2014年4月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
米ギター誌Guitar Worldが「エリック・クラプトンのギターが光る曲ベスト50」を発表。その中からTOP10を動画付きでご紹介します!
ロックの名曲ばかりですね☆それでは、10位からどうぞ!
原文はこちら
http://www.guitarworld.com/ec-listening-eric-claptons-50-greatest-guitar-moments
エリック・クラプトンがデラニー&ボニーのツアーを通して知り合った米南部系ミュージシャンと結成したグループ。70年リリースのバンド唯一作であり、ロック史上に残る傑作。ジョージの『All Things Must Pass』に通ずるような泥臭くもメロディアスな「I Looked Away」「Bell Bettom Blues」(クラプトン屈指の美メロ)「Keep On Growing」(抜群のグルーヴ)と続き、魂のブルース「だれも知らない」、静謐なフォーク・ロック「I Am Yours」、クラプトンのギターとデュアン・オールマンのスライド・ギターが火をふく「ハイウェイの関門」、メロウかつ粘っこい絶品スワンプ・ロック「Tell The Truth」、クラプトン屈指の名演「愛の経験」、感情ほとばしるジミへの追悼曲「Little Wing」、そして極めつけが「いとしのレイラ」、フォーキーな最終曲「庭の木」も絶品。もう「いとしのレイラ」が霞むぐらいの名曲の数々。僕は正直、好きな順でいけば、「いとしのレイラ」は下の方です。それぐらいの充実作。ロック史上に残る金字塔です。
デジパック仕様、2枚組、SHM-CD、定価3600
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
ブルースがやりたくてヤードバーズを抜けたクラプトンが参加したブルース・ロック・グループ。66年リリースの本作は、水を得た魚のようにクラプトンのギターが躍動する英国ブルース・ロック屈指の名作。本作が無ければ、英国のブルース・ムーヴメントは無かったでしょう。僕にとってのクラプトンは、アコギが得意な、落ち着いたブルースおやじというイメージだったので、本作をはじめて聞いたとき驚きました。すげぇエネルギッシュ!バキバキに歪んだギターのなんとスリリングで格好良いこと!長くしまわれていたギターを引っ張りだし、連夜、「Hideaway」を練習しました。クラプトンだけでなく、英国を代表するブルース・マスターであるジョン・メイオールの淡く渋いヴォーカル&ピアノも絶品の味わい。ブリティッシュ・ブルース・ロックの大名盤。
紙ジャケット仕様、98年デジタル・マスター採用、モノ+ステレオ各12曲収録、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
軽微なスレあり
66年発表のスーパー・ギタリスト・グループ、CREAMの1stアルバム。GRAHAM BOND ORGANISATIONに参加していたGinger BakerとJack Bruce、John MayallのBLUESBREAKERSに参加していたEric Claptonの3人によって結成された元祖ハード・ロック、元祖スーパー・グループによる記念すべきデビュー作です!ブルースのカヴァーなども含むものの、大半はJack Bruce作によるサイケ調のロック曲が並んでいます。次作と比べるとハード・ロック的な要素は薄く、サイケ・ポップ的な軽めの曲が多く。60年代末のアート・ロック的な雰囲気を思いっきり体感できる作品であり、あの時代の空気が感じられる素晴しい作品です。Eric Claptonは素晴しいギター・プレイを聞かせているものの、かなり控えめであり出番がくると思いっきり演奏するという感じ。そのため各曲はかなりメリハリがついており、ダラダラと演奏をしている感じはなく、この作品からは明らかに後のCreamへと成長して行くその萌芽が垣間見る事ができるでしょう。お薦めは、1.I Feel Free、2.N.S.U、4.Dreaming、5.Sweet Wine、6.Spoonful、10.Im So Glad等、ボーカル&演奏ともに素晴らしい楽曲が並びます。Creamファンの中では、このアルバムを最高傑作と考える支持者も多くあります。
68年8月発表の、スタジオ盤とライヴ盤を合わせた、彼らの唯一の二枚組みアルバムであり、最大の意欲作。スタジオにおける実験性や革新性と、怒濤の如く白熱した演奏が詰まったアルバムです。プロデュースは引き続きFelix Pappalardi。より脱ブルース色を狙ったロック・アルバムとなっており、時代の風を受けたカオスティックなジャケット共々、いかにも68年当時らしいサイケデリックな実験色の濃い楽曲を多く収録しています。今日においても決して解り易いとは言えない本作が、全米第1位を記録し得たことは、ロック史上特筆すべきことでしょう。内容の方はスタジオ編、ライヴ編が各1枚づつという2枚組。ライヴ感覚旺盛な後半ではERIC CLAPTONのギター・リフがカッコイイ超名曲「CROSSROAD」(伝説のブルースマン、ROBERTJOHNSON作)、前者のスタジオ編では人気曲「WHITE ROOM」が聴きどころ。ジャジーでブルージーなインプロヴィゼーションが冴え渡る屈指の大名盤です!
ヤードバーズ、ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスでは、基本的な役割はギタリスト。70年リリースの本作1stソロは、ギターよりも歌に比重が置かれた、SSWおよびシンガーとしてのデビュー作と言えます。サウンドは、ブルース色は薄く、デラニー&ボニーとの出会い、ジョージ、デイヴ・メイスン等との親交から生まれた土臭くメロウなスワンプ・ロック。60s&70sポップ/ロックが好きだけど、クラプトンは聴かない、って意外と多いように感じます(僕も長く聴かず嫌いでした)。ブルースのイメージではなく、ビートルズ「ホワイト・アルバム」に参加したギタリスト、というイメージで聴くと、すんなり音に入り込め、すぐに愛聴盤になりました。レオン・ラッセルの流麗なピアノが光る「Let It Rain」など、どの曲もキャッチーなメロディが魅力的。この後、本作に参加したジム・ゴードン(Dr)、カール・レイドル(b)等とデレク&ザ・ドミノスを結成して「いとしのレイラ」をリリースします。英スワンプ・ロックの幕を開けた名作。
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