2016年7月28日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤が気になった中古CDをちょこっとご紹介しようというこのコーナー。
今回気になったのは、英国生まれ米国育ち、欧州各地を転々としながら作品を発表した流浪のSSWコリン・スコットの71年デビュー・アルバムです。
ジャケを一見すると何の変哲もないSSW作品という感じですが、恐るべきはゲスト参加しているミュージシャンたち。
Robert Fripp、Rick Wakeman、Jon Anderson、Peter Gabriel、Phil Collins、Peter Hammill、David Jackson他VDGGのメンバーなど、プログレ・オールスターと言って問題ないくらいの豪華ミュージシャンが参加。プログレ人脈としては他にLinda Hoyle、Jane Relf、RARE BIRDのkey奏者Dave KaffinettiとSteve GoldとSteve Gould、TUDOR LODGEのAnn Steuartらが名を連ねます。
他にもLINDISFARNEのAlan HullとRod Clements、ELTON JOHN BANDのDavey Jhonstone、BRISLEY SCHWARZの面々など、非プログレ系からも渋いところを突く人選がたまりませんよね。
極めつけはジャケットの肖像がジェネシス作品でお馴染みのPaul Whiteheadによるものということ。
さて音の方はと言うと・・・?
メンバーから想像されるようなプログレ的な要素はありませんが、メロディーを際だたせることに集中したシンプルな演奏からは一級の格調高さが滲み出ていますよね。正直これだけいると誰がどこで演奏しているのか判別が難しいですが、「あ、これピーガブの声だ!」とか発見しながら聴くのも楽しいのではないでしょうか。
プログレ・オールスターと言えるメンツを揃えておきながらプログレをやらないという、ある意味究極に贅沢な作品と言えるかもしれません。でも名盤!
英SSW、71年の唯一作。英国的な陰影溢れるメロディーとジェントルなヴォーカルが心揺さぶる英フォーク。バックが豪華で、Robert Fripp、Rick Wakeman、Peter Gabriel、Phil Collins、Peter Hammill他VDGGのメンバー、Linda Hoyle、Alan Hull、David Jacksonなどが参加。メンバーから想像されるようなプログレ的な要素はありませんが、メロディーを際だたせることに集中したシンプルな演奏からは一級の格調高さが滲み出ています。
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