2017年8月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ新鋭
こんにちは、スタッフ佐藤です。
直近で入荷した新作の中から「これはっ!」というオススメ作品をご紹介するこのコーナー。
今回のおすすめ新作は『KARIBOW / FROM HERE TO THE IMPOSSIBLE』です。
2011年より始動するマルチプレイヤーのOliver Rushingを中心とするシンフォ・プロジェクトの17年作4thアルバム。
参加するメンバーがかなりの実力派揃い。カナダのプログレ・ハード・グループSAGAのキーボーディストJim Gilmour、HARVEST(スペイン)の女性ヴォーカリストMonique Van Der Kolk、UNITOPIA(オーストラリア)のキーボーディストSean Timms、そしてSTERN COMBO MEISSENに在籍した経歴も
持つサックス/キーボーディストMarek Arnoldなど、世界各国のミュージシャンが集った多国籍プロジェクトとなっています。
ちなみにUNITOPIAのSean Timmsと元STERN COMBO MEISSENのMarek Arnoldは、今年デビューした多国籍プログレ・グループDAMANEKでもバンドメイトとして活動中。
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サウンドですが、清涼感と抜群のキレをもつ流れるようなギターワークと幻想的にたなびくシンセサイザーをメインとする透明度の高いアンサンブルに、スケール大きくドラマチックなメロディを乗せた壮麗なメロディアス・シンフォニック・ロックを奏でています。
リズムワークに留まらない独特のタイム感でアンサンブルにダイナミックな躍動感を生むドラミングもカッコいい!
テクニックを駆使してハードに畳み掛けるパートはあるんですが、メタリックなザクザク感はほとんどなく、あくまでシンフォニック・ロックとして聴かせるバランス感覚も好印象です。
ハイライトは、祈るように切々と歌うMonique Van Der Kolkのヴォーカルをフィーチャーした男女ヴォーカル曲。
アートワークそのままの雄大かつ叙情的なサウンドが素晴らしい。
キャッチーで爽やかなサウンドでありながらもアルバムとしてはとても重厚な聴き応えを持つ、モダン・シンフォ・プログレの力作に仕上がっています。メンバーにビビッときたら是非チェックしてみてください☆
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