2015年11月12日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
言わずと知れた名曲からあまりスポットの当たらない隠れた逸曲まで、毎回1曲を取り上げてご紹介していくこのコーナー「プログレ今日の一曲!」。
今回は名実ともにアメリカン・プログレを代表するグループKANSASより、全米5位をマークし彼らの出世作となった4th『LEFTOVERTURE(永遠の序曲)』収録ナンバー、「Miracles Out Of Nowhere」をピックアップ☆
少し影のある抑えた序盤からファンタジックに駆け上がっていく劇的なヴォーカル・パート、そして終盤での白熱のインストパートへと、ダイナミックな展開で聴かせるナンバー。
前半は、ウォルシュとスタインハートによるツイン・ヴォーカルを、クラシカルなオルガンと格調高いヴァイオリン、アコギ爪弾きを中心とするアコースティックなアンサンブルが支えます。粛々とした表情にも闘志が宿るウォルシュのヴォーカルとクールなスタインハートのヴォーカルとの絶妙な組み合わせが印象的。
オルガンが高鳴ると同時にウォルシュが突出し、持ち前の声量でドラマティックに歌い上げる展開はこれぞKANSAS。マイナー調から一気に力強く飛翔していく流れが実に見事です。
そして終盤、アコギがエレキギターに変わり白熱のインストパートへ突入。オルガン&ヴァイオリンがここぞとばかりにスリリングにギターともつれ合いアグレッシヴに駆け抜けていく、手に汗握る演奏がたまりません!
圧巻のダイナミズムで繰り広げられる、KANSASの持ち味が存分に発揮された名曲です。
3枚組、ペーパーケース仕様、三方背ケース付き仕様(トールサイズ)
盤質:未開封
状態:並
潰れあり
抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの77年5th。「Point Of No Return」や「Dust In The Wind」といった彼らの代表曲を収録した本作は、彼らの持ち味であるアメリカン・ロックの明快さと、複雑に構築されたプログレッシブ・ロック然としたバンド・アンサンブルが最も良いバランスで同居した傑作となっており、キャッチーな覚えやすいメロディーとテクニカルなプレイとの対比が素晴らしい、彼らの代表作です。
抜けの良いアメリカン・ロックのバンド・アンサンブルとクラシカルなヴァイオリンによるシンフォニックなアプローチでアメリカを代表するプログレッシヴ・ロック・グループとなり、後のアメリカン・プログレハードの基礎を築いたグループの78年ライブアルバム。77年から78年に行われた3つのツアーからの抜粋で収録された音源であり、この時点での彼らのベスト・ヒット的な選曲がなされたライブ作となっています。スタジオ作以上にアメリカン・ロックのダイナミズムとテクニカルなプログレッシブ・ロック・アンサンブルを感じられる、名作と言えるでしょう。
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