HICKORY WIND『HICKORY WIND』【USサイケ】-MEET THE SONGS 第151回

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今日の「MEET THE SONGS」は、サイケ・ロック/フォークの傑作として人気の高いHICKORY WIND『HICKORY WIND』をピックアップ！

HICKORY WINDは、米中西部に位置するインディアナ州出身のバンド。
バンド名と同タイトルの本作は彼らの唯一作で、69年に自主制作されました。
ちなみにバンド名はバーズの名曲からとったようです。

内容の方は、ラヴ＆ピースのメッセージを伝えるジャケットそのままに大らかな雰囲気が漂うフォーク・ロックが中心。
自主制作ならではのチープ感はもちろんサイケ好きにはたまらないですが、この作品が人気を誇るのは1つ1つの楽曲の良さでしょう。

穏やかなフォーク・ロックから始まったかと思うと、ファズ・ギターがうねるガレージ・ナンバーが入ったり、テンポの良いラグ・タイム風の曲やディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を思わせる曲、ウェスト・コースト風の爽やかなコーラスを聴かせる曲など、当時の米ミュージック・シーンを色濃く反映した曲が並びます。

それでは作品からお聴きください！

Time And Changes

ボコスカとエネルギッシュに叩きまくるドラムと混沌と渦巻くヘヴィなファズ・ギターにしびれるガレージ・サイケ！

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Transit blues

米国のブルースマンに憧れた英国のブルース・ロック・バンドにはない陽気さや緩さがたまらないブルージー・サイケ・ナンバー。

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Mr Man

哀愁いっぱいのオルガンはグッとくるし、リリカルなピアノはハッとするほどだし、朗読調のヴォーカルも良いし、「Pale Blue Eyes」あたりのヴェルヴェッツも彷彿させる美しさ。

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いかかでしたか？
「MEET THE SONSG」は、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
またお会いいたしましょう。