサイケのエッセンスも加えたオリエンタルなプログレ・グループで、フランコ・バッティアートに見いだされて、BLA BLAレコードと契約、73年にリリースされたデビュー作。楽器クレジットにはアラビック・オーボエ、竹笛、フルート、ピッコロ、サックス、クラリネット、モロッカン・ボンゴ、アフリカン・ドラム、タブラなどが書かれています。 悠久の大地を感じさせるゆったりとたおやかで映像喚起的なアンサンブルを軸に、時にフリー・ジャズのテンションあるアンサンブルをはさむサウンドは難しさはまったくなく、たいへん聴きやすく心地よく、マウロ・パガーニあたりのファンは楽しめるでしょう。これは好作品です。

  • FIFTY FOOT HOSE / CAULDRON

    68年発表、US電子/エクスペリメンタル・サイケの傑作!

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  • ZODIAC / COSMIC SOUNDS

    ElektraレーベルのオーナーJac Holzmanの発案によるプロジェクト、エクスペリメンタル/電子サイケの重要作、68年作

    音楽監督をELEKTRA RECORDSの創始者Jac Holtzmanが務め、コンポーザーにMort Garson、作詞にJacques Wilsonを迎えたプロジェクトによる68年唯一作。演奏はHal BraineやCarol Kayeなどが所属したLAのセッション・ミュージシャン集団WRECKING CREWが担当しています。バンド名どおり黄道十二宮を各曲でテーマに据えた2〜3分台の12曲を収録。サウンドは、ツンと尖ったサイケ・ギター、哀愁漂うオルガンとフルート、本格派インド音楽エッセンスを散りばめるシタール&タブラ、そして電子音楽のオリジネーターPaul Beaverが全編で操るスペーシーなムーグシンセを駆使した、実験性溢れる万華鏡サイケデリック・ポップ。MFQのCylus Faryerが低音ヴォイスで呪文のように呟くナレーションも怪しい空気が渦巻く作品の世界観にマッチします。それにしても、さすが腕利きライターたちを起用したプロジェクトだけあって、60年代末らしい熱気や実験精神は感じるもののドラッギーで混沌とした印象はなく、よく練られたポップな楽曲群と整理された隙のないアレンジメントは惚れ惚れするほどに見事です。60’sエクスペリメンタル・サイケの名盤。

  • YURY MOROZOV / CHERRY GARDEN OF JIMI HENDRIX

    なんと旧ソ連産のアンダーグラウンド・サイケ秘宝、73年作

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