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DARRYL WAY’S WOLF / McDONALD’S LAMENT – プログレ今日の一曲!

    言わずと知れた名曲からあまりスポットの当たらない隠れた逸曲まで、毎回1曲を取り上げてご紹介していくこのコーナー「プログレ今日の一曲!」。今回は、CURVED AIRで活躍した英ロック界を代表するヴァイオリン奏者Darryl Wayが、同バンド脱退後に結成したリーダー・バンドWOLFの73年デビュー作より、アルバムラストを飾る必殺のナンバー「McDONALD’S LAMENT(悲しみのマクドナルド)」をピックアップ☆

    DARRYL WAY’S WOLF / McDONALD’S LAMENT

    7分にわたりDarryl Wayによる渾身のヴィオラ・ソロをフィーチャーしたインストゥルメンタル・ナンバー。とにかくヴィオラが紡ぎ出す狂おしいまでの叙情に満たされた美旋律が圧倒的で、終盤に向けて徐々に感情を露わにしていくような劇的な演奏に思わず息をのみます。ヴァイオリンより低い音域を持つヴィオラならではの音色が、美しさだけではない言い知れぬ哀愁を醸し出しているのが大きな魅力です。滲んだトーンで揺らめくセンチメンタルなエレピ、静かに爪弾かれるアコギ、そしてシンバルを用いて潮騒のような効果を生み出すドラムと、他の演奏陣もヴィオラ・ソロを絶妙に引き立てる見事なバッキングを披露しています。これぞロック・インストゥルメンタルの最高峰の一つに位置づけられるであろう至高の名曲です。

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    • DARRYL WAY’S WOLF / CANIS LUPUS

      73年作、ヴァイオリンがこれでもかとむせび泣く大名曲「悲しみのマクドナルド」収録の1st

      元CURVED AIRのDarryl Way(vln)がJohn Etheridge(g)などと結成したグループ。Ian McDonaldがプロデュースした73年のデビュー作。格調高くリリカルなメロディ、叙情性溢れるヴァイオリンが魅力的な英国的な陰影に溢れた流れるような佳曲ぞろい。特に最終曲「悲しみのマクドナルド」は、Darrylのヴァイオリンがこれでもかとむせび泣く美しすぎる名曲。対照的に、「Cadenza」など、ヴァイオリンとギターの知的でテクニカルなバトルも聴きどころです。

    • DARRYL WAY’S WOLF / SATURATION POINT

      74年作2nd、ウェイのヴァイオリンと名手エサリッジのギターによる圧倒的にテンションみなぎるアンサンブル!英国プログレの傑作!

      CURVED AIRのヴァイオリン奏者であるDarryl Wayが結成、SOFT MACHINEに参加するJohn Etheridge、TRACE〜MARILLIONに参加するIan Mosley、CARAVANに参加するDek Messecarと、このグループを契機にワールド・ワイドに活躍することになるメンバーが揃ったグループによるによる74年作2nd。デビュー作では、Ian McDonaldをゲストに加えていましたが本作はメンバー4人のみで構成されており、前作からボーカル・ナンバーを減らすことでインストゥルメンタル重視の作風へとシフト。Darryl WayのクラシカルなヴァイオリンとJohn Etheridgeのギターによるスリリングな演奏を中心に構成されており、リズム隊も前作よりハード・ロック然とした躍動感を持つようになっています。

      • UICY9063

        紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、定価2039+税

        盤質:無傷/小傷

        状態:良好

        帯有

        帯中央部分に目立つ色褪せあり、解説に軽微な折れあり

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