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サンフランシスコ発、「愛と平和」のサイケデリック革命。

「花を愛し、歌を歌い、争いをやめよう!」

1960年代後半、アメリカはベトナム戦争という大義の見えない泥沼に深くはまり込み、国民の多くが、その戦争の意味について強く疑念を噴出させて行きます。そんな中、「一体、何の為に戦っているのか?」と、敵も味方も同じ顔をしているベトナム人を相手に戦うアメリカ人兵士…。そんな彼等の「恐怖心」を紛らわせる為、アメリカ政府は彼等に、精神安定を目的としたドラッグの支給を行います。

「戦争の為のドラッグから、愛と平和のサイケデリック革命へ」

このドラッグが国内にも広く波及。そんな背景の下に花開いたのが、西海岸はサンフランシスコを中心としたドラッグ・カルチャーとサイケデリック・ロック・ムーブメントです。彼等は、物質文明の行き着く果てにある、殺戮と破壊の世界に強く「NO!」を突きつけ、「花を愛し、歌を歌い、争いをやめよう!」という理想を掲げて、既存の体制に大きく反旗を翻します。これは「カウンター・カルチャー(抵抗文化)」と呼ばれ、20世紀世界の文化傾向として一大潮流を成して行く事となります。

「Sgt. Pepper\'s、ブリティッシュ・プログレのご先祖…!?」

この後、サイケデリック・カルチャーは大西洋を渡り、BEATLESの東洋思想、インド音楽への傾倒を促し、あの「Sgt. Pepper\'s Lonely Hearts Club Band」を誕生させます。「Sgt. Pepper\'s」は、ブリティッシュ・ビート・バンドの創作意識を飛躍的に高め、その遺伝子は、プログレッシヴ・ロック・ムーブメントへと受け継がれて行く事となるのです

JEFFERSON AIRPLANE

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「革命が起こっている」と歌い、事実上サンフランシスコ発サイケデリック革命の急先鋒を担った彼等。最大のヒット曲の一つであるこの曲は、本来「愛する誰かが欲しい」と言う意味合いの歌で、一人に絞らないトコロが当時のヒッピー思想を反映しています。

GRATEFUL DEAD

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LSD、音楽、映像による、全く新しい表現革命を起こした、GERRY GARCIA。彼が率いたこのバンドは、新しい生き方を目指した多くの若者達の共感を呼び、生活意識や人生観念の変容をもたらしました。感覚に根ざしたインプロは、正に彼等の生き様そのもの!

JANIS JOPLIN

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激しく命を揺らし、束の間の生を燃焼させた、ブルースの女王。「ステージの上では、何万人とファックしてるのに、部屋に帰れば一人ぼっちだわ」と語った彼女は、人一倍情熱的で寂しがり屋だったのかも知れません。その後、英国でも多くのフォロワーを生みました

DOORS

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LAの映画学校の学生だった、JIM MORRISON率いる、文学的狂気と退廃的なカリスマ性を発揮した、サイケデリック・ブルース・ロック・バンド。その陰りのある濃厚なサウンドは、後に英国において多くのフォロワーを生み、現在にあっても絶大な影響力を誇っています。

SANTANA

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サンフランシスコで結成された、ラテン・ロックとジャズの要素を打ち出した彼等の、レコード契約直後ウッドストック出演時の貴重な映像から。現代のミクスチャー感覚を先取りしたかのような、グルーヴィーで洗練されたサウンドは、先見の明あり。現役バリバリです。

JIMI HENDRIX

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ブルース・ロック・ギタリスト不世出の奇才による、WOODSTOCKフェスティバルでのアメリカ国歌のカヴァー。爆音で飛来する爆撃機や、逃げ惑う人々をエレクトリック・ギターで表現。アメリカ政府へのベトナム戦争の災禍を痛烈に批判した、歴史に残る名演です。

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在庫一覧

  • GRATEFUL DEAD / AMERICAN BEAUTY

    ガルシアの原点であるルーツ・ミュージック路線に回帰したカントリー・ロック永遠の名作、70年発表

    70年発表のスタジオ5作目。グレイトフル・デッドと言うと、長尺のギター・ソロをフィーチャーしたサイケデリック・ロックというイメージですが、本作で聴けるのは、美しすぎるメロディとハーモニー、しなやかで哀愁溢れるアンサンブルが印象的なアメリカン・フォーク・ロック。1曲目「BOX OF RAIN」が奇跡のように素晴らしく、憂いのある美しすぎるメロディ、心に染みるコーラス、メロディアスなギターは、何度聴いても感動的。NEIL YOUNG、CSN&Yあたりのフォーク・ロックのファン、WILCOなどの90年代以降オルタナ・カントリーのファンも間違い無く気に入るでしょう。アメリカン・ロック永遠の名作。

  • JANIS JOPLIN / PEARL

    JANISの絶唱を聴け!最後のスタジオ録音、全米No.1アルバム

    71年に発表されたJANISの遺作となるスタジオ・レコーディング。彼女の理想のプロデューサー、Paul Rothchildとのセッション通じて本当に自分の追求する音をみつけ、彼女の可能性は無限に広がっていきそうに見えた矢先、未完のままドラッグの過剰摂取により27才で亡くなりました…。『PEARL』はJANISが好んだニックネーム、人からこう呼ばれることを嬉しがったと言います。全米No.1アルバム。全米No.1シングル「Me and Bobby McGee」収録。新たなバック・バンドであるFull Tilt Boogie Bandを従えて制作されたが、本作が完成する前の1970年にジャニスは亡くなり、1971に遺作として発表された。ジャニスはこのアルバムの完成を待たずに死んでしまったわけですが、間違いなくロックの歴史に残る一枚。ジャニスの死によって、「生きながらブルースに葬られ」は、 歌なしのまま収録されました。全米9週連続1位。

  • JEFFERSON AIRPLANE / SURREALISTIC PILLOW

    シスコ産王道サイケ・ロック・バンド、サマー・オブ・ラヴを象徴する67年2月リリースの傑作2nd

    60年代後期、米西海岸で沸き起こったサマー・オヴ・ラヴを象徴する彼らの2nd。67年2月リリース。歌唱、ルックスともに圧倒的な存在感を放つGrace Slickが本作より加入。メインヴォーカル時にとる、一度聴いたら耳から離れないほど強烈なビブラート歌唱。バックヴォーカルとしても男性陣と見事に溶けあった流麗なコーラスワークを聴かせてくれます。歌唱もさることながら、Graceがもたらした最大の功績は、自身作「White rabbit」に顕著であるように、バンドにサイケデリックな要素を持ち込んだこと。そうしたバンド的な意義、そして西海岸サイケデリック・カルチャー全盛期の象徴としての時代的な意義。その互いを兼ねそなえた大名盤。名曲「Somebody to Love」収録。

  • SANTANA / SANTANA

    ラテン・ロックを打ち立てた69年衝撃のデビュー作!

    メキシコに生まれ15歳の時にアメリカへと移ったギタリスト、カルロス・サンタナを中心にサンフランシスコで結成されたグループ。69年リリースのデビュー作で、大胆にフィーチャーされたラテンのリズムをバックにサンタナの「官能的」と表現されるほどにギターがエモーショナルにむせび泣く、というスタイルで、「ラテン・ロック」というジャンルを築き上げた衝撃の傑作。オープニング・ナンバーからすでに、ウッドストックの出演時にジミ・ヘンやマイルス・デイヴィスをも驚嘆させたエネルギーとエモーションが溢れています。